【図解】脳がよみがえる断食力 山田 豊文 (著)

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【図解】脳がよみがえる断食力

アスリートはなぜ断食するのか

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私はこれまで、野球、格闘技、ゴルフなど、さまざまなスポーツのアスリートにコンディショニングのサポートをおこなってきました。

それは、食や栄養に関するアドバイスが大きな柱となっていますが、なかでも重視しているのが断食です。

断食を経験すると、疲れにくくなったり、体の動きがよくなります。

そして何より「脳力」が飛躍的にアップするのです。

このように断食をコンディショニングに取り入れているアスリートがいるのは、日本だけに限りません。

あまり知られていないかもしれませんが、4回のオリンピックに出場し、9個の金メダルを獲得した陸上短距離界のスーパースター・カール・ルイス元選手は、動物性たんぱく質をとらない菜食主義者であったほか、断食を取り入れていました。

2010年に引退したアメリカ大リーグのトレバー・ホフマン元投手は、通算セーブ記録は世界2位(ナショナル・リーグでは1位)を保持しています。

現役時代、彼が体のメンテナンスとしてシーズンオフにおこなっていたのも断食でした。

ホフマン元投手は、断食用のドリンクを飲みながら、2週間もの長期にわたって断食をしていたそうです。

また、1986年に人類史上初の8000 m峰全14座完全登頂(無酸素)を成し遂げた登山家ラインホルト・メスナーも、断食実践者のひとりです。

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メスナーは毎朝、冷水シャワーを浴び、腹式呼吸をおこない、高度差1000mの距離を7km走るというトレーニングを続けていました。

そして肉を食べず、週に1回は断食をおこなっていました。

体力勝負のアスリートは、一般の人以上に肉を食べ、高カロリーのものをとらないと体がもたないのではないかと思われるかもしれません。

しかし、結果を出しているアスリートは、むしろ「食べない」ほうが体のコンディションがよくなることを知っています。

また、一流になるには、集中力、判断力といった頭のよさが欠かせません。

それを理解しているからこそ、彼らは断食するのです。

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栄養素を味方につけるミネラルファスティング

ミネラルファスティングの大きな目的は、体にたまった有害物質を解毒すると同時に、ケトン体を有効活用することも含まれます。

それをサポートしてくれる3つの重要な栄養素があります。

ひとつめは「マグネシウム」。前述のように、「B酸化」や「TCAサイクル」のそれぞれにおいて、エネルギー生産に欠かせないミネラルです。

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そのほかに内臓の修復やカルシウムの体内バランスの調整、解毒を促進する働きなど、325種類にも及ぶ体内酵素の働き(細胞内の生命活動)に深くかかわっています。

2つめが「MSM」です。メチルスルフォニルメタン(MethylSulfonyl Methane)の頭文字で、硫黄を中心とした物質です。

解毒効果のある含硫アミノ酸(メチオニン、システインなど)の合成にかかわっており、デトックスを強力にサポートしてくれる、

心強い味方です。

また、MSMには痛みをやわらげる効果や組織の修復を促す効果が期待できるため、ミネラルファスティングにおける治す力を強力にバックアップしてくれます。

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さらには血糖値を安定させ、空腹感をやわらげる効果もあります。

ミネラルファスティングの「ミネラル」は、おもにこのマグネシウムとMSMという2つのミネラルのことをあらわしています。

3つめの栄養素は、「Lーカルニチン」です。

Lーカルニチンはミネラルではありませんが、断食中の脂質代謝(エネルギー代謝)を強力にバックアップしてくれます。

脂肪酸がケトン体となってさまざまな健康効果を発揮する上でも、Lーカルニチンの存在が欠かせません。

長期間(6日以上)のミネラルファスティングが可能なのは、マグネシウムとMSM、そしてLーカルニチンのおかげといえるでしょう。

ミネラルファスティングを実践した方からは、「空腹を感じずに続けられた」「ほかのダイエット法よりも体脂肪の減りが早くて驚いた」という声をよく聞きます。

それは、これらの栄養素を摂取するミネラルファスティングだからこそ可能になるのです。

【図解】脳がよみがえる断食力
山田 豊文 青春出版社 2016-04-29
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