ガンの克服・支援活動で、生還実績をあげる NPO 法人いずみの会発行の会報より許可をいただき一部抜粋、転載させていただいています。
演題 「自分で治す手当法と食箋の世界」
~ 腹水、胸水でもあきらめないで やるべき事はたくさんあります ~
講師 市川 加代子 氏
皆さん、こんにちは。いずみの会では何度かお声をかけていただいていましたが、何年
かぶりに実現しました。
がんの方は、西洋医学をしようと、どんなことをやろうと、自分の人生は自分の手の中にある、という事を一番のテーマにお話しします。
また私は実践家ですので皆さんに実践をしていただこうと思います。また40年近くこの活動をしているので、末期がんから生還した話など勇気に繋がる話をお伝えします。
まず皆さんの中にある無限ともいえる治る力、それを引き出す力が人間にはあるという事を紹介したいと思います。
いずみの会の元代表の中山さんはスキルス性胃がんでしたが、私の夫の母もスキルス性胃がんの末期でした。
私が20代で病院に勤めている時でした。その病院で末期とわかり手術という事になりました。
その頃は抗がん剤の弊害も分かっていなかった時代でした。がんがどんなに怖い病気かあまり知識がなかったのです。
腸にも全部広がっていて腹膜播種もありました。胃がん部分だけ取って、ふたをするという状態でした。
家族に半年から1 年という余命宣告がありました。私は病院勤めでしたので、そこにある古い様々な図書を読んでいました。ビワの葉療法も知っていました。
胃がんになった時一番起こりやすいのは、腸閉塞とか、癒着です。
義母も腸閉塞になりました。洗面器2杯くらい胆汁を吐き、痛みも強い。西洋医学では詰まっているところを切るのですが、主治医と仲良くさせてもらっていましたので、ビワの葉療法をやらせてほしいと頼みました。
32キロしかない体重で、貧血もひどかった。でも何とかこの急場を逃れたら何とかなるのではないか。家族が病院でという条件でやることになりました。
病院に電熱器を持ち込み、鉄の鍋で塩を炒って50センチ四方の布に入れます。ビワの葉は本当に初めてするので、ダーッとお腹中全部敷いてその上にシーツを置いて塩の布を当て、葉の色が変わったら変えました。
数時間だったと思いますが、しばらくしたら大量に下痢をして、痛みも楽になりました。私にはそれがきっかけでした。
正直に言ってそれはかけでした。私にとっても医者にとっても。でもこのまま亡くなるよりはやってみるという決断でした。
私は病院の理学療法室で補助をやっていました。色んな方を見て、ずーっと医療に関わっている人はだんだん力が弱くなっていると感じていました。
医療に頼るのでなく、身体にある力を出すことで良くなるのではないかと。私の友達に看護師や医者もいます。
ステロイドもその頃は素手で塗っていました。外科の看護師はほとんどアトピーがひどかったし、手がゴワゴワでした。
私はいつも、おかしいなと疑問に思っていました。
今滋賀大では外科手術や火傷の治療でも抗生剤やステロイドを使わないでやっているそうですがどなたか知っていますか?
人間の体は全部治る力があるから、皮膚粘膜からも全部出るんですね。緊急でどうしても手術が必要なこともあります。
例えば悪性リンパ腫は抗がん剤がすごく効きます。でもその後は全部自分の体質を変えるという具体性がないと、柱がない所に家を建てるようなものです。
皆さんに本当の事を知ってもらいたいです。
ビワの葉
ビワの葉は使わないと損です。認知行動療法といって、認知する、自分が分かるとそのように行動する。理解して行動することによって効果が何倍にもなります。
自分の体で確かめたこと、ここが一番大事かと思います。今日は絶対実践してもらいたいことを図にします。(別紙プリント参照 図①、略)
肝心要の肝臓の所と、副腎と腎、そして仙骨、ここだけに貼るだけで違います。
ぜひ貼ってください。肝臓と胃を含むところに1枚。お腹の下に1枚。背中の副腎と腎を囲んで1枚ずつ、仙骨に1枚、この5枚。ほとんどこれだけであらゆる病気が治ってきます。
火傷や骨折、あらゆる病気の根源はこの内臓の働きを良くすることで治癒が早くなります。
例えば私の息子の場合、骨折した所にどんどんビワの葉の温灸をしたら、6 日間で骨がつきました。
骨折している所は細胞がつぶれています。出血して細胞はバラバラの状態、修復が必要です。痛みが何より困るので、まず痛みを取ります。
皆さん痛みは大いに歓迎してください。痛むと造血のメカニズムが働いて、ドンドン治します。がんでも痛んだらチャンスが来たと思ってください。皆さんは悪い所だけ治そうと思いますが、内臓全部の働きを良くし、代謝を良くして悪い場所を改修して、皮膚や便や汗にしないと良くなりません。
皆さんはそこだけ治そうとし、運動や免疫を上げるために他の事をやり出します。勿論それも大事ですが、化学的、論理的に知ることが大切です。
食事についても今は糖質制限が流行っていますが、それであっという間に心臓疾患で亡くなった人をたくさん知っています。食養というのは、全部時期があります。身体を守るメカニズムを知る、論理的な思考を使ってください。
私自身の話をします。若い時二人の子供を育てながら、夫と別れようと目を三角にして働いていました。
夫が部屋に入れないように鍵をかけての生活でした。8 時間病院で働き、それ以外にも必死に働いて倒れてしまったのです。
劇症のC 型肝炎、膵炎、胆嚢炎、筋炎、腎炎など、臓器全部が悪い。入院して、機能不全で意識も悪くなりました。
点滴をしたらアナフィラキシーショックのような状態になってしまいました。全身に悪寒が来て、汗、鼻水、涙が出て大変なことになりました。
すぐに点滴を外してもらい事なきを得ました。その次に飲んだ薬では全身あらゆるところにじんましんが出ました。
自分の勤めている病院でしたが、主治医からは「市川さんには薬は何も使えない。もう好きな事していいよ」と言われました。
それでも何をしてよいかわかりません。そこで色んな本を読みました。本で1 日暮れるという、私にとって宝の時間でした。
それが私の転換期でした。本に書いてあることをいっぱい勉強して、実行しました。水を噛むように飲むとか、ゆっくり呼吸するとか、マッサージとか。薬は合わないという背水の陣です。
ここで死んだら2 人の子供はどうなるのか。困ったことがあるから真剣になれる。
だから病気はいいんですよ。がんになったからいいんですよ。人生が変わるんです。自分がどんな不幸な状況でも絶対変えるんだ、絶対命は立ち上げなければ、それだけでした。
それからの猛勉強が私のこの道に入るきっかけになりました。
(後略)
* 詳しくは是非DVDを観てください。特に質疑応答は必見です。
NPO法人いずみの会 会報166号(2017年11月発行)より
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