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薬剤師の本音 65歳を過ぎたら飲んではいけない薬 宇多川 久美子 (著)

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薬剤師の本音 65歳を過ぎたら飲んではいけない薬

第二章 高齢者が知らない“薬漬け”のリスク より

どうして飲む薬の種類が増えるのか?

厚生労働省の調べによれば、75歳以上の約25パーセントが7種類以上、40パーセントが5種類以上の薬を処方されているといいます。

これは驚くべき数字ではないでしょうか。

もちろん、もらった薬をすべて飲んでいる人がどれだけいるのか、という疑問は残ります。

私の経験上、薬をもらうだけもらって飲まずにタンスの中にしまいこんでいる、という人も珍しくないからです。

ただそのことを差し引いても、日本の高齢者の多くが「薬漬け」といってもいい状態にあることは確かだと思います。

この本の読者の中にも、「毎日、7種類以上の薬を飲んでいる」という方もいるでしょう。

そんなあなたに聞いてみたいことがあります。

「あなたの薬が2剤、3剤、4剤、5剤と増えて、いくのはなぜでしょうか?」

「あなたが薬を飲みはじめた当初は、何錠の薬を飲んでいましたか?」

「飲む薬がだんだんと増えていったのではないですか?」

「そして今の錠数まで増えてしまったのは、なぜでしょう?」

もし、薬で病気が治るのならば、薬が増えるはずはないのです。

一定期間、薬を飲むことによって病気が治るならば、薬は減っていくはずです。

それなのに、飲む薬の種類が増えているのはどういうことか、考えてみてください。繰り返しますが、薬で病気は治らないのです。

生活習慣病を根本的に治すためには、生活習慣の改善しかありません。

薬は症状を抑えているだけなのです。

そして年を重ねれば、身体の不調が出るのは当たり前です。身体は確実に衰えているのですから。

それらの加齢による衰えをすべて「病気」と考え病院に行けば、医師は薬を処方してくれます。

新たな病院、新たな診療科を受診するたびに2剤、3剤と増えていくのです。

根本的治療をすることなく薬で一時的に症状を抑え続け、自分で病気を増やしていけば、薬の種類が増えていくのは当たり前です。

5剤以上飲んでいる人は見直しが必要

薬はあくまで症状を抑えるためのものです。病気を治すのは薬ではなくあなたの「自然治癒力」です。

前章で見てきたとおり、薬には副作用をはじめとするさまざまなリスクがあります。

加えて、高齢者にとっては「薬を飲む」こと自体が、若い時と比べてリスクが高くなっていることをご存じでしょうか。

休内に入った薬は酵素によって解毒され、代謝されることは第一章で説明したとおりです。

この解毒を行うのは肝臓ですが、年を重ねると肝機能が弱まってきます。

つまり、薬を飲んだときに解毒されにくくなってしまうのです。

さらに、年を重ねると腎臓の濾過機能も弱ってきますから、排泄機能も低下します。

結果として、薬物が体内に長い時間とどまってしまうということになるのです。

一日で排泄されれば問題ない薬物でも、長期間身体の中にとどまっていることで、悪影響が出てくるケースもあります。

薬は飲めば飲むほどリスクが高まることは指摘してきました。そして、高齢になればなるほど、その危険性は高まります。

5剤以上服用している人は、まずは一度、自分の服用する薬を見直してみるべきだと思います。

薬は「若い時と同じ」感覚ではダメ

高齢者は肝機能と腎機能が弱っていくにもかかわらず、飲む薬の量は増えているーーー。

そして、一つひとつの薬は、高齢者だからといって用量と用法が変わるわけではないのです。

一回の処方量が「大人は2錠」と決められている薬は、20歳の大学生にも80歳の高齢者にも等しく2錠が処方されます。

説明したように、若い時と比べて、高齢者は解毒機能も排泄機能も下がってしまっていることを忘れないでください。

運動機能や生理機能、免疫機能が加齢とともに低下することを「加齢変化」というのですが、年齢によるこのような変化を加味せずに薬は処方されますから、高齢者の身休に対して、薬はより悪影響を及ぼすこともあるわけです。

しかも、これまで説明してきたように、高齢になればなるほど飲む薬の種類も多くなっているのです。

誰が考えても、身休にとって何ひとついいことはないとわかるはずです。

高齢者がたくさんの薬を飲むということは、弱っている身体に大量の毒を入れているようなものなのです。

高齢者はできるだけ薬は飲まないに越したことはないのです。せめて、少ない数になるように配慮するべさでしょう。


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