出した波は帰ってくる 【波動の4つの法則】

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池田 整治連載コラム

出した波は帰ってくる

◆波動の4つの法則

今は亡き人生の師・船井幸雄先生の教えに「波動の4つの法則」があります。

1同じような波動はお互いに引き合う。(類は友を呼ぶ)

2違う波動は排斥しあい、相殺する。(犬猿の仲)

3出した波動はフィードバックされる。(カガミの法則)

4波動には優位の波動と劣位の波動があり、優位の波動は劣位の波動をコントロールできる。

つまり、人生、経営、世の中のあらゆる事象がこの波動の原則で説明できるというものです。

これは、現代では量子力学が発達し、科学の世界でも認められるようになりました。

これを人生に適用すれば、まず自分の人格・人間性を上げ、人の嫌がることをせず、逆に人の欲する、つまり利他愛の行動をすれば、豊かな生涯を送れる、となります。

だとすれば、この4つの法則の中でも、特に心得ておかなければならないのが、出した波は帰ってくる・カガミの法則といえます。

日常の生活の些細なこと、対人関係、否人生そのものが、知らず知らずに自分の出した言葉・行動で決まって来るからです。というのも約50年ぶりの私の帰郷も、まさに自分の出した波が帰ってきたものだからです。

これから人生行路に乗り出す次世代の後輩の参考になればと思い、私に起こった「出した波は帰ってくる」を述べさせていただきます。

◆25年前に微生物農法での町興しを提言

今から25年前、阪神淡路大震災、オーム施設強制捜査などの対処を無事終えたあとの年末、「一本松町の未来永劫のために」(一本松町は2004年の4町1村の合併で愛南町に)という約6000文字の提言書を町長等に送りました。

その夏、田舎で農業を継いでいた中学の同級生が癌で急死、その原因に農薬・化学物質汚染での環境悪化が考えられ、微生物農法での町興しを提言したのです。

その結論部分を載せます。

【一本松町(現愛南町)の永久のために】

今すぐ、町をあげて蘇生化・坑酸化の自然環境へ還元すべきである。そのために次の事項を提言する。

1農業は、町をあげ有用性微生物群等を活用した有機栽培に転換する。

…農業はこれから10年内に自由化する。また、成人病等増加に伴い無農薬でビタミン・ミネラルの豊富な「本物の野菜」が求められるようになる。

10年内に完全な有機栽培農法に切り替わることが、農業の生きる道であり、一本松の真の活性化となる。

有機栽培された農作物は、それ自体が非常な価値があり、生産者と消費者間の中間流通組織・マージンを廃した、直接取引により生産者・消費者相互にメリットをもたらすことができる。

生産者組合自体が、インターネットで新たな消費者を探すという新たな流通形態も考えられ、新たな町興しともなろう。

2灌漑用水を石垣等を利用した自然型用水路にして鰻等自然循環適応型にする。

…小道等を脇に儲け小公園化し、都会人がのんびり田園の散策を楽しめるようにする。

夏など、蛍の里として蘇り、リフレッシュ型の真の観光地にもなりうる。

今回、広見の田圃の改築が計画されており、総合的に蘇生化する唯一のチャンスである。

3家庭汚水等を蘇生化させるための措置

・有効微生物処理による家庭用汚水処理装置を各戸にとりつける。集中汚水処理もこの方法に切り替える。

・家庭用洗剤等は、有効微生物のえさとなり成分を水と炭酸に生分解するエコロジー型の洗剤に切り替える。

・現在広まりつつある、EM菌による家庭の生物ゴミの有機肥料化を町ぐるみで有機栽培農法の一環とする。

4プール等公共場所でのさらし粉(塩素)消毒を有効微生物還元水等に切り替える。

以上を10年を目途に(但し、できるものは直ちに)完成すれば、「本物時代」を率先して実施したモデル町村として、一躍脚光を浴び、研修者も内外から四季を通じて訪れよう。本当の一本松の活性化がここにあると思う。

何より、大自然と共生し、125歳の天寿を全うできる豊かな町として、未来永劫子孫に受け継がれよう。

そうなれば、若いとき、職を求めて都会へと去った若者も、人間的な生活を求めて喜んで永遠に家族とともに里帰りするであろう。

このまま崩壊化の道を辿るか、蘇生・共生化の道へ上がるか、どの道を子供に残すか、今、岐路に立っている。

選択できるのは、今生きている人である。一本松が「本物化」への運動の原点となることを信じる。

今、愛媛の最南端の人口4000名足らずの寒村の旧一本松町が全戸集中水洗トイレなのは、当時の町長がこの提言に応えて事業化したお蔭です。

しかし、根本の「有機微生物農法」は採用することはできませんでした。農協には「無農薬野菜」のカテゴリーがないのです。

今となっては自明の理ですが、農協とは大手石油化学工業メーカーの「化学肥料」と「農薬」を売る代理店に過ぎないのです。

農民・消費者の安全・健康のためでなく、彼らの「お金儲け」のためにのみ売られます。

その牙城は、世界金融支配体制に続くものであり、国民の食の安全と真の栄養と健康に関する意識向上がない限り、無農薬微生物農法は広がりようがないのです。

その微生物農法を田舎で唯一採用してくれたのが、父亡きあと家と田畑を守ってくれていた母でした。

お蔭でEMをメインとした安全な土壌が25年間続いているのです。

母亡きあとは、大下伸悦先生が、離農農家の再生支援を目的とするグリーン・オーナー・プログラムを適用し、時には先生ご自身が泊りがけで支援に来てくださりました。

そこに、提言を書いて送った年に生まれた三男が大学1年の5月の連休に「研修」に行ったのです。

19歳の決断。3か月後の夏には中古の軽自動車に荷物を積み込み、住民票をもって「帰省」しました。

その6年後、今度は我々夫婦が、約50年ぶりに「帰郷」したわけです。

思えば、25年前の「微生物農法での町興し提言」の「出した波」が自分に帰って来たのです。

◆今、日本の現状は?

さて、翻って日本の現状はいかがでしょうか。

日本人だけでなく地球人・この文明が永久に進化するためには、地球環境が未来永劫自然豊かであることが絶対的な条件です。にもかかわらず、人類は環境をひたすら悪化させています。

究極は戦争と核分裂ですが、日常生活においても、石油化学物質、薬、食品添加物、塩素水、放射能、遺伝子組み換え食品、電磁波等々環境悪化の「人工社会毒」の排出が増加の一途です。

ホッケースティック現象と言われる取り返しのつかない急上昇カーブに既に入ったのではと思われる異常気象も多発しています。

もちろん、これらの現状を正しく認識し、エゴからエコの社会づくりに意識転換した国々もあります。

その先進国と言えるドイツでは、食品添加物は10個以下となっています。

ところが日本では増加の一途で既に2000個、TPPが締結されやがて4000個になる勢いです。

健康被害が指摘される電磁波・5Gも、エコ先進国のベルギーでは国家が禁止していますが、日本では電磁波問題は、企業利益先ずありきで、メディアは問題提起することさえタブーで、採用されました。

米国さえ健康被害が問題視され使用中止となった抗がん剤や予防ワクチンを、日本では一切そのような情報を提供することなく未だ大量に投与されています。

フクシマのメルトスルーした860トンの使用済み核燃料から今も放射能をまき散らしているにもかかわらず、原発再稼働に国をあげて取り組んでいます。

許可を与える「裁判」の大前提が、「54基の原発設置地域には未来永劫600ガルを超える地震がこない」。

つまり震度5以上の地震がこないという「仮定」。地震列島日本でお笑い劇場の裁判です。

◆愛の国を創るために

出した波は帰ってくる。このまま「無知」のエゴの毒を出し続けると、やがて自然界から「DNA」破壊というしっぺ返しで、人は滅びます。

全てが一つに繋がっているからです。

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嘘をつかれ、傷つけられても、決して傷つけない。愛されなくとも愛で応える。

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池田 整治

1955年3月22 日、愛媛県愛南町生まれ。作家。元全日本実業団空手道連盟理事長。東藝術倶楽部顧問。空手8段。

1973年、陸上自衛隊少年工科学校前期課程修了。防衛大学校入学。2008年、陸上自衛隊小平学校人事教育部長。2010年退官。最終階級は陸将補。

オウム真理教が山梨県上九一色村に作ったサティアンへの強制捜査に自衛官として唯一人同行支援した体験などから、「真実とは何か?」を独自に研究。

自衛官在任中時代に『マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実』(ビジネス社)を出版、ロングセラーとなる。

北海道での単身赴任時代、万が一の場合、4人の子どもたちへ父の想いを残し伝えるためメルマガ『心のビタミン』を開始。

退官後、〝真実の語り部〟として情報発信を始める。現在もブログ、書籍、講演会などを通じて精力的に活動を続けている。

著書に『未だ占領下にある日本の是非を問う 日米地位協定を自衛隊元幹部が告発する』(コスモック出版)『1000年先の地球のために―「滅びの道」から「永久の道」へ』(ナチュラルスピリット)『マインドコントロール2 今そこにある情報汚染』『離間工作の罠 ~日本を分断する支配者の手口~』(以上、ビジネス社)、

今、知らなければいけない 重大な真実を語るメジャーな人々 東京・日比谷公会堂での講演からVol.1』(ヒカルランド)など共著も含めて20点以上。

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美し国 副代表

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