ガンの克服・支援活動で、生還実績をあげる NPO 法人いずみの会発行の会報より許可をいただき一部抜粋、転載させていただいています。
体験談発表
3年前に右乳房にすごい痛みを感じ会社を休み病院に行き検査を受けました。腫瘍なものがあり別の病院で再検査を受ける事になり乳がん(2cm)と分かりました。
治療のために多治見の県病院にかわりましたが、そこで肝臓、リンパに転移していると言われた時は、過呼吸とショックで倒れてしまい、ベッドで横になりながら話を聞きましたが、とても良い先生で「だいじょうぶだから、治す手だてはあるから」と私のことを励ましてくれました。
セカンドオピニオンも受けてもらってもよいですよとも言ってくださいましたが、切らない選択肢もあるが手術で切ることを薦めますよと言われたので手術することになりました。
あとから思えば、患者に寄り添ってくれる医師で本当にいい先生でした。
私の友人(乳がん体験者)からのアドバイスで手術のため入院する時はホテルに行く感じで行きなさい、my枕も持って行きなさい、服は気分が良くなる服にしなさい、お仕事も家事もやらなくてもいいので入院中は楽しんできてねと言われました。
考えた末、夫に「仕事をやめたい」と言ったら「いいよ」とも言ってくれたので自分のことに集中できて有り難く感じました。
手術の後、抗がん剤は絶対にやりたくないと思い夫に言ったら賛成してくれましたし、先生も私の意思を尊重して「やらなくてもいいよ」と言ってくれましたのでホルモン療法だけ受けました。
最初の半年は、いろいろな事を試しました。
人参ジュース、トランポリン、乾布まさつ、生姜紅茶、笑う、散歩、踏み台運動、靴下重ね履き、三井温熱器、半身浴、ヨガ、気功、玄米菜食、多糖体スープ、酢たまねぎ、ホメオパシー、こんにゃくシップ、ビワ温灸、整膚、スワイショウ、イメージトレーニングなど他にも、もっといっぱいやりました。
今は自分のかんを頼りに自分がこれだというもので続けられるものを選択してやっています。
手術の後は体調もよくなくふさぎ込みがちで引きこもりになっていたのですが、ヨガの先生が教えてくれた日本ホリスティック協会主催の名古屋での講演会(高橋医師=癒す医療と笑いの力・昇幹夫=あなたの笑顔 何より薬)に行ったのですが、これが私のがんのイメージを書き換えるきっかけになったのです。
笑いあふれる楽しい講演会でした。それからは笑って過ごそう!と思いました。
その会場で「いずみの会」と「がん治っちゃったよ全員集合」のチラシをもらい、「いずみの会」に翌月入会しました。
入会後の「ウエルカムセミナー」で神谷さんという事務局長さんに会い、元がん患者さんですがキビキビとしているのを見て、だんだん世界が広がって行きました。
私は右全摘していましたので二度と温泉にはいけないと思っていたのですが、これから後、別にいいかと思って温泉に行きましたが、なぜ半年もこんな気持ちのいい事を私はやっていなかったんだろうと思いました。
今も温泉にいっていますが、平気になりました。
それから「がん治っちゃったよ全員集合」を見にいき、めぐみの会を知り、斉藤さんと知り合いました。
彼は本を貸してくれたりアドバイスを頂いたりしている中で彼をみて私も良くなってきたら、同じように手伝いたいと思ったのです。
また横浜のガンの患者学研究所にも入会しました。すごい世界でした。
今は退会しましたが、そこで学んだ事は後で役にたちました。
今もガンの患者学研究所の日めくりカレダーを使っています。
いろいろながん患者会で出会った、がんを克服された方たちとの出逢いは勇気をもらえました。私もきっとだいじょうぶだと強くイメージできるのです。
夫に理解してもらったお蔭でやりたいことをさせてもらえた事、ありがたいです。
ホルモン療法を始めてから半年で肝臓に転移していたがんは半分に縮小したと先生から言われましたが、その時始めて転移したがんが当初は4cmあったことを知り、また私のステージもⅣという事も始めて聞きました。
心配性の私に配慮をしていただいた先生に感謝です。
半年で転移がんが半分に縮小し、やり方によっては、よくなるんだという大きな体験をして自信につながりました。
1年後 2cmが1.7cmになりました。
生活の中にイメージを取り入れる
私はイメージを大事にしています。
肝臓がとてもきれいなピンク色になっており、それを大切にさすったり自分の中にはすごい有能な先生がいて自分を治してくれ、悪いものをお盆にのせしずしずと外へ運び出すイメージをしています。
日記は、がんになってから毎日書いていますが、ある時から良い事しか書かなくなりました。
音楽が好きなので地元のコーラスグループに参加したりめぐみ音とかで歌ったり演奏したりしています。
それと死ぬまでにしたい100の事に挑戦しています。100の事を書き、出来たら写真を貼っていくのです。
1日の始まりに今日やりたいイベントを一つ書き、一日の終わりに、今日良かったこと3件書いて眠ります。
心がけている事は生活の中にイメージを取り入れています。
ホルモン剤のノルバディックスと酵素ドリンクを一緒に飲んでいますが、がんサバイバー玉本珠代さんから教えてもらった「最小限の副作用で最大限の効果」をイメージしながら飲んでいます。
食生活の中で人参ジュースと玄米菜食はやめました。ジュースの残りカスとか100回かむとかが逆にストレスになったからです。
免疫力の70%程は腸にあると言われていますので美腸に心がけています。
発酵食品:味噌(手作りしています)・甘酒・醤油麹・豆乳ヨーグルトを楽しんでやっています。
またトキメキは免疫力を上げるので俳優さんに熱を上げることもあります。
CTは造影剤が身体に入ってきた時の感じがイヤだったので先生にしたくないと言ったら、いとも簡単に「いいですよ これからはエコーで見ていきましょう」と了解してくれました。
昨年の10月エコー検査を受けたとき、看護師さんや医師が入れ替わり来て、パタパタしているので「どうなったんだろう?」と心配しましたが、後で本来あるはずの所のがんが写っていないので医師が入れ替ってやりましたがやっぱり写っていませんでしたとの事。
今年もエコー検査を受けましたがありませんでした。
生活習慣を変え、心の持ち方を替えたのが良かったと思います。
NPO法人いずみの会 会報163号(2017年5月発行)より
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