池田 整治連載コラム
イスラエル=神の祝福を受けた民は日本人だった!(その1)
◆やっと長年の疑問が氷解
人生とはなんと絶妙なタイミングで、疑問を解く「仕掛け」がやって来るのでしょうか。
私の若いころからの最大の疑問は、「隣人愛」を説く西欧キリスト教の国々が、なぜ500年にわたり異民族を動物同様の悲惨な植民地として支配できてきたのだろうか、でした。
手前みそになりますが、先の大戦で海軍軍人として南方で戦い、夢破れて復員、じ後「百姓」として池田家を継ぎ、晩年は町の教育委員長に請われた最後の篤農家の父の方が、どう比べても人間的にまともと思っていました。
父は、いわゆる日本的無宗教。無宗教の日本人の方が、愛を説くキリスト教徒よりも、霊性が高い・・!?
その「解答」を、3年半の西宮生活を通じて得て、9月25日、愛媛の実家に帰郷します。
このコラムが印刷される頃には、50年ぶりのふるさとの山河で晴耕雨読の充実した日々を送っていることでしょう。
◆瀬織津姫に導かれ西宮に転居
3年半前、長女の神戸市内への女子大入学と、愛媛の実家で農業を始めた三男の支援の容易性を考慮し、埼玉から神戸への転居を決心しました。
ところが候補の貸家物件は現地確認でことごとくダメとなり、決めていた引っ越し日の直前にネット上で西宮の今の家が降って湧いたように現れました。
現地確認する時間もなく越してきて分かったのは、毎夕の散策に「廣田神社」が最適な位置ということでした。
そして引っ越し早々の週末、古代史研究家の大江幸久先生に「六甲比命神社」を案内していただきました。
先生は、本職の傍ら週末はボランティアで比命神社のお清め、維持管理をされています。
その磐座の御堂の中で、封印された瀬織津姫に関わる古代史を口伝で学びました。
・もともと天照大神は男神であり、瀬織津姫というお妃がいた。
・天下を取った藤原氏が都合のいいように、古事記の編纂のときから、天照大神を女神に改ざんし、瀬織津姫を神話に、つまり歴史に登場させず封印した。
・そこで、西宮の人々が日本のお妃ともいえる瀬織津姫を祀る「廣田神社」を建立した。
・京都の西に廣田神社があるから「西宮」と呼ばれるようになった。
・六甲山一帯を含む広大な地域が、かつては廣田神社の境内であった。本来神は磐座に宿るとされ、比命神社の磐座も含め、六甲山の磐座群は廣田神社の「奥の宮」と言る。
・これらの経緯も含め、キリスト教にも精通していた空海は、その真言宗のなかで、毘沙門天と吉祥天如の二仏をペアで最高の仏とした。
つまり毘沙門天が天照大神、吉祥天如が瀬織津姫である。仏教の中でお祀りしたので、藤原氏も「文句」が言えなかった…。
・ちなみに、空海の解く「慈悲」とは、真の意味でのキリストの「愛」である。
3年半の様々な探求から結論を先に言えば、「慈悲」も「愛」も「ヤマトごころ」に集約されると、私は確信しています。
実は、「ヤマト」とは古代ヘブライ語で、隣人・隣国のために命までかけて助ける神の愛を体現する民、という意味があるのです。
ところで、その西宮市の紋章が「ダビデの六芒星」の中に西の字。まさに、イスラエルの民=ヤマトが、日本の神である瀬織津姫を守り、祀ってきた…。
この日本史、いえ世界史の「真実」を解き明かしてくれたのが、ヒーリング音楽創設者のMARTH氏とヘブライ語研究家の藤森三千雄先生でした。
◆藤森三千雄先生との運命の出会い
西宮に転居して2年目、毎夕の散策で廣田神社とその末社で瀬織津姫に祈りを捧げることにしました。
その祈りとは…
「宇宙の進化発展に伴う地球人類の意識向上、アセンションの完遂。その魁たる日本人のヤマトごころ復活に全力を尽くさせていただきます。全ての人々の幸せを祈ります。天照大神様、天照大神様、天照大神様、瀬織津姫様、瀬織津姫様、瀬織津姫様、世のため人のため愛の波動、愛の光を放ち続けます。」
すると、六甲山ろくを拠点のひとつとして究極の癒しの音楽活動をしているMARTH氏と知遇を得ました。
まさに、同じ波は引き合うで、氏はイザヤ・ナギーダ(日本神話では伊弉諾・いざなぎ)の啓示を受け、旧約聖書のイザヤ書から削除封印されている失われたイスラエル10支族の「東への道」を作曲しているところでした。
その東への道の収録スタジオに招待されたときに、もう一人招かれていたかくしゃくとしたご老人が、藤森三千雄先生でした。
御年90歳。知る人ぞ知るヘブライ語研究の第一人者であり、「聖書改ざん」解明を生涯のテーマに活動されています。
今でも耳に残っている東への道を聞いた先生の感想が、「彼らが封印してきた世界史の秘中の秘を、あなた堂々と歌っている!」。
◆神様の真実の言葉を明らかにする
その後何度かMARTH氏のところで先生の「講義」を受け、あるいは拙宅まで足を運んでいただき「聖書改ざん」をヘブライ語原典から学術的に学びました。
まさに、キリスト世界は、神の教えとはかけ離れた戦いの世界にされているのです。
その「聖書改ざん」の具体的説明の前に、なぜ藤森先生がこの研究の道に入ったのか、そしてその使命に対する強靭な「精神力」の一端を垣間見ることができたので、ぜひともご紹介したいと思います。
私も驚いたのですが、藤森先生がこの道に入ったのは、65歳のある災害が契機でした。
ちなみに私ももうすぐ65歳。先生から見れば、まだ幼稚園児。先生の爪の垢でも煎じて飲みたい気持ちになりました。
1995年1月17日、先生は阪神淡路大震災で自宅の2階から転落。路地奥で救助者も来ず、身動きがとれないまま夜を迎えました。
死への恐怖の中、必死で「神様」に祈りました。
「どうぞ、あと3年だけ生かしてください。助けていただければ何でも神様の言うことを行います。」すると、救援者が現れたのです。
そして暗闇の中で、神の啓示が頭の中で煌めきました。「聖書の改ざんを解き明かせ!」
神の言葉、つまり聖書の原点はヘブライ語です。
もっとも難解な文字の一つです。英語の能力もままならなった藤森先生がこのときからヘブライ語の研究も始めたのです。
人生は多生の縁と申します。実は、私はこの阪神淡路大震災に、陸幕作戦幕僚として初めて災害派遣されました。
そして、世の中の「真実」を知り、じ後独学で「世の中の本当のこと」「マインドコントロール」を研究する契機となりました。魂レベルでみれば、藤森先生とこの時出逢っていたのかも知れません。
そして、愛媛への引っ越しが迫る中、今年9月9、10日一泊二日の14時間「集中講義」を、淡路島の先生の学問所で受けて来ました。
◆藤森先生の使命に対する強靭な精神力
9日10時、伊弉諾神宮の駐車場で先生と待ち合わせしました。
イザヤ・ナギーダが晩年を過ごし聖地となっている伊弉諾神宮の本名宮司に私を引き合わせるために藤森先生が取り計らってくださったのです。
駐車場でお会いすると、かなり体がきつそうです。
帽子をとると白髪に血がついています。
伺えば、「昨日、山を下りる時に支えた木が折れて5mほど転がり落ちた。年を取って一人で山に入るべきでない、との神からの警告です」と言いつつも、予定通り、宮司への表敬訪問、二日間の集中講義を行っていただきました。
講義中も姿勢を変えるときに痛みが走るようです。それでも一日7時間ほぼぶっ通しで話されました。
実は、このとき右の肋骨の一番下の骨を骨折、左の鎖骨の先端も粉砕骨折していたのです。
その骨折がわかったのが、講義を終えて神戸の自宅に帰り、翌日病院に行ってから…。
繰り返しますが、先生は90歳です。
まさに、強靭な精神力で「聖書の真実」を広めることに、文字通り命を賭けているのです。その思いを先生はこう語ります。
「オックスフォード大学の神学部が間違った教えをするから世界がおかしくなっている。私はこれからオックスフォード大学以上の神学の大学を創る。」
では、聖書の改ざんとはどのように行われてきたのか、講義の一端を述べましょう。(以下次号に続く)
続きはこちら:イスラエル=神の祝福を受けた民は日本人だった!(その2)
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池田 整治
1955年3月22 日、愛媛県愛南町生まれ。作家。元全日本実業団空手道連盟理事長。東藝術倶楽部顧問。空手8段。
1973年、陸上自衛隊少年工科学校前期課程修了。防衛大学校入学。2008年、陸上自衛隊小平学校人事教育部長。2010年退官。最終階級は陸将補。
オウム真理教が山梨県上九一色村に作ったサティアンへの強制捜査に自衛官として唯一人同行支援した体験などから、「真実とは何か?」を独自に研究。
自衛官在任中時代に『マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実』(ビジネス社)を出版、ロングセラーとなる。
北海道での単身赴任時代、万が一の場合、4人の子どもたちへ父の想いを残し伝えるためメルマガ『心のビタミン』を開始。
退官後、〝真実の語り部〟として情報発信を始める。現在もブログ、書籍、講演会などを通じて精力的に活動を続けている。
著書に『未だ占領下にある日本の是非を問う 日米地位協定を自衛隊元幹部が告発する』(コスモック出版)『1000年先の地球のために―「滅びの道」から「永久の道」へ』(ナチュラルスピリット)『マインドコントロール2 今そこにある情報汚染』『離間工作の罠 ~日本を分断する支配者の手口~』(以上、ビジネス社)、
『今、知らなければいけない 重大な真実を語るメジャーな人々 東京・日比谷公会堂での講演からVol.1』(ヒカルランド)など共著も含めて20点以上。
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美し国 副代表