生きているものは全部つながっています。
土の中の虫も、魚も鳥も、植物も、動物も、もちろん人間も。
木村秋則――無農薬、無肥料でのリンゴの栽培に成功して、国内外に自然農法の指導・講演をしている。
ムラキテルミ――余命半年といわれた末期肝臓ガンを断食で克服。
驚くほど元気で、「奇跡」と呼ばれるガン治療体験を多くの人に語っ ている。
誰かのために「命」を「使」う(木村秋則)
わたしたちさ、自分の力で生きてる、って考えていたら、大間違いでさ。
巨大な宇宙に生かされてるんだ、って言ったって、ピンと来ないよな。
「わたしの「使命」は何ですか?」って聞かれたらさ、生かされているものに感謝することだと答えています。
自分で自分の「使命」がわかんなくて、人に聞くんだもんな。
ならばよ、まずは、目に見える「地球」のために、あなたの「命」を「使」ってみたらどうだろう?
「地球」のために・・・・・が、ピンと来なかったら、家族のためにあなたの「命」を「使」ってみたらいい。
誰かのために「命」を「使」う。「命」を「使」うって言っても、大袈裟なことじゃなくてさ。
あなたの「命」は、あなたの「時間」なわけだから、あなたの「時間」の使い方を改めてみては、どうだろう?
あまり「自分が」「自分が」って、生き方は、見苦しいと思います。
わたしは常々、「自分に恥じない、生き方をしたい」と考えています。
わたしの「使命」?
「使命」は、一つではないと思うのな。
大層な「使命」を探さねばなんて構えないでさ、一つ一つ小さなことにも、きちんと向き合って、「命」を使っていきていと思います。
「無農薬で、リンゴ作れますよ」とか、「行き過ぎた不自然を、自然に戻しましょう」とかな、伝えて歩く・・・・・・。
わたしの「使命」は、伝道師のようなもんだな。
自分が存在してるだけでいい(ムラキテルミ)
末期ガンから生還したことで、本を書いたり、講演依頼を受けるようになりました。
「ガンは自分で治せる」ことを、一人でも多くの方へ伝え、主治医の石原結實先生におつなぎすることが、「私の使命」であると、信じていました。
次々とガン患者の方とお会いしていたのですが、ガンが消えるどころか、悪化したり、亡くなる方が続くのです。
私が熱く語れば語るほど、相手は冷めていく・・・・・。
「私の使命」だと燃えれば燃えるほど、どんどん自分の体調が悪くなる一方。とうとう動けなくなってしましました。病気の人の気を受けてしまうのだろうか。
まだ私は、ガンが完治していなのだろうかと、情けない時を過ごしました。
そんな時に、木村秋則さんから、
「わたしの友だちがさ、もうダメだ!っていうガンだったのな。わたし、友だちにさ、ガンだって、あなたが死んでしまったら、生きていけないんだからよ、共に仲良く生きたら?って言ったのな。
そしたらよ、友だちはさ、毎日、ガンによ、「今日も生かしてくれてありがとう」「今日も仲良く共に生きて行きましょう」と、話しかけたんだそうだ。
そしたら、どんどん元気になってよ、今も生きてるよ。3年は経ってるな。ガンだって、まだそのままあるんだよ」と伺いました。
ガンと仲良く、共存する。 ガンを怖れず、感謝する。
「ガン、消えなくたっていいじゃないの。病気だってさ、自然の一部なんだから」病気も自然の一部。
この考え方は、カルチャーショックでした。
以来、肩の荷が外れ、また病気さえも自然の一部であるなら、私たちも自然の一部・・・・
病気も、私たちの健康に対する表現力の一つでしかない、と怖れる気持ちが和らぎ、消えてしまいました。
私に、ガンに対する怖れが消えていますので、お目にかかるガン患者の方との間にも、緊張感が無くなりました。
私たちは、源が一つ、何億年もの年を経て、分離しているだけ。
元は一つです。今もつながっています。この考え方が、私の人生を一変させました。
人との境が低くなり距離も縮んだのに、相手に敬意をはらえるようになったのです。思いやりを持って、接することが出来る。
それまでは、人から喜ばれようとやっきになり、生命拾いをしたのだからと、神様のご機嫌まで取っていたかのような生き方でした。
誰かに好かれたり、愛されるためにはそれ相応の努力が必要だと、思い込んでいたのです。
うっとしいほど、お節介も焼いていました。元・夫や亡き父の口癖は”お構いなく”でした。
周囲との距離感も縮まらず、自分はヘトヘトに疲れ果てる・・・・・・。
好かれる、愛される、に値する人間にならねばと、空回りし続けていました。これは、萬話だったのです。
真実は、至ってシンプルです。
「自分が存在しているだけでいい」
飾らず、媚びず、諂わず、そのままの自分でいい。自分が存在していることが、宇宙から許されている。
そのままで十分に、大宇宙から愛されているのでした。
1、 宮古島
1 初上陸(木村秋則)
2 地球を救う高校生(ムラキ テルミ)
2、 人の人生は、操り人形のようなもの
1 わたし(木村秋則)
2 私(ムラキ テルミ)
3、 目の前にあった「死」
1 「死」へ向かう(木村秋則)
2 「死」を待つ(ムラキ テルミ)
4、 宇宙の流れ
1 書棚からの導き(木村秋則)
2 本棚からの啓示(ムラキ テルミ)
5、 行動しないで後悔するよりも
1 失敗して反省した方が良いと思う(木村秋則)
2 結果が出るまで信じて継続する(ムラキ テルミ)
6、 奇跡は起きる
1 自然が起こすこと(木村秋則)
2 自然に起こること(ムラキ テルミ)
7、 次元が移動する
1 生命が息を吹き返す(木村秋則)
2 「ゼロ」の状態が幸せの極致(ムラキ テルミ)
8、 「過去」も「現在」も「未来」も同時に存在している
1 波長が合わないと見えない(木村空則)
2 「時間」は未来から流れてる(ムラキ テルミ)
9、 自然って美しい
1 「不自然」に気づいたら自然に戻す(木村秋則)
2 「土」に還る(ムラキ テルミ)
10、 一番大切なものは、目に見えない
1 「心」が自分の体を動かしている(木村秋則)
2 不確かであることが常と受け入れる(ムラキ テルミ)
11、 人間だって自然の一部
1 心が変われば地球が変わる(木村秋則)
2 宇宙エネルギーとつながる近道は「断食」(ムラキ テルミ)
12、 地球の掃除
1 足元に火は飛んできている(木村秋則)
2 ガンが消える肉体の神秘力(ムラキ テルミ)
13、 あなたの使命は
1 誰かのために「命」を「使」う(木村秋則)
2 自分が存在しているだけでいい(ムラキ テルミ)
地球に生きるあなたの使命 | ||||
|