不自然な食べ物はいらない 内海聡 (著) 野口勲 (著), 岡本よりたか (著)

シェアする


不自然な食べ物はいらない

ふつうにスーパーで売っている野菜。

じつは、ほとんどが「F1種」という、子孫ができにくい野菜だと知っていますか?当たり前にコンビニエンスストアで売っているお菓子。

食品表示はされていなくても、原料に「遺伝子組み換え食品」が使われているかもしれないと知っていますか?私たちはすでに、ヒドイものを食べている!?

遺伝子組み換え食品3大障害「がん」「アレルギー」「不妊」

protest-827936_640

内海 毒性がたくさん報告されているのですよね。まず、このGMO作物は効率がいいと採用した多くの国では、飛行機を使って除草剤も大量にまきます。

このために、地域の子どもたちを中心に発疹などの健康被害が出て、放し飼いしていた鶏や豚は死に、牝豚や雌ヤギの死産、早産が相次いだとされています。

因果関係は明確にされていませんけれど。

そもそもGMO作物そのものが殺虫成分を内部に作り出しているので、たとえ洗おうが何しようが、絶対に殺虫成分がなくならないわけですね。

それなのに家畜のエサにもなっているし、家畜の中に蓄積されて人間が食べるとどうなるのか。

GMO作物を推進する側は「人間は消化するので残留成分がほとんど体内に入らない。もしも入ったとしても、人間はその殺虫成分を受け取る酵素は持っていないので、必ず体外に排出されるので安全です」とずっと主張しています。

corn-63061_640

けれども、人間に残っているかどうかを、カナダのシェルプルック大学病院の産婦人科の先生がお調べになったら、妊婦さんの93%の体の中に、その殺虫成分が残っていたという報告があります。

GMO作物とは、殺虫成分が遺伝子レベルで入っていて、除草剤まみれの、つまり知らぬ間に食べている遺伝子組み換え食品作物といえるのでは。

岡本 しかも、同じ作物に同じ薬物をかけていれば、虫のなかにも、耐性を持つスーパー害虫が出てきます。

GMOトウモロコシを逆にエサにする害虫(根切り虫)まで出てきました。そのスーパー害虫対策として、GMOにあらたな殺虫成分が必要になってきたのです。

このために、ますます体に悪い作物が作られてしまう。

さらに、除草剤に耐性を持つスーパー雑草まで出てきました。こうなったら、毒性のより強い除草剤を使うしかない。

crop-duster-176979_640

米国では承認待ちですが、枯葉剤をまこうとしているらしいです。これは、ベトナム戦争のときにベトナムでまいたものの主成分のひとつです。

ちなみに、GMOと枯葉剤は、同じハイテク企業が作っています。

とにかく人間への健康被害もより深刻になってくるでしょう。

スーパー害虫とスーパー雑草に対応するために、現在は、たとえば、GMOトウモロコシに8種類の遺伝子(殺虫遺伝子6種類、除草剤耐性遺伝子2種類)を入れるようになったほどですか
ら。

このように、GMO作物とスーパー害虫、スーパー雑草のいたちごっこが続いています。しかし、このいたちごっこは、GMO作物を作るバイテク企業にとっては御の字なんです。

なにしろ特許のある新作物が次々に売れるので。

もし特許が切れてしまったら、新しい遺伝子を組み込んで、別のGMO作物にする。また別の特許をとって、それを売って儲けます。

gmo-254539_640

スーパーの野菜は、おいしくないF1種がほとんど!

内海 私も今までそれほど気にしていなかったのですが、野口さんの書籍「タネが危ない」を読んで、最近の野菜の不自然さを知りました。

種の話はやはり、種屋の野口さん。野口さんの扱う種は、遺伝子組み換え(GMO)種とはまったく違うものですね。

野口 そうですね。そういう質問を講演会で受けることも多いので、その話をしましょう。まず、昔からある種は「固定種」といいます。

seeds-1302793_640

固定種とは、味や形などの形質が固定され、品種として純度を高めている(品種として独立している)種のこと。

この固定種の種だけを販売している日本唯一の専門店が、うち、野口種苗というわけです。

種は、その土地や気候に適応する馴化という力があります。だから、その地域の環境に合わせて、世界各地でそれぞれの風土に合った野菜が生まれてきました。

また、変異を重ねた病害菌にも抵抗性をもつようになります。固定種は気候風土に合わせ、どんな病気にも対応できる可能性を秘めているのです。

vegetables-790022_640

自家採種をくり返すことで、どんどんその土地に適応して、無農薬でもときには無肥料でもたいして病気にかからず、虫食いもそれほどでもなく、おいしく育つ野菜に変化していきます。

また、その土地に以前から存在する野菜と交雑して変化しても、8年、つまり、8回自家採種をすれば、その土地にあった新しい野菜が誕生します。

こうして新しい品種が生まれることもあります。

不自然な食べ物はいらない
内海聡,野口勲,岡本よりたか 廣済堂出版 2014-10-26
売り上げランキング : 42120
by ヨメレバ

知らないことは罪である。知ろうとしないことはさらに深い罪である。シェアして拡散しましょう!