からだに効く 野菜の教科書

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からだに効く 野菜の教科書 (主婦の友実用No.1シリーズ)

生活習慣病予防から美容まで、健康できれいな体をつくる野菜の選び方や食べ方、栄養素、保存方法等がわかる一家に一冊の必読書。

「ピーマン特有のにおいの元、ピラジンには血液サラサラ効果が! 」

「ねぎの辛み成分、硫化アリルと豚肉のビタミンB1を組み合わせると、疲労回復や睡眠改善に! 」

知っているようで知らない、野菜の持つ健康への効果効能を、キーワードで分かりやすく解説。

おいしい家庭料理のレシピやより効果が期待できる他の食材との食べ合わせのアドバイス付きです。

また、野菜の旬の時期はもちろん、「ピーマンはへたの切り口が新鮮なもの」「ねぎは指でつまんだときにフカフカしていないもの」を選ぶなど、野菜を買う時にすぐに役立つ情報も満載。

買ってきた野菜をすぐにダメにしてしまう、下ごしらえがわからないという、野菜初心者も本書があれば野菜のおいしさを余すところなく楽しむことができます。

実野菜、葉野菜、根野菜、香味野菜、ハーブ類、きのこ類の身近な約85の野菜が勢ぞろい。

男女問わず、1家庭1キッチンに1冊常備したい教科書です。

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トマト

原産地は南米のアンデス地方。16世紀にヨーロッパに渡り、世界中に広がりました。

日本に入ってきたのは江戸時代の初頭で、当初は酸味が敬遠されて鑑賞用に栽培されていました。

食用になったのは明治時代以各で、一般に消費されるようになったのは戦後のことです。

トマトの酸味であるリンゴ酸などは、胃液の分泌を促し、炭水化物など糖質の消化を助けます。

またカリウムを含み、体内から余分な塩分を排出して血圧を下げる効果があります。さらに美肌を保つコラーゲンの生成を助けるビタミンCも豊富です。

用途はサラダや煮込み料理などさまざま。加熱すると甘みが引き立ち、健康効果にすぐれた夏野菜です。

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作る 加熱するとおいしさがアップ

生で食べてもおいしいトマトですが、加熱すると甘みが引き出されてグンとうまみが増します。

これは、グルタミン酸といううまみ成分の働きによるもの。このグルタミン酸と相性のよいイノシン酸を多く含む肉や魚介といっしょに調理するとさらに深みのある味わいに。

スープや煮込み料理、ソースなどが人気です。

コツ 油を使って効率よくリコピンを吸収

リコピンは熱に強く、また油を使って調理することで体内での吸収率が高くなります。

油でいためたり、オリーブ油を使って煮込むなどすると効率よくリコピンをとることができます。

生食のときはごまドレッシングやスライスアーモンドなど手軽に加えられるビタミンEをプラスして。

保存 室温での保存が基本。熟している場合は冷蔵庫へ。冷凍保存も可能。

トマトは冷やしすぎると味が落ちてしまうので、ざるなどにのせて室温で保存します。

よく熟している場合は冷やしすぎないようにポリ袋かラップに包んで冷蔵庫の野菜室で保存し、早めに使いきります。

余ったときやたくさんあるときは、まるごと冷凍するのがおすすめ。食べるときに加熱調理してシチューなどに使いましょう。

作リおきのトマトソースをアレンジ パスタアラビアータ

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たくさんあるときはトマトソースに

玉ねぎ(1/ 2個)とにんにく(1かけ)をみじん切リにし、弱火でいため、トマト(5個) を加えて強火でいためる(a)。

塩、こしょうを振って弱火で3-4分半量になるまで煮詰めて(b)、塩、こしょう、ケチャップで味をととのえて完成。

材料(4人分)

スパゲッティ…300g
トマトソース… 2カップ分

にんにく・・・1かけ
赤とうがらし・・・ 1本
オリーブ油・・・大さじ2
塩、こしょう・・・各少々

1 にんにくは縦半分に切ってつぶし、赤とうがらしはヘたをとってタネを除き、オリープ油とともにフライパンに入れて弱火にかける。

香リが立ったらトマトソース2カップを加えてあたためる。

2 なべにたっぷリの熱湯を沸かして塩適量を加え、スパゲッティを入れてゆでる。好みのかげんにゆで上がったら湯をきリ、1に入れてからめる。味をみて塩、こしょうを振る。

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