フライドチキンの呪い コーヒーに発ガン性!――「食」のタブー、次々に噴出……

シェアする

船瀬俊介連載コラム

マスコミのタブー200連発〈118〉(月刊『ザ・フナイ』)

フライドチキンの呪いコーヒーに発ガン性!――「食」のタブー、次々に噴出……

「波動医学」から時速500キロ超高速列車まで

世界が大きく変わり始めた。

そして、動き始めた……。

先月号で、私は最新中国リポートを伝えた。読者は中国の激変ぶりに驚愕したはずだ。

中国側の招聘で「波動医学」に関して講演を行ってきた。この新しい自然医学については拙著『なぜ中国は認知症に「音響チェア」を導入したのか?』(徳間書店)に詳細を記した。

中国が「波動医学」に注目した意味は大きい。

いうまでもなく中国は東洋医学の発祥の地である。中国政府の「波動医学」への回帰は、14 億の大国が西洋医学を見限ったことを意味する。

現に、これまで中国の医療事情は西洋医学と東洋医学の共存であった。

中国国民は、洋医(西洋医学)か、中医(東洋医学)のどちらかを選択することができていた。

しかし、近年、さらに洋医離れが進んで、比率は2対8と中医が優勢になっていた。

それを決定的にしたのが「波動医学」シフトである。それは、さらに中国の脱西洋医学を加速させている。

医学だけではない。

先月号で報じたように、中国はすでに時速500キロ走行の最新高速列車を完成させている(写真A)。

わたしは、その映像を見た瞬間に直感した。

その列車は、「一帯一路」の陸路を爆走するだろう(図B)。

習近平政権が打ち出した〝21世紀のシルクロード〟――。

その陸路の一翼を担うのは、この時速500キロ新幹線であることは、まちがいない。

上海から北京を経てパリに至る新オリエント急行だ。

ここで、いやでも醜態をさらすのが日本のリニア中央新幹線だ。すでに、「のぞみ」ですら時速500キロ走行が可能なのがバレている。

「リニアいらねぇじゃん!」

すでに、若者ですらあきれている。

日本だけが、壮大なブラックコメディの暗渠に突入しているのだ。

「魔王、死す!」世界は激動期に突入した

わたしの持論は、かつて述べたように「火の文明」から「緑の文明」へ――(図C)。

化石エネルギーで栄えた近代文明は終焉を迎え、自然エネルギーで栄える共生の文明が始まる。

大国中国の急激な変化こそ、まさにこの文明パラダイムシフトそのものだ。

文明大転換への契機となったのがディビッド・ロックフェラーの死である。

彼のあだ名は「地球皇帝」――つまり、二〇世紀を背後から操り支配した人物である。

彼は2017年3月、101歳でこの世を去った。

わたしは『魔王、死す!』(ビジネス社)で、こう記した(写真D)。

「……エネルギー、金融、食品、メディア、医療、戦争、国家……すべてを意のままにした世界皇帝の封印解除!」(帯より)

本誌読者なら、彼こそ国際秘密結社イルミナティの頂点に君臨してきた男であることなど、とっくにご承知のはず。

その魔王の死は、世界に激震として広がっていく。それが本書の趣旨だ。

「近代史の闇が暴かれ、世界システムが大崩壊!!」

「そして、〝禁断の産業革命〟が始まる」(同)

この〝産業革命〟こそ、「緑の文明」にいたる革命なのだ。

その先鞭を切り、先陣に躍り出たのが中国だ。いまや、中国は世界最大の風力発電大国だ。その事実を日本人は、まったく知らされていない。

時速500キロのユーラシア大陸横断の超高速列車など、知っている日本人は皆無だ。

中国は、トランプ政権が要請した有毒な遺伝子組み替えトウモロコシ輸入にノーを突き付けた。

日本の安倍首相は、二つ返事で引き受けた。

この男を先進諸国の首脳たちは〝トランペット〟と呼ぶ。トランプのペット……という蔑称だ。

中国は「将来、有機農業をめざす」と宣言している。韓国ですら「学校給食すべてオーガニックにする」という。このように世界情勢は、近年、急速に変化している。

日本だけが、哀れなほどに世界の趨勢から取り残され、落ちこぼれている。

――今回は、その中で「食」の世界の激変をお伝えしよう。

フライドチキンの呪い!寿命が10年縮む……

「……フライドチキンで死亡率13%悪化」(写真E)

今年(2019年)1月、衝撃ニュースがネットを駆け巡った。

これは、英医学雑誌『BMJ』に掲載された論文。

全米40か所の病院で1993年から98年にかけて女性(50~79歳)10万7000人を対象とした疫学報告だ。

この研究には、なんと18年もの追跡調査が実施されている。

その結果、一日1個以上フライドチキンを食べた女性の死亡率は、「食べない」女性にくらべて13%も高かった。

これは寿命を80歳とすると約10年早死にすることを意味する。

フライドチキン大好き人間にとっては、ショックだろう。

それ以上にショックだったのは、ケンタッキーフライドチキン(KFC)のはず。

わたしは、このニュースが世界のメディアに載ったこと自体おどろきだった。

なぜなら、ケンタッキー創始者カーネル・サンダースは知る人ぞ知るフリーメイソン会員だった。メイソンリーだったからこそ定年退職してから、世界最大フライドチキン帝国のネットワークを築けたのだ。

そのフライドチキンを食べたら寿命が10年縮む……!

かつて、魔王が存命だったら、このようなニュース配信は、絶対に許されなかった。

それどころか、悪くすれば研究者は暗殺されたかもしれない。魔王たちは、それくらい平気でやってきたのだ。かつて、アメリカでは抗ガン剤を使わない自然療法でガンを治した医者が次々に暗殺され、その数は2~300人にのぼるという。

典型がマックス・ゲルソン博士の暗殺だ。

博士は、今もガン食事療法の父……として、世界中から尊敬されている。そんな著名な学者ですら、魔王たちは平気で抹殺してきたのだ。

しかし、今回はCNNですら配信している。もはや、魔王のかつての威光は存在しない。

ポテトフライ週2回で死亡率2倍!

『BMJ』論文に衝撃を受けたのはKFCだけではない。

もう一方のジャンクフードの双璧マクドナルドも激震した。

「ポテトフライを週に2回以上食べるだけで、死亡率は2倍になる」(同誌)

「オーマイガーッ!」

マック首脳陣は天を仰ぎ、頭を抱えたはずだ。

同社フレンチフライは、ハンバーガーと並ぶ主力商品(写真F)。

それを、わずか週2回食べるだけで2倍死ぬ……!。

このようにフライドチキンやフライドポテト有害報告は、世界に一大パニックを引き起こしている。

そして、相変わらず、知らぬは日本人ばかり。それも、仕方がない。

日本の報道自由度は、なんと世界72位、いまやアフリカ独裁国家以下という体たらくぶりなのだ。

チキンやポテトショックは、対岸の火事ではない。

わたしが非常に懸念しているのが「から揚げ」だ。日本人は、一人当たり年に平均240個も食べている(写真G)。

1カ月の消費量トップは青森県32個。そして、同県は9年連続死亡率ワーストワン。

から揚げは、ジャパニーズ・フライドチキン。やはり1日1個以上食べるだけで
10年早死にする。

から揚げ大好き家族は、顔面蒼白だろう。日本の悲劇はさらに深い。

これら命にかかわるニュースを、マスコミが完全に握りつぶし、いっさい国民に知らせないからだ。

つまり、新聞、テレビの正体は、国民愚民化の〝洗脳〟装置なのだ。

それなのに、国民は律義にNHK受信料を払い、新聞購読料を払って、隅から隅まで眼を通し、心底、信じきっている。

まさにバカも極まれり……。

さて――。

この揚げ物ショックは、チキン、ポテトにとどまらない。

「フライ食品を毎日食べるだけで死亡率は7%悪化する」(同誌)

魚フライ定食や天丼好きも、箸が止まりかねない。

エーッ!?と、絶句する顔が眼に浮かぶ。

ほぼ毎日、揚げ物料理をする家庭も多い。そんな、揚げ物大好き家族は、全員、寿命が7%縮むのだ。

夫や子どものために、よかれと思って揚げ物料理をしてきた主婦も、息が止まるだろう。

高熱で発ガン物質アクリルアミド(AA)生成

『BMJ』論文は、フライ食品の有害性について世界初の研究だ。

この決定的研究で油で揚げた食品の有害性が、クッキリと浮き彫りにされた。

あなたは、首をかしげるはずだ。なぜ、油が揚げた食べ物が軒並み〝発ガン食品〟になるのだろう。

その謎を解くのが油による高温調理だ。

揚げ物調理には150~200℃という高温加熱が行われる。バーベキューや焼肉などは最高で400℃近くにもなるという。

これは、自然界にはまったく存在しない。

食品が高熱にさらされると、その成分が化学変化を起こす。そして、強い発ガン物質が生成される。その名は、アクリルアミド(AA)。これは、ほんらい化学工業原料として知られている。

この強力発ガン物質が揚げ物から検出された!

研究者たちにとっては一大ショックだった。

なかでも高濃度で検出されたのがポテトフライやチップスだ。ジャガイモのでん粉は、とりわけ加熱でAAに変性しやすい。

だから、フレンチフライをわずか週2回つまむだけで死亡率2倍……という

ショッキングな運命をたどることになる。

揚げ物食品で早死にする理由は、アクリルアミド(AA)だけではない。

もうひとつ。短命理由にあげられるのが「糖化」(メイラード反応)だ。

これは、聞き慣れない言葉のはず。最近、栄養学界でも、注目されている。

これは食材を高温加熱する調理で、成分が加熱変性して有害物が生成される現象。じつはAAも、この「糖化」反応で生成されたものだ。

食材を加熱「糖化」すると有害な「終末糖化産物」(AGE)が生成される。

たとえば、砂糖を加熱しつづけると茶色のカラメルになる。

これは、AGEが生成されたからだ。

「……糖化した食べ物を食べ続けると、ありとあらゆる病気になります」と鶴見隆史医師(鶴見クリニック院長)は警鐘を鳴らす。

「具体的には、ガン、骨粗しょう症、心疾患、脳血管疾患、認知症、パーキンソン病、精神疾患などです」(同医師)

なぜ「終末糖化産物」(AGE)をとると、病気の原因になるのか?

「細胞内に沈着したAGEは、なかなか排泄が困難です。そのAGEで細胞内の重要成分ミトコンドリアが冒される。

これは、生命エネルギーを生み出す大切な働きがあります。ACEは、それを破壊していく。それは、全身細胞の生命エネルギーの衰えを意味します」(同医師)

つまり、人類が文明の夜明けとともに発明した加熱調理が、思わぬ害を生み出していた。

鶴見医師は「揚げる」「焼く」など高温調理は、できるだけさけて「発酵」「蒸す」「茹ゆでる」などの低温調理を勧めている。

同医師はいう。

「フライドチキンなど、絶対食べるなとはいいません。たまの楽しみにしましょう」

わたしも同意見だ。週に1回ていどにすれば、そのリスクも急減する。

頭の切り替えが、必要なときである。

カリフォルニア州でコーヒー発ガン性表示の衝撃・・・

詳しくはこちらより購読をお願いします: ザ・フナイ 2020年1月号 

ザ・フナイ 2020年1月号  マスコミのタブー200連発〈118〉 より

月刊『ザ・フナイ』は、船井幸雄が「世の中を変える意識と行動力を持つ人に向けて発信する」と決意し、(株)船井メディアより2007年10月号から創刊した雑誌です。

選りすぐりの豪華執筆陣による、新聞・テレビなどが報道しない世界の裏の動き・情報を、毎月お届けしています。

舩井幸雄が自らの多様な人脈の中から選りすぐった豪華執筆者からの情報をはじめとして、まだ広く知られていない諸分野の情報、先がけた情報を、偏った一方的な見解ではなく様々な視点を用いて、毎月お届けしています。

【マス・メディアには載らない本当の情報がここにはある】

月刊誌『ザ・フナイ』: http://evavision.shop-pro.jp/

月刊誌『ザ・フナイ』年間購読: http://evavision.shop-pro.jp/?pid=112414187

【アマゾン・リンク】

⇒ ザ・フナイ vol.147

⇒ ザ・フナイ vol.146

バックナンバー一覧はこちらから: 月刊 ザ・フナイ

logo2

船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家

著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。

『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。

独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。

船瀬俊介公式ホームページ= http://funase.net/

船瀬俊介公式facebook=  https://www.facebook.com/funaseshun

船瀬俊介が塾長をつとめる勉強会「船瀬塾」=  https://www.facebook.com/funase.juku

著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。

船瀬俊介 著作特集はこちらから