「命」の現象は、すべて「波」の現象だ 誕生、成長、感情、祈り ……すべては波動の現れ 

シェアする

船瀬俊介連載コラム

―― 「命」の現象は、すべて「波」の現象だ 誕生、成長、感情、祈り ……すべては波動の現れ  船 瀬 俊 介

未来を救う『波動医学』船瀬俊介著作より抜粋

未来を救う「波動医学」 瞬時に診断・治療し、痛みも副作用もない

■あらゆる存在物は、すべて振動している

<宇宙万物は固有振動を行なう>

「…あらゆるレベル、あらゆる形態において、この宇宙全体がエネルギーなのです。そのエネルギーは、プラナ(生命の力)として知られています。

なたの身体、思考、感覚、そして光も、プラナの一形態なのです。プラナのそれぞれの形態は、バイブレーションの程度と量によって異なります。固体は粗い形態のプラナであり、光は純度の高い形態です」

(『BE HERE NOW』ラム・ダス 平河出版社)

「…すべてのモノは、特有のエネルギーというものを持っています。そして、そのエネルギーは、それぞれ固有のバイブレーション(振動波)を発しています」

(ブログ『賢者の心得』)

固体、液体、気体…これは、物質の三態です。これらは、熱の度合いによって変化します。

わかりやすい水の例をみれば、固体(氷)→液体(水)→気体(水蒸気)です。

「熱」とは構成分子の振動です。つまり、万物は振動しているのです。

熱が高くなるほど、構成分子は激しく振動します。そこから熱は熱線(赤外線など)で放熱します。だから分子振動と放熱は、万物すべてに共通する性質なのです。

<熱、色、光、音も波動エネルギー>

「(とてもあたりまえのことですが)原子や分子は運動エネルギーを持っていて、絶えず振動運動を行なっています(熱振動)」

「物質の色は、目に入る光(可視光線)の波長によって、決まります(色)」

「音は空気中を伝わる振動によって生じます(音)」

このように「存在」と「波動」は不可分なのです。

だから……。

「動物も植物も、鉱物も、水も形あるものは何らかの振動波(波動)を発しそれが、それぞれの存在、そしてバイブレーション(振動波)の発生を確認する事ができるでしょう」

「さらに、目に見えない磁場(磁気的現象)や電場(電気的現象)といったものが、私たちのまわりに存在することも、疑いのない事実です」

「私たちは、そして私たちを取り巻くすべてのものたちは、自ら固有のバイブレーションを発し続ける存在です」

「同時に、自分を取り巻く様々なものたちからの、バイブレーションを受け取る存在なのです」

(同ブログより)

少し哲学的で、むつかしく感じるかもしれませんが、はやくいえば、宇宙に存在するものは、すべてブルブル震えてるよというお話です。

それは「生命」も例外ではありません。

だから生命エネルギーは波動エネルギーなのです。つまり、あなたも自身も『振動する』存在です。

心臓は心拍でリズムを刻み、思考は脳に振動電流を流しています。

運動するたびに、筋肉には神経を通じて指令電流が流れる。さらに、体温の発熱も分子の波動です。

実感しなくても、あなたは生きているかぎり『バイブしてる』のですなぜなら、生命エネルギーは、波動エネルギーだからです。

■胎児は羊水に浮かび、宇宙エネルギーを受ける

<宇宙エネルギーで発する胎光>

私たちの命の始まりは、一個の受精卵です。

それが、母親の胎内で、10ヶ月間育って、この世に産まれます。つまり、1個の単細胞がわずか1年弱で、霊長類のヒトに成長するのです。

森下敬一博士(前出)は、このとき「胎児は宇宙エネルギーを受け取って育つ」と断言します。ノーマン・ウォーカー博士と同じ説です。

そのとき、宇宙エネルギー(プラナ)の受信アンテナが脳中枢の松果腺で、分配器が視床下部です。

胎児の発生、成長に宇宙エネルギーが関与している。じつに壮大な発想です。

胎児は、母体内で光を発しています。それは胎光と呼ばれる神秘的な現象です。

まさにそれは宇宙エネルギーが、胎児の生命エネルギーに転化していく過程で発する神秘の光といえるでしょう。

生まれてからでは遅すぎる

森下博士は著書『生まれてからでは遅すぎる』(文理書院)で、こう述べています。

「胎児が受精卵から1人前の人間に変化していく過程は、ちょうどダーウィン進化論の圧縮過程です。

ダーウィンは原始地球の上に非常に下等な(単細胞の)アメーバが登場して、それが数十億年の間に人間にまで進化したのだと考えた。

この胎児の変化は、期間はわずか10ヶ月ですが実際は、その数十億年の歴史的な過程を非常に圧縮した形で反復しているのです。

だからこそ胎児は顕微鏡的な存在から、わずか10ヶ月で3キロの生命体にまで発展するのです」(要約)

<胎教には深い意味があった>

博士によれば、単細胞アメーバ状から人体に発展する過程を30億年とすると、胎児はそれを300日ですませている。

つまり母親の1日は、胎児にとって1000万年に相当する。

「だから、母親が今日1日ぐらいは酔っ払っていいだろう…と、お酒を飲むと、胎児は1000万年の間、アルコール漬けになってしまう」(同博士)

だから、博士は妊娠中の母親の生活を律する胎教には、深い意味があると断言します。

「…妊娠中に、非常に怒ったとか、あるいは悲しんだりすると、すぐ副腎ホルモンに影響を及ぼす。

おこって顔が真っ青になると、母親のからだの血行が―停止とまではいかなくても―悪くなる。すると胎児の血行も悪くなる。

そういう悪い環境におかれます。だから、これが妊娠のごく初期だったら、大変なことになります」(同)

博士は、妊娠中は心を清めて、きれいなものを見て、美しい音楽を聞く、読書するなどの生活を勧めています。

それらが、胎内環境をよくするのです。

このように胎児は宇宙からの波動とともに、母親からも波動を受け取って育ちます。母親が穏やかな生活を送れば、胎児は穏やかな波動を受け取ります

逆に、落ち着かない生活では、胎児は不安定な波動を受けて育つのです。生まれたあと、両者に差が出るのは、当然でしょう。

花伝社より発刊された、未来を救う「波動医学」 瞬時に診断・治療し、痛みも副作用もない 船瀬俊介(著)に続く