リズムのレッスンエクササイズを行った感想
直感とは、「センス」とも言い換えることができると思います。よく「センスがない」「センスがよい」等という表現を聞きますが、センスがないことは「ない」と思います。
おそらくセンスが「ズレている」だけなのでしょう。
センスがズレていると物事がうまく進みません。「気が合わない」と、場を共有できないのと同じです。
大切なのはセンスを「合わせる」こと「チューニング」です。
音で言えば「ラ」の音、色( として認識している波)でいえば緑、食物でいえば全粒穀類( 玄米)でしょう。
「気の利く人」「気が回る人」「気持ちの良い人」などと仕事をすると物事がスマートに進みます。リマ・クッキングスクールでも、大事なのは「万事スマート」です。
英語のスマートは「利口」という知性の意味もありますが、日本語のスマートは「整えること」つまり「秩序」で非常に感性的です。
社会で生きている限り、人との交流があります。周囲と自分を「同調させること」に長けている人は長生きし、社会に貢献できます。
長生きの秘訣は「気の交換」でしょう。
感性教育
桜沢如一資料室の活動の中で、勝又会長がよく説明される「感性vs知性」の話があります。無限の見えない世界から来た我々は、感性が勝利者だと知っています。
感性を磨き、直感力を養う感性教育が必要とされています。
小難しく万人ができない知的な教育ではなく、多様性と各人の陰陽和合を認め、生きる力が目覚める誰もが簡単にできる感性教育のひとつに「自分の鼓動( リズム)を感じる」ことがあると思います。
誰もが生きている限り感じることができる自分のリズム。それらを感じることで感性を磨くことができます。
「教育の基本は自分を感じること」と、このレッスンは教えてくれます。
Lesson 6-2 リズム
充実したスケジュールを立て秩序を創造する
日々のスケジュールを考え、時間の使い方を学びましょう。仕事と活動のスケジュールを把握することと、食事のスケジュールを把握するためのエクササイズの2部構成です。
エクササイズ① ライフ・テンプレート
下のテンプレートは日々の決まりきったこと、生活で何が規則的に起こっているのかを反映しています。
週ごとに仕事、余暇、学校、他の活動を整理する人が多いはずです。
翌週の活動を、以下の表のように書き込んでみましょう。
(違ったスケジュールの場合、状況に合った表を作成し、自分に一番合った表を作成してください。)
では、各スケジュールを決めましょう。
● 仕事はいつからですか?
● 朝早くからですか?
● 夜の勤務ですか?
● フレックス制ですか?
● 規則的に運動をしていますか?
● 習い事はどうですか?
● 子どもの送り迎えはありますか?
● 年ごと、週ごとにスケジュールは変わりますか?
エクササイズ② メニュー・テンプレート
メニュー・テンプレートは、ライフ・テンプレートと実際の生活上、整合を持たせるようにします。
下のテンプレートは特定の食物についてではなく、スケジュールのひとつになります。
翌週の食事を摂る時間を以下の表のように書き込んでみましょう。
(多くの人は、週ごとのリズムで日中に規則的なスケジュールで食事を摂ります。異なるパターンの場合は、自分の食事時間を反映した表を作成してください。)
では、食事のパターンがどうか見てみましょう。
①食事はいつ食べていますか? 毎日同じ時間でしょうか?
②何回食べていますか?
③食事の量はどうでしょう? 大量ですか? 少量ですか? 適量ですか? 一番多く食べるのは一日のいつでしょうか?
このテンプレートは、自分の食事パターンを反映しています。
時間の使い方やメニューを決める上での個々人の方法によります。
エクササイズの目的は、自分の習慣を見直し、食事を計画的に摂るために人生のスケジュールを直感的に立てることにあります。
規則正しい食事、睡眠、仕事のパターンを伴うスケジュールは、秩序と調和の土台となるリズムを創り出します。
構造化された秩序が直感を創造し、取り戻すフレームワーク(枠組み)となるのです。
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Julia Ferré
北カリフォルニア在住。夫のCarl Ferréと共にGOMFを運営。
GOMF発行「Macrobiotics Today」誌への原稿執筆、毎年のサマーキャンプの運営を行う。
新刊「Food and Intuition 101」に加え、「Basic Macrobiotic Cooking」「French Meadows Cookbook」の著者。
foodandintuition-jp.jimdo.com