ガンの克服・支援活動で、生還実績をあげる NPO 法人いずみの会発行の会報より許可をいただき一部抜粋、転載させていただいています。
東京講演会の報告
「病気治しは生き方直し」
~大切なのは半歩前に進む行動と楽しむ心~ 織田 英嗣 氏(めぐみの会代表)
“発病の経緯”
㈱三越食品部での仕事を頑張って同期で1番の出世をするが、管理職になったことで部下の管理をする仕事が中心になるが、もともと自分で何でもやって結果を出してきたので、出来ない部下に対して「何ででできない!バカばっかりだ!」「こいつらのせいで売り上げが伸びない」と言った怒りの感情で溢れかえるようになる。
また新潟に転勤となり慣れない土地での部下のほとんどが年上という人間関係や仕事の仕方、ほとんど太陽がでない気候などで酒に溺れ精神安定剤が欠かせないようになってしまう。
3年で名古屋に帰りお菓子売場のマネージャーになり、売上は年間80億、部下はパートナーを入れると500名以上と新潟時代とはあまりにもかけ離れた環境に戸惑いながらも持ち前の負けん気で頑張るが、周りは空回りするようになる。
そして1年後 電池切れで布団から起き上がることも出来なくなり鬱病を発症3か月の休職をすることになってしまう。
その後職場復帰するが、抗鬱剤や安定剤を飲みながらも頑張って休職のマイナスを取り戻そうと必死に頑張るが、10か月後の健康診断で、食道がんが見つかる。
精密検査の結果、粘膜層を越えて筋層まで達している2.5×5センチの胸部食道がん。
入院後の検査ではリンパ節転移があることが解り、このまま手術をしてもすぐ再発の確率が高く、再発したら余命は半年から1年ということで、術前に抗がん剤治療をして小さくなったら手術をすることになり、5FU+シスプラチンを投与。
“楽しい入院生活”
大手をふって会社を休める喜び鬱病での休職中「痛くない病気でなんの気兼ねもなく会社を休みたい!」と思っていた。
また、昔プロボクサーをやっていたほどの超ドM の性格もあり、抗がん剤の苦しい治療もワクワクしていたが、副作用はほとんどなく食欲も旺盛で楽しいのんびり楽しく夢のような時間を過ごすことになった。
その結果、食道がんは抗がん剤があまり効かないCランクにも関わらず、胃カメラでも解らないくらい小さくなっていた。
医者に「これなら手術をしなくてもいいのでは?」と聞いてみたが、リンパまで行っていたガンなので、切らなかったら間違いなく半年以内には再発すると言われて手術を受ける覚悟をする。
“本当の苦しみ”
術前インフォームドコンセントで現実を突きつけられる。
食道ガンの手術は消化器では一番難易度が高く、術後1か月以内に死亡する確率は5~10%
合併症は小さいものを含めると50%以上10時間以上かかる大手術になり術後人工呼吸器での呼吸コントロールが必要になる可能性は70%以上リンパ節転移があったので広範囲の廓清が必要となるが、早い段階で再発するする可能性が大きい。
いったいこの先自分はどうなってしまうのだろうという不安と恐怖でいっぱいに。
〝絶望感“
結局、手術は15時間かかり意識が戻った時には人工呼吸器をつけられていた。
この時の状態は、動けない、話せない、息が出来ない、もちろん飲食もできない、眠ったら死んでしまうのでは?という恐怖で命綱のナースコールを握りしめながら、恐怖・孤独・無力感 そして絶望感で放心状態の2日間を過ごすこととなった。
それでも日にち薬とはよく言ったもので、徐々に回復して5日目となり翌日から口から食べ物を入れることが出来ると言われた日に合併症の縫合不全が発生縫合箇所から空気が漏れ上半身が風船状態になってしまい、夜中に緊急手術で縫合箇所を切開して空気を抜き、ドレーンを再度つける処置をして、その後3週間絶食状態を経験。
しかし今振り返ると、このようなどん底の状態があったからこそ今があると思う。
「絶対にあそこには戻りたくない」という決意のもと、一般病棟に戻った術後15日目から口から飲食もできなくドレーンなどつけた状態にもかかわらず毎日1万歩歩くようにした。
その結果、通常なら退院まで2ヵ月はかかると言われたが40日で退院することが出来た。
〝さらなる絶望″
退院時主治医に生存率を聞いてみると30%前後・・・
自宅に帰りネットで調べてみると更に悪い情報しか出てこない。
ウイキペディアでは、食道がん全体での5年生存率は1970年には4%であったが現在では14%ほどに改善している。
2年以内に再発する可能性が高く、再発した場合はおよそ半年の余命。
放射線や抗がん剤で1年以上生きられることもあるが、早ければ3か月以内のこともある。
この先の人生がまったく見えなくなり、今度は心のうえでの絶望感が押し寄せる。
“絶望と不安から蘇ることが出来たのは?”
「がんになっても治ったり、元気になったりしている人がいる!」
2007年2月 いずみの会との出会い中山会長の「ガンを生き抜く」という言葉と、元気に生きている患者さんと出会い、希望を持つことが出来た。
2007年12月 NPO法人ガンの患者学研究所との出会い川竹文夫代表の「責任を取ればガンは治る!」たくさんの治った人との出会いと、徹底的に学んだことで生き方を変える決意をする。
球根から地上に出ている芽を、手術で切り取っても、抗がん剤で毒を撒いても、放射線で焼いても、地中の球根がある限りは何度でも芽は生えてくる。
地上の医療の領域だけで終わらせてしまうから癌は再発するし治らない。地中の球根をなくすことは医療ではできない患者の領域。
それが生き方と腹に落ちたことで、生き方を180度変える決断をした。
〝最初にやったこと“
環境を変える
環境によって変わるもの・・脳に入る刺激
ガンになる前は百貨店という環境
耳・・・騒音・悪口・雑音
目・・・雑然・無感動・文字や数字ばかり
鼻・・・悪臭・薬品臭
口・・・添加物・孤食・加工品
感覚・・よどんだ空気・冷暖房
病気になりやすい環境は無感動
ガンになった時大切なことは自ら行動すること
行動するためには感動、感じて動くことが必要不可欠
行動できない、継続できないのは、感動がないから
環境が変わらないから環境を変えることで、行動が変わる、心が変わる、生き方が変わる!
私がやったことは「学び、仮説を作り、実践する」やっていることが不安になったり継続できないのは、きちんと学ぶことをせず、人から聞いたことや情報に飛びついているだけだから。学ぶことは下に根を張る行為。
多くの人は根を張らずに上に伸びることばかり意識しているので、すぐ倒れてしまう。
〝依存から自立へ“
ガンになったとき誰が治すか?
多くの人は医者や治療家に治してもらうばかりで自分で何もしない。
手術・放射線・抗がん剤・ホルモン剤は、辛く、苦しく、痛い治療ばかりで、気力の喪失や無力感を産んでしまう。
それで体調が良くなればいいが多くの場合は悪化してしまう。
代替療法(リンパ球活性・健康食品・高濃度ビタミンC等々)は苦しみは少ないがお金がかかる。
体調はさほど変わらない。
どちらも人任せ・依存状態でまな板の上の鯉状態。自分の命がかかっているのにそれで良いのだろうか?
私がやったのは自助療法(食事、運動・お手当て、呼吸法)気持ち良い、癒される、リフレッシュでき、身体も心も軽くなる。
そして体調はやればやるほど良くなる。
自分でやったら、やっただけ結果はついてくる。
それが達成感につながり、自信を持てるようになり、自立につながる。
自分の主治医は自分しかいない。
私がガンになった時、子供は小学2年、4年代替療法や健康食品でお金を使ってしまい死んでしまったら・・・
お金がなかったから自分で治すという覚悟が出来たような気がします。
(後略)
* 詳しくは是非DVDを観てください。
NPO法人いずみの会 会報162号(2017年3月発行)より
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