現代医学が処方するクスリ(化学薬品)はなぜ効かないのか

シェアする

小澤博樹 連載コラム

まずは、クスリが何から作られているのかを知る人はそれほど多くはない。

それが石油から作られていることを知らされると驚く人の方が多いだろう。医師もそんなことをわざわざ説明することはない。

患者はクスリの正体が何であるかも知らずに、それが病気治しにとって絶対必要なものだと信じ、医師の指示通り毎日大量のクスリを飲まされ続けているのが現実である。

医師もそれがいかに毒性の強いものであると分かっていても、あるいは分かっていなくても、その医療機関を経営し多くの医療スタッフを養っていくために大量のクスリを患者に売りさばいていかなければ収入は上がらず、その医療機関は結局赤字倒産してしまうことになる。

そのクスリが毒かそうではないか、あるいは効くか効かないかは問題ではない。

何が何でも患者に売りつけなければならないのだ。 現行の健康保険制度はこの毒性の強いクスリを保険適用させ、安価に患者の手にわたるようにしている。

しかし、国は健康保険料を税として強制的に徴収しているのであるから決して安価なものとはいいがたい。

そして、患者は今まで高額な保険料を徴収されてきたのだから、発病した際はその保険を使って、安価にクスリを手に入れなければ損だという気になるであろう。

たとえそのクスリが毒であろうがなかろうが、そんなことは考えることはしない。

国が国民に対し、おためごかしに、かってに作り上げた保険制度を振りかざして、この制度に従わざるをえないように仕向けている。

これで収益があがるのは薬品会社と会社から税を徴収する国である。

患者は毒を投与され、自分の身を犠牲にしながら死への道をただただ突き進むだけだ。 医師も患者も共にこの制度にがんじがらめになっているのである。  

クスリはどんどん売れ、医療産業や医師会は収益を上げられるが、逆に患者は病気が治るどころか骨の髄までしゃぶり尽くされることになる。

もしこのクスリが患者にとって有効有益なものであるのなら何の問題もないはずであるが現実はそうではない。

高血圧のクスリ(降圧剤)

例えば、高血圧のクスリ(降圧剤)と称されるものがある。

本来、高血圧とは基礎的な疾患、例えば腎臓病、動脈硬化症などがあり、それから発症したひとつの症状である。

あるいは基礎的な疾患がなくただ高血圧を示す場合を本態性高血圧という。

現代医学はこの高血圧という症状のみをターゲットにし血圧の値だけを下げようとする。降圧剤によって血圧の測定値が下がり正常値に近づくように見える。

しかし、血圧を上げる病気本体が治っていないのだから降圧剤の服用をやめれば、また、血圧は上昇する。

当たり前の話だ。医師は、患者にクスリを一生飲み続ける様に言う。

また降圧剤を服用すれば、確かに血圧を無理矢理下げることはできる。しかしクスリによって血圧を無理矢理下げれば、血液循環は不良となる。

不良となれば循環障害をおこし脳梗塞や心筋梗塞など起こす結果となる。現代医学はこれらの余病を防ぐために降圧剤を投与するというが、それは逆効果だ。

降圧剤を服用せず、自然の形で血圧を正常にもどしてやれば循環障害を来たすことはない。それには、食生活や生活習慣を改善し、基礎疾患をまず治すことだ。

そうすれば血圧は正常範囲に復する。

降圧剤も石油から作られたクスリである以上、その毒性の為人体の免疫機能は低下し、諸臓器も破壊されるため他の病気も発現させるし最終的には発癌する。

次に例をあげる糖尿病やその他の疾患を治すには、現代的な食生活や生活習慣をやめ無農薬有機農法産の食材を使った玄米菜食に切り換えるしか方法はない。

決して医者やクスリが病気を治すわけでわない。

糖尿病は、膵臓の機能不全によっておこる病気である。しかし現代医学はこれを棚上げにしておいて血糖値だけを下げようとする。

経口糖尿病薬やインスリンを投与して、血糖値が正常に復したかのごとく見せかける。

しかし血糖値がクスリで下がったとしても膵臓の機能不全は治っていない、つまり糖尿病という病気本体は治っていない。

医師の指示どうりクスリを飲んだとしても、白内障や壊疽、腎不全などの合併症を防ぐ事はできない。

経口糖尿病薬ももちろん石油から作られているため、これを飲めば人の免疫機能を低下させ、諸臓器を破壊していく。

病気自体は治らないどころかますます進行していく。

1920年代、牛や豚の膵臓から抽出したインスリンを糖尿病患者に投与していた。

1970年代からは大腸菌に外来遺伝子を組み込みその遺伝子組み換え大腸菌が産生したヒト型インスリンを糖尿病患者に使用するようになった。

その後は酵母など他の微生物も使用し、現代では大量のインスリンを生産出来るようになった。

糖尿病患者にインスリンを投与すれば確かに血糖値は下がるが、これも同様に人の免疫機能を低下させ、最終的には発癌するリスクは高まる。

特に遺伝子組み換え操作がなされているので、発癌リスクはさらに高い。

また糖尿病患者に体外から異種性のインスリンを投与すれば、そのインスリンに依存し糖尿病患者自身の膵臓からのインスリン分泌機能はさらに損なわれ低下する。

そのためインスリン注射によって血糖値をさげこれに頼らざるを得なくなる。

そしてインスリンの投与量も次第に増加していく。

この間に患者が食生活や生活習慣を改めるのであれば、インスリンの投与量を漸減し、無とし病気を治癒させる事は可能である。しかし現代栄養学による食事療法では治癒は実現しない。

玄米菜食による食養の詳細はまた別の機会に述べる。

では、睡眠剤や精神安定剤などの向精神薬はどうか。これらも石油製品であり毒性が強いが、その薬理作用はさらに恐ろしいほどのものだ。 

向精神薬も不安、イライラ、恐怖感などの精神状態を一時的に押さえることはできる、あるいは全くできないか、さらに悪化させてしまう場合もある。

同時に人体の免疫機能を低下させているため、他の疾患を併発しやすくなる。 精神障害をおこした原因が解決されない限り向精神薬を大量に服用しても、病気は治らない。

治らないばかりか薬物依存に陥り、その結果、脳も破壊され、人格も崩壊し、廃人となる。

現代医学は精神病患者の自殺や他者への暴力を防止する目的で向精神薬を投与すると説明するが、かえって自殺率は高まり、他者を攻撃し殺害してしまうケースも増加する。

アメリカのキャンパスでの銃の乱射事件で多くの死傷者を出しているが、この犯人は向精神薬を服用している場合が多い。

精神病を根治させるにはクスリを投与しても効果はなく、現代的な食生活を改善し玄米菜食に切り換える事だ。

→ 化学薬品は症状をごまかす事はできても同時に免疫機能を低下させる

【こちらもオススメ】


治す医者か、ごまかす医者か 絶対あきらめない患者学

有害無益な予防接種(ワクチン接種)

【波動療法について】波動測定装置「ラジオニクス」

pic

小澤 博樹

1949年愛知県碧南市生まれ。1974年東邦大学医学部を卒業後、同付属病院にて消化器外科学、一般外科学を専攻。

1984年、碧南市にて小澤医院を開業し、「食養生」を基本とした代替医療を展開し、現在に至る。

現代医学そのものが金儲け主義であると批判。自らは最少の費用で最大の成果を提供しようと模索する。頑固と良心の共存した、清貧な医者である。

マクロビオテック(玄米菜食)による体質改善、免疫力・自然治癒力の向上を図り、病気を治療に導く有床診療所「小澤医院」のHPはこちら→小澤医院

主な著書に「治す医者か、ごまかす医者か―絶対あきらめない患者学」「医者ができること、してはいけないこと―食い改める最善医療」などがある。