酵素いきいき生甘酒―ノンアルコール、ノンシュガー、麹でつくる
麹で作る甘酒は、日本の伝統的滋養飲料。自分で作れば酵素いきいきの「生」状態で飲める!
本書では、麹と水があれば4時間で出来上がる、日本一かんたんな生甘酒づくりの方法をご紹介。
白砂糖のかわりに甘酒を使うことをおすすめします。
「生甘酒」って何?
今、健康や美容にいいと話題の甘酒は、「麹でつくる甘酒」こちらはノンアルコール、砂糖も入っていません。
麹と水をまぜて発酵させてつくる、昔から日本人に親しまれてきた甘い栄養ドリンクです。
麹でつくる甘酒には、ビタミンやアミノ酸のほかに100種類以上もの酵素が含まれていて、とても滋養豊富。「飲む点滴」「飲む美容液」ともいわれます。
ただ市販されているほとんどの甘酒は、味の変化を防ぐために加熱(火入れ)されています。
その結果、熱でビタミンが変成し、微生物も死滅し、残念なことに酵素も活動停止(失活)しています。
そこで私がおすすめするのは、「生」!
自分でつくる、火入れをしない「生」の甘酒です。
「生甘酒」なら、活性している酵素や新鮮なビタミンなどを余すところなくいただけます。
Dr.白澤もおすすめの生甘酒
白砂糖の代わりに甘酒を使うことをおすすめします。
健康と深い関係をもつ腸内細菌(善玉菌や悪玉菌など)は、常にそのバランスが変化しています。
腸内細菌をよくするには、食物繊維や食物繊維と同じ働きをするレジスタントプロテイン、善玉菌のエサとなるオリゴ糖などを含む食品をとり、善玉菌を増やすことが大切です。
甘酒にも食物繊維やレジスタントプロテイン、オリゴ糖が含まれています。
ならば、健康のためにできる限りたくさん飲んだほうがいいのか?
というと、糖を多く含んでいますのでやはり過剰摂取はよくありません。
しかし、甘酒の甘さには精製された白砂糖と違って中毒性がないため、飲みすぎになるまで飲んでしまうことはないでしょう。
そして、白砂糖にはない栄養素も含まれますから、今までとっていた白砂糖に甘酒を置き換えるといいでしょう。
夏バテ防止、疲労回復のために
甘酒をつくるときは、麹菌の分泌したでんぷん分解酵素が、米のでんぷんをブドウ糖やオリゴ糖などに分解。
甘くなるのはこのためです。
さらにたんぱく質分解酵素が米のたんぱく質をアミノ酸に分解するので、うまみもでます。またビタミン類もつくられます。
つまり甘酒には、酵素の働きによって生み出された栄養が豊富に含まれているのです。しかもすでに分解されているため、身体への吸収も早い。
栄養ドリンク的な即効力がありますので、夏バテ防止や疲労回復に有効です。
Part 1 日本一かんたんな生甘酒のつくり方
Part 2 生甘酒ドリンク
Part 3 生甘酒スイーツ
Part 4 生甘酒なんでもQ&A
Part 5 生甘酒をつくって飲んで、食べてうれしい変化が!
Part 6 冷たいスープ&ドレッシング・たれ・漬け床
Part 7 生甘酒応用編
酵素いきいき生甘酒―ノンアルコール、ノンシュガー、麹でつくる | ||||
|