まほろばオリジナルサプリメント「マハファーラ」

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札幌の自然食品店「まほろば」主人 宮下周平 連載コラム

秘かに、完成しました!

まほろばオリジナルサプリメント「アルカヌム」「ユットク」「アスタジー」に次ぐ第4弾!!

サンスクリット語で、その名も『Maha Fhala/マハファーラ』。

「素晴らしい(偉大な)果実」という祝福された意味合いだとか。

意訳で「天の花、地の果(みのり)」 、英訳で「Heavenly flowers and earthly fruit gifted to you」と命名しました。

天上に咲く花々が、実りを付けて、ポロリと地上に落ち、わたしたちの身も心も潤す。

そんな色彩豊かな浄土のイメージです。

つきつめれば、昔のおとぎ話が、長い時を待って、今出現した、という筋書きでしょうか。

今日、大変な時代を迎えています。

この難局に、少しでも皆さまのお役に立ちたいと、初春一念発起しました。

2月と言えば、雪の中、ハウスにビニールを張り、温室を作って、薪ストーブを燃やし、苗作りをせねばならぬ一年中で一番大事な時でした。

しかし、それを控え、今年の冬場は、仁木の家でサプリメント作りに集中しました。

可能な限り、国内は言うに及ばず、海外からありとあらゆる材料を搔(か)き集め、図柄や写真からも0―1テストしました。

そこで、やはり反応が最も強かったものが、かの「ユットク」に使いたかったアルラ(ハリタキ/haritaki〈ChebulicMyrobalan〉)和名「訶子(かし)」でした。

しかし、土壇場で訶子(かし)は日本薬局方で医薬品に指定されていて、サプリメントには使えないことが分かり、泣く泣く使用を諦めたという経緯がありました。
 
15年前、青海省チベット佛教の聖地「タール寺」を訪れたことがあります。

そこにはアジアのあらゆる薬草や寶物(ほうもつ)を集めた「青海蔵文化博物院」があり、何か秀逸な薬物はないかと、0―1テストしながら展示室を歩き回りました。

夥(おびただ)しい数目に圧倒されながらも、これぞというものがなく、半ば失望しかけた、その時。

フト見ると、陳列台の奥に、聖医僧「ユトク」の坐像、その両手に握っている果実に驚くほど強いプラス反応が……それがアルラ「訶子」でした。

何か運命の出会いともいえる一瞬でした。

帰国して調べると、『ユトク伝』が20年前に岩波文庫から発行されており、8、9世紀に出現された「チベット医学の祖」、「第二の薬師佛」と尊崇され、書中26章に「アルラの樹」に「訶子」が四百四病を消除する薬王として詩文で讃嘆されていたのでした。


 
晩年のお釈迦様がお腹を壊した時、帝釈天がこれを与えて快方に向かわせしめたと伝えられ、また鑑真和上が5度目に、初めて日本渡海に成功した折、これを携行し、正倉院に今も蔵(おさ)められてあります。

国内でも平安室町時代から続く床飾りの魔除(まよけ)用香袋として訶子の入った「訶梨勒(かりろく)」が珍重されています。

神佛加護の妙薬であり、お守りなのですね。

それで、私は諦めきれず、置物「結(ゆい)」の紐染めに、またオリジナルの麻油煙墨「玄牝(げんぴん)」の香料と、その布染めを草木染第一人者・故吉岡幸雄先生に依頼するほど執心したのです。

それは、国内最古の墨匠、奈良「古梅園」さんで、最高値で販売されています。

そして、最後は自分の号を「訶子(かし)」とまでしたのです。正に、取り憑かれた訳です。
 
今回のサプリメント作りの決め手ともいえる「訶子」が使えなければ、「佛を作って魂入れず」「画龍点睛を欠く」ことになってしまいます。

どうにかして使える方策はないものかと諦めきれず、日々そのことばかり思案し続けました。

今一つ「訶子」のような決定的な解毒力を持つものが、今回の対策サプリには必要としていたからです。

「求めよ、さらば与えられん」とは、正にこのことです。

ある時、アルラ「訶子」には「ビビタキ」という優秀な兄弟がいることを知らされたのです。

早速、個人輸入で取り寄せ、0―1テストしてみて驚きました。ここに詳細は書けませんが、「訶子」と共通の作用を持ちながら、「訶子」以上にこの度の状況に適合即応することに気付いたのです。

そして、染髪剤ヘナの助剤として添加していたアムラ/Amlaにも卓越したものがあり、まほろばでも、1年前から「アーマラキー」の名でスパイスとして販売しておりました。

ビタミンCの含有量が飛びぬけて高く(ポリフェノールが赤ワインの30倍、ビタミンCがレモンの10倍)、「ビビタキ」との相性も抜群でした。

これらは、インド5000年の医学、アーユルヴェーダの伝承ハーブです。

即日、エコサートの有機認証サンプルをインドから取り寄せてテストを重ねました。

そこに、野生桑に自生する天然茸「メシマコブの子実体」を混成させました。

今は栽培物の菌糸体がほとんどで、比較実験をすると、その生命力は格段の違いで、無尽蔵の自然界からの無限で複雑なエネルギーの横溢(おういつ)を感じます。

今ほど、免疫力や環境適応能力、新陳代謝能力などの生命力が強く求められている時代はありません。

「メシマコブの子実体」は、多糖体・グルコースのβ―Dグルカンがずば抜けて多く、アガリスクの2倍ほども含有しています。


 
さらに、米國ユタ州のソルトレイクの湖水塩。

この濃縮液状を粉末化させた「グレイトミネラル」は78種類もの吸収されやすい質の高いミネラルを含有しています。

単純なNaclの精製塩では起こり得ない、複雑で微細な交換が、他の栄養素の眠れる潜在能力を最大限に抽(ひ)き出す役目を担っています。


そして、それを我が「エリクサー水」で溶解させて一体均一化し、再び脱水させ、その細胞を分子レベルまで破砕して、全栄養素を満遍なく取り出して結晶化させました。

従来のハーブの吸収率では、水に溶けない部分が体外に排出されますが、「細胞壁破壊製法」は、無駄なく即効的に働くため、その栄養素が遺憾なく浸透され、深部まで余すところなく行き渡ります。

同じハーブでも、高い成分が抽出されるために、少ない量で、最大の力価が発揮されるのです。
 
加工業者から、「細胞壁破壊は、微粉末で飛び散るので、歩留まりが悪くなりますが(10%減)、どうされますか」との問い合わせ。

余りにも目減りするので、末端価格の高騰が懸念されます。

貴重な原材料が消失するのは忍びないと迷いましたが、0―1テストは、細胞壁破壊をキッパリと選びました。

薬剤にしろ、ワクチンにしろ、試作開発し臨床試験で結果を出すのに、膨大な時間と労力と資本を費やさねばなりません。それでも副作用に悩まされます。

そこを簡便にして瞬時に答えを引き出す0―1テストは、荒海を漕ぐ羅針盤のようです。この天与の指針に、今更ながら感謝せずにはおられません。


 
この危急存亡の秋(とき)、出来る限り、低価格でご提供すべく検討中です。多くのご協力を戴き、あとわずかで完成発売日も近づきつつあります。
 
インドから原料が輸入された翌日、一切の輸出入が禁止され、今もなお続いております。何という幸運(ラッキー)な天のお計らいでしょうか。

そして、この材料を供給して下さった方のご縁に感謝いたします。

何十年にもわたってご苦労の末、開拓した信頼できる有機認証のルートを、この度ご提供して下さったのです。
 
また、製造会社の社長には、長いお付き合いがあるとはいえ、「エリクサー水」を使って下さるなど、今回の非常事態に同じ想いで挺身して下さり、親切を尽くして戴きました。ありがたさの極みです。
 
また、女流翻訳家の私の幼馴染には、微に入り細を穿(うが)った英文や訳語の指摘やアドヴァイスを貰い、さらに長く交流のある佛教徒の精神科医院長には、マハファーラの十の功徳についてのサンスクリット語訳をお願い致しました。

的(まと)を得た見事な適訳、これもまた神佛の御功徳を戴いたのです。それを、ここで御紹介致します。

1.平等(Upekkha)→諦観
2.大胆不敵(Nibbhaya)→勇猛
3.不幸と苦しみからの解放(Asukhacaadukkha)→無畏
4.瞑想的吸収(Jhana / samādhi)→三昧
5.体外体験(Manomaya)→脱我
6.透聴(Dibba-sota)→神耳
7.直感とメンタルテレパシー(Ceto-pariya-ñána)→他心通
8.過去の生活の思い出(Patisandhi)→宿命通
9.透視(Dibba-cakkhu)→天眼
10.不安と精神的興奮の終わり(nirvāna)→涅槃
 
この度の「Maha Phala/マハファーラ」には、こんなに有難くも、深遠な境地に誘う功徳があるのですね。畏れ多いながらも、想像がつかない清浄な異次元世界です。

「浄化・還元・元氣」になる清浄ハーブサプリメントと思って、日々お飲み戴ければ、基礎体力がつき、きっと明るく楽しい毎日が送れる事と存じます。
 
すべての品目で、栄養分析の結果を待っていては、みなさまのお手元にお届け出来るのが一月(ひとつき)以降になるため、製品が出来次第発売する予定です。
 
この大難局を共に越えられますよう、お客様の御健康と御多幸を切にお祈り申し上げます。

まことに、ありがとうございました。

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宮下周平

1950年、北海道恵庭市生まれ。札幌南高校卒業後、各地に師を訪ね、求道遍歴を続ける。1983年、札幌に自然食品の店「まほろば」を創業。

自然食品店「まほろば」WEBサイト:http://www.mahoroba-jp.net/

無農薬野菜を栽培する自然農園を持ち、セラミック工房を設け、オーガニックカフェとパンエ房も併設。

世界の権威を驚愕させた浄水器「エリクサー」を開発し、その水から世界初の微生物由来の新凝乳酵素を発見。

産学官共同研究により国際特許を取得する。0-1テストを使って多方面にわたる独自の商品開発を続ける。

現在、余市郡仁木町に居を移し、営農に励む毎日。

著書に『倭詩』『續 倭詩』がある。