クコは長い間利用し続けているとめざましい不老長寿の効果をあらわす代表的植物

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森下敬一 『食べもの健康法』●くこ

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くこは長い間利用し続けているとめざましい不老長寿の効果をあらわす代表的植物である。

その一つのあらわれは、視力の衰えの防止に威力をあらわれることで、古い本には「あたかも消えかかった灯明に油をさしたようになる」と書かれている。

したがって、かつての爆発的くこブームの終わりと共に、それとは無縁となってしまった人は、大変惜しいことをしたことになる。

くこは、春、秋に新芽を出す。

その軟らかい葉をくこ飯にすると、くこ特有の風味が満喫できる。炊き上げたご飯に、油炒めしたくこを混ぜ込めばよい。

このほか、天ぷら、ゴマ和え、汁の実などにいろいろと工夫して用いるといいだろう。

どんな成分によるのかはわかっていないけれど、くこは特に消化器、循環器、呼吸器の機能を健全にし強化する。

実際、慢性胃炎、肝臓病、高血圧、肺結核がよくなったという例が多い。血管の老化を防止する作用もあるので、動脈硬化の防止に役立つ。

また、低血圧や冷え性にもよく効くことから考えると、自立神経機能の安定化作用もあるらしい。

くこ茶にして用いても、同様の効果が得られる。これは乾燥した葉を香ばしくほうじて用いる。

番茶のように熱湯を注ぐだけで飲めるから便利でもある。

ただし、煎じ汁は感化作用を持っているから、便秘症の人は乾燥した葉を煎じて飲む方法がいいだろう。

また、ふりかけにして利用する、という手もある。夏に、葉・つぼみ・花などを採取して水洗いした後、陰干しして、こんがり炒って粉末にして用いるのである。

これに、ミネラル食品であるこんぶ、のり、ごまの粉末に、焼塩(自然塩を炒ったもの)を混ぜれば、すばらしい浄血・健脳ふりかけだ。

くこはまた、大変な強壮・強性食品である。

それもそのはずで、くこは非常に生命力の強い植物。挿し木で容易に発根するばかりか、くこ風呂に使った後の実からも発芽するほど。強壮・強制効果を得るためには、若葉を生食するか、またはくこ酒を飲むとよい。

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くこ酒は、乾燥したくこの実(漢方薬店で売られている)300~500gに、焼酎1.8リットルを注いで、3ヶ月以上ねかせておくとできる。

これを毎晩盃に1~2杯ずつ飲む。決して飲みすぎないこと。好みで、はちみつで味つけしてもよい。

このくこ酒は、そのほかに糖尿病、不眠症、冷え性、不感症にも有効である。

ところで、くこ風呂は、薬草学の古典に「くこ葉の煎湯は、人をして光沢ならしめ、百病を生ぜざらしめる」と書かれているように、美容、強壮効果が大だ。

葉だけでなく、皮膚機能を健全にする作用が著しい実も、一緒に用いるとよい。

煎じ汁を風呂に入れて、普通に入浴すればよいのである。

熟したくこの実を、同量の本物のごま油に浸して2ヶ月以上置いたものを頭皮にすり込むと白髪止めとなり、ヤケドにも有効だ。

■くこ飯

①くこは新芽を摘み、洗ってから、自然塩ひとつまみ入れた熱湯でさっとゆでるか油炒めにして塩味をつけておきます。

②玄米飯は塩を加え、軟らかめに炊いておきます。

①と②を彩りよく混ぜます。

■バター炒め

塩ひとつまみ入れた熱湯でサッとゆで、冷水に冷まして水気を切り、植物性バターでいためます。塩、こしょうで味つけします。

■ごま和え
茹でて絞ったものを、すりごま、しょう油、好みで、みりんかはちみつを加えたもので和えます。

■からし和え
やや薄めにといた衣に、1cmぐらいに切ったはこべを混ぜ、かき揚げ風にカリッと揚げます。

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森下敬一 (もりした けいいち) 医学博士

お茶の水クリニック 院長 千島・森下学説『腸管造血』提唱者

東京医科大学卒業後、生理学教室に入り、血液生理学を専攻。千葉大学医学部より学位授与。

新しい血液性理学を土台にした自然医学を提唱し、国際的評価を得ている。

独自の浄血理論と、玄米菜食療法で、慢性病やガンなどに苦しむ数多くの人々を根治させた実績をもつ自然医学の第一人者。

著書に「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す 50歳からの食養生 」「ガンは食事で治す」など約80冊がある。

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