胃を丈夫にするためには、「頭で食べる」ことが大切 

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森下敬一 健康談話 より

前回の記事はこちらから⇒日本人の胃病の原因 森下敬一

<頭で食べることが大切>

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胃を丈夫にするためには、「頭で食べる」ことが大切である。

つまり健康を保つためには、どんな食物をどれだけとるのが適当かを正しく知って実行することだ。

「好きなものを好きなだけ食べるのが体にいちばんよい」と反論する人たちがいる。

野性の動物は、自分の食べたいものを好きなだけ食べて天寿を全うしているというのが、彼らの根拠なのだ。

確かにその通りである。しかし、われら人間には高い適応性があり、たとえ、食物としてふさわしくないものを食べてもすぐには影響がでない。

そのため目先のきれいな有害食品にも食指を動かしやすい。

我々の体は、自分の体が必要とする有機成分の多くを合成する働きを備えているが、その機能が完全に働くためには、その素材となる食物をとり入れなければならない。

ミネラルや酵素などの微量成分が欠乏していたり、有害な化学物質の混入している食品ではその働きをなさない。

つまり、好きなものを好きなだけ食べるという本能まかせの食事法では、ほんとうに健康にはなれないのである。

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真に「頭で食べる」ためには、ヒトと食物の関係について正しい知識をもつことが不可欠であり、それには正しい自然食の知識を身につけなくてはならない。

<胃病の 2つのタイプ>

胃の病氣は多くの種類があるが、大きくは 2つに分けられる。

1つは胃アトニータイプであり、もう1つは胃酸過多タイプである。

胃アトニーとは、胃の筋肉の緊張が弱くなって、胃の運動が低下した状態をいい、胃下垂症をともなうことが多い。

このタイプの人は一見して「胃が悪いナ」とわかるタイプである。すなわち、やせていて、顔色も青白く、どことなく陰氣で弱々しくみえる。

食物をこなし、腰のほうへ送り出す力が弱っているため、胃のもたれや食欲不振に常に悩まされ、食後に胃痛がおこりやすい。

また、神経質な人が多く、低血圧、冷え症、便秘などをおこしやすい人である。

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一方、胃酸過多は細胞機能が異常に高まった時におこる現象であり、胃酸の分泌が異常に多くなる。

胃酸過多タイプは、外見的には健康そのものにみえる。

顔色も良く快活で、とても胃が悪いなどとは思えない。しかし、症状としては胃酸の分泌が多すぎるために、胸やけや吐き氣に悩まされ、ロの中は荒れやすくなる。

胃の痛みは空腹時におき、食事をするとおさまるのも大きな特色である。

結局、胃がなまけがちなものと、必要以上に働きすぎるものとの違いで、体質的にみた場合、前者はどちらかというと陰性体質者におこりやすく、後者は陽性体質者におこりやすい。

したがって食事療法もそれぞれの体質的な偏りの是正がポイントになる。

胃アトニータイプは根菜類を煮たり、炒めたりしたものを副食の中心とし、主食の玄米とともに、十分咀嚼して食べること。

水や清涼飲料水、果物などはなるべく控え、代りに薬草茶としてハブソウ、オオバコ、ドクダミなどを煎じて、毎日飲むようにする。

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胃酸過多タイプは、葉緑素や葉菜類など、炎症を治す効果のある食品をつとめてとるようにする。

消化機能が低下しているので、胃に大きな負担をかける動物性食品は極力ひかえるとともに、胃粘膜を刺激する繊維の硬いもの、たとえばゴボウ、セロリなどはさけ、消化しにくい、いか、たこ、貝類なども止めたほうがよい。

刺激の強い香辛料、コーヒー、濃い日本茶などは避け、※梅生番茶や、※ミネラル水を適当にとるようにする。

※梅生番茶 …
 熱い番茶(茎6、葉4の割合に入った3年ものの番茶がいちばんよい)に、梅干1つと醤油を数滴入れ、梅肉をほぐしながら熱いところをフーフー吹きながら飲む。

※ミネラル水 …
 良質の井戸水の揚合はそれを使う。水道水の場合は太陽石を入れて、2昼夜ほどおいた水(ミネラル水)を使う。

太陽石、三年番茶は自然食品店で売られている。


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森下敬一 (もりした けいいち) 医学博士

お茶の水クリニック 院長 千島・森下学説『腸管造血』提唱者

東京医科大学卒業後、生理学教室に入り、血液生理学を専攻。千葉大学医学部より学位授与。

新しい血液性理学を土台にした自然医学を提唱し、国際的評価を得ている。

独自の浄血理論と、玄米菜食療法で、慢性病やガンなどに苦しむ数多くの人々を根治させた実績をもつ自然医学の第一人者。

著書に「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す 50歳からの食養生 」「ガンは食事で治す」など約80冊がある。

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