ガンの克服・支援活動で、生還実績をあげる NPO 法人いずみの会発行の会報より許可をいただき一部抜粋、転載させていただいています。
人とのつながりが免疫力をあげる
副代表 斉藤 康夫
昨年の秋、名古屋での肺がんホーラムに参加した折、名古屋大学病院の医師が話された事に、思わずうなずきました。
名古屋大学病院である調査をしました。がん患者さんが一人で来院される方と二人(家族や友人)で来院される方の生存率を調べました。
二人で来院される方の生存率は単純に一人の方より1.5倍長かったそうです。
いろいろな原因が考えられますが、私がすぐ感じたのは、家族や友人とのつながりが強い方ほど免疫力が上がっているからではないのか?
免疫力が上がり、がんを押さえつける力が増したのではないのか、治療に対しても前向きの力が働いたのではないかと。その結果として、生存率が上がったのではないかと考えました。
100年以上生きている方をセンテナリアンと言います。
この方達を対象に世界的な調査をしました。考えかた、食事の内容、何をしているのか、などなどです。その抽出した中で多いうちの一つが「ボランティア」でした。
ボランティア活動では人や社会とのつながりが必然的に深くなります。人とのつながりが強い方ほど免疫力が強くなっているという事でしょうか。
免疫力が高いから100年以上生きてきたと言えるかもしれません。
人類は社会的な集団生活をして生き延びてきました。神経は社会につながり、お互いに助け合うよう生物学的にプログラムされているとも言われています。
最近の研究によって人と人とのつながりが深くなるにつれ長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)が目覚めることが分かりました。
長寿遺伝子はすべての人が持っている遺伝子です。
普段はスイッチがオフになっていますが、人や社会とのつながりが深くなった時、スイッチがオンになり遺伝子が突然目覚めるのです。
そうであるならば、がん患者は家に閉じこもるのではなく、人と人との「きずな」「つながり」を求めて患者会などに積極的に参加すべきと考えます。
共に話し、聞き、自分の意見を述べ、学び、励まし合い、支え合って行くことが生存率を高めていくのです。
私は人とのつながりを最も重要視しています。がん患者同士のつながりの必要性と重要性は私の経験からも学んだ事です。
いずみの会は新事務所で「おしゃべりサロン」を定期的に、どんどん開催していきます。皆さまの参加をお待ちしています。
おしゃべりサロンに参加したら長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)が目覚めたぞ!と常にイメージし、私は良くなっていく!と思いましょう。
NPO法人いずみの会 会報164号(2017年7月発行)より
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