「 僕、がん患者をやめます! 」~おかげさま、ありがとう~

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ガンの克服・支援活動で、生還実績をあげる NPO 法人いずみの会発行の会報より許可をいただき一部抜粋、転載させていただいています。

演題「 僕、がん患者をやめます! 」~おかげさま、ありがとう~

講師: 須網 清弘 氏

<がん患者になる>

2015年4月胃癌が、みつかり5月に胃と脾臓の全摘とリンパ節の除去手術をうける。

ステージ C のスキルス胃癌と判明極めて高い転移再発率5年生存率の低さに、ショックを受けこれからの自分の事が分からなく酷く落ち込みました。

当時はがんになるのが当たり前の生活をしていた、食生活は、無茶苦茶で朝は 7 時前に食べ昼は 4 時頃、夜は 11 時過ぎ、睡眠時間は3・4時間酔った勢いで寝る、仕事は休みが取れず酷い生活をしていたので、がんが見つかりショックを受けた反面ホットした自分もいました。

<運命の出会い>

退院して2 週間後杉浦貴之トーク・ライヴに、彼のトーク、歌に笑い涙しそこで生きる希望を見つけた、がんになってもあんなに 輝いて生きてる、そして同じ病の人達に希望を与えてる衝撃でしたああなりたいと素直に思いました。

暗闇の中で一筋の光を見つけたそんな感じでした。今も彼からいい影響をもらっています。

同じころめぐみの会の織田さんとも出会う、この二人との出会いが今の自分に大きな影響を与えています。人の出会いって大切ですね。

<歌が抗がん剤>

術後投薬による抗がん剤治療が始まるが、副作用に悩まされリュウマチも発症する。(抗がん剤の影響ではないそうです)

6クールが済んだ時に投薬を自分の意志でやめる。

QOL を高めるために、それからはがん治療は何もしてませんが生きてます。代わりに何をしたか?そう歌うことを始めたのです。

歌う事は一番苦手で(小6の合唱コンクールの時に音楽の先生から声を出すな口パクで身体だけゆすっていればいいとそれ以来)人前で歌ことなんか出来なかったそんな自分が歌を始めたのです織田さんからめぐみ音(がん患者の音楽グループ)に誘われて。

「元気になったら歌うじゃない、歌って元気になる。」

本当に元気になったんです。今まで出来ないと思い込んでいたことができた、歌う喜びを感じたことで、何でもいいからできなかったことにチャレンジしてください、きっと心と身体に変化が起きると思います。

主治医も体調の良さに驚き 「あなたには、歌が抗がん剤だね。」 と。

<再発・転移>

1年半後腹膜に転移(腹膜播種)主治医から、治らないと末期宣言を受ける。

治らないなら治さない、生きてる今を大切に生きる事に意識を変える。がんとの共存患者として楽しく生きる生活に。

「末期がんは、がんが末期で自分は良くなる。」と都合のいい解釈。思い込む(この気持ち大事)。

患者として生きる事によろこびを感じてる自分、仲間たちと楽しく過ごす時間、がんになる前より充実した人生、がんになってよかった。

<がん患者やめちゃいました>

患者でいることが当たり前になり、患者会に居場所ができこれが一番良いことだと思うようになった。

でも本当にこれで良いんだろうかと、心の声が。それが望む生き方か?

がんが主人公の人生を生きるのか、自分が主人公の人生を生きるのか?自分が主人公でありたい。もうがんに囚われないと思考を変える。

がんをかすり傷くらいに思う気にしないで生きる事にした。心や身体が喜ぶ生き方を、心がける。

今年の夏、体が冷えると我慢していたかき氷を食べる。美味かった涙が生きてる実感。(これってすごく大事だよね)

患者やめてよかった。(個人の見解です)

<伝えたい思い>

どんな状況になっても決して諦めない。 (光は必ず見える)

自分の命を他人に委ねない。 (自分の命は自分のもの)

自分で決める。 (他人に責任転嫁しない)

特別な一日じゃない当たり前の一日を生きる。

今日一日をありがとう、おかげさまで楽しく過ごしてください 。 がん患者なんて忘れて 、 それで良いです。

がん患者やめちゃいましょう!

闘病だけの人生を生きないでください、身体の中に居たっていいじゃないですか普通に生きて行きましょう 。

何時も自分らしく、笑って泣いてそして最後は笑って 。私はそう生きたい。

がんに自分の生き方を決められるなんておかしいじゃないですか?自分の人生です、どう生きるかは自分自身できめる。

これはあくまでも私の感じた事、思った事です 。 誰かの心が軽くなれば幸いです。

NPO法人いずみの会  会報173号(2019年1月上旬発行)より

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