沖縄ハーブ健康法~病気のデパートだった私がみつけた病に負けない生き方
“沖縄のマザーテレサ”による沖縄ハーブ健康法
リウマチ・心臓病・ガンの疑い……30代~50代は“病気のデパート”だった……。服用していた薬を土に埋め、沖縄ハーブと食事で体を立て直した。
現在、1日睡眠3時間、83歳で老人介護施設でお世話する側にたてる沖縄ハーブの力を紹介!
垂眠時閣は3時間と短いながらも、朝は2時間、全国の悩みを抱える人からの電話相談を受けることもでき、また私が苑長をつとめる老人福祉介護施設「いずみ苑」の運営、そして多くのボランティア活動・・・。
健康であるだけでなく、人のお役に立てることの幸せ。病と闘い続けてきた私は、そのありがたさを強く実感しています。
私は人生の節目節目で両親の言葉に支えられてきました。二人の言葉は、その後の私の心の持ち方に、とても大きな刺激を与えてくれました。
「病院は調べる所。 医者は調べる人。治すのは自分自身なんだよ。」
父は歯医者でしたが、私たち家族にはいつも決まって、こう言っていました。
「ていねな食生活は、健康の基本」
これは琉球宮廷料理の講師をしていた母が、沖縄のハーブや薬草や食べ物が自分の体にどう効くのかを、症状と照らし合わせて研究し、日常の食に取り入れることが大切であると教えてくれたものです。
薬を土の中に埋めた
ふり返ると、医師である父は、私の幼いころからよく言っていました。
「病気は自分で治すもの。医者は治せんよ」
加藤先生も同じことを私に教えてくれたのです。まずは自分の暮らし、心の持ち方を変えなくては・・・。
めざすは、病気が寄り付かない体づくり、心づくりです。
私は10年にわたり、大量の薬を飲み続けてきましたが、これを機会に家に残っていた薬は全部、庭に埋めてしまいました。
薬だけに頼る日々はもう終わりにしよう。
病気を自分で治してみよう、と決意し、薬を土に埋めたこの日は、長いトンネルから、ようやく出られたような気分でした。
ただ、それまで大量に飲んでいたものを飲まなくなるのですから、体の反動もきつく、当時は心臓も悪くなっていましたので、ニトログリセリンの入った瓶をいつも首から提げていないと、不安で仕方がありませんでした。
漢方に頼ったこともあれば、あまりの痛みに耐えきれず、モルヒネを打ってもらったこともあります。
大量の薬をやめたことは、それくらい大変なことでした。
沖縄の野草
健康長寿の県として知られている沖縄では、戦前から伝統的に食されてきた地域固有の野菜や野草があります。
栄養価が高く、いずれも体にいい健康食材です。県外でも、沖縄のアンテナショップや通販で手に入れることができます。
機会があったらぜひ手に取ってみてください。ここでは私が大好きで、食べると必ず元気になれる野草を紹介します。
クワンソウ
沖縄では、昔からリラックス効果や、刻んで乾燥させたものを煎じて飲めば安眠効果があるといわれ、「眠り薬」として重宝されてきました。若芽や葉、根元のやわらかい部分は和え物、花は酢の物やてんぷらにして食されています。
サクナ
別名を長命草といいます。カロチン、ビタミンC、カルシウムを豊富に含み、山羊汁に入れたり煮込み料理などに使ます。昔から風邪や咳止めに食されてきました。根は煎じて飲みます。
ニガナ
海岸沿いの岩場や砂地に自生するキク科の植物で、栄養素が高く、風邪の予防に効く野菜です。その名のとおり、強い苦味が特徴で、ビタミンA ・C、カルシウム、カリウムを豊富に含んでいます。
ハンダマ
沖縄では「血の葉」「不老長寿の葉」などといわれ、民間療法薬としてもよく知られています。葉の表が緑色、裏が赤紫色で、加熱するとほんのり紫色になります。
ビタミンA・B2、鉄分のほか、葉の赤紫色にはポリフェノールが含まれ、抗酸化作用もあります。疲れが溜まっているときに葉や茎を煎じて飲んだり、煮て食べます。
フーチパー (ニシヨモギ)
ビタミンA、カルシウム、カリウム、鉄分を多く含み、独特のさわやかな香りが特徴です。沖縄では古くから、細かく刻んでジューシー(炊き込みごはん)に入れたり、肉汁や魚汁、山羊汁の臭み消しや薬味として食されています。
襲い掛かる病に打ち勝てたのも、持ち前の精神力と父母の教え、沖縄のハーブに食事のおかげです。
ハーブの効能、具体的なレシピが満載。読むと病に対する考え方も変わります。 生き方を変えて、病を克服したい方にお勧めします。
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