白川太郎連載コラム【第一回】

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白川太郎連載コラム

11月27日早朝06:20のフライトで福岡に飛び、そのまま特急電車で移動、佐賀でバイオレゾナンス学会に参加してきた。

私がこの学会に参加したのはもちろん学会理事長である矢山先生の勧めもあったが、現代医療に不満を持ち、医療を改革していこうとする医師たちが、何を考えどのように行動しようとしているのか?

それを知りたかったからである。

もちろん船瀬先生も矢山先生とは田川高校の同窓ということで、基調講演を行っており、朝から船瀬節炸裂で会場は大いに盛り上がり、私の眠気も一気に吹っ飛んだ。

私はこの船瀬先生と知り合い、彼のいう“医師によって病人は殺されている”という非常に刺激的な指摘から、我々医師はどのように答えていくのか?

それが私に課せられた連載コラムの使命だと思っている。

だからこそ、自分のみならず、他の医師は何を考えどう行動しているかを知りたかったのである。

参加してみて先生方の考えはやはり2つに集約されることがわかる。

第一は、病院医療を極力排除し、民間療法、伝統医療、補完医療などの中からこれはというものを行うとともに、できる限り患者に寄り添いたいと、在宅医療や、チーム医療、メンタルケアを重んじるやり方である。

もう一つは、やはり医師なのだから最終的には先端医療であれ、それ以外であれ、100%治すものを開発して一気に問題を解決したいと願うやり方である。

医師である以上なんとしても全員を治したいという強い気持ちがあるのは当然である。

しかし、この解決には治療法を開発する基礎医学との連携が不可欠であり、どの医師もできるものではない。

私、白川太郎はどちらの道を歩むべきかを考えた。

続きはこちらから: 白川太郎連載コラム【第二回】

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白川太郎

1983年京都大学医学部卒業。英国オックスフォード大学医学部留学を経て、2000年京都大学大学院医学研究科教授。

2008年6月 長崎県諫早市にユニバーサルクリニックを開設、院長に就任。2013年東京銀座に、東京中央メディカルクリニックを設立、理事長に就任。

オックスフォード大学留学中にネイチャー、サイエンスなど一流誌へ多数論文を発表し、日本人医学者としてトップクラスの論文引用数を誇る世界的な遺伝子学者である。

現在は、病院から「もはや打つ手なし」と見離された患者たちを死の淵から救う「Ⅲ~Ⅳ期がん治療専門医」として、「免疫治療」「遺伝子治療」「温熱療法」という三つの治療法に、さらに全身状態改善のための「栄養療法」を組み合わせた治療を行なっている。

主な著書に「「がん」の非常識 がんの正体がわかれば末期がんも懼れず」「末期がん、最後まであきらめないで!」などがある。