食中毒に活用したい薬効食品、伝承の手当法 

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森下敬一 健康談話 より

食中毒はなぜおこる

夏場に食中毒が多くなる原因の一つは、氣温が高くなって細菌の繁殖に好都合な状態になることにある。

もう一つ忘れてはならないことは、暑さのために、われわれの体の調子が崩れやすくなっていることである。

食中毒防止の万全を期すという点では、むしろ後者のほうに対する対策をこそ、しっかりさせておかなければならない。

なぜなら、発病にあたって、最終的なキメ手となるのは体の抵抗性であるからだ。

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同じように細菌の繁殖した食品を食べても、発病する人もあればしない人もある。

また、発病して命を落とす人もあれば、軽い下痢程度ですんでしまう人もいる…というように、反応の仕方はまちまち。

その差を生み出しているのは体の抵抗性なのである。その体の抵抗性のカナメは腸内細菌の性状である。

腸内には細菌群(常在叢菌)が棲みついている。

それが健全なバランスのとれた状態にあれば、外からある程度まとまった数の有害な細菌が侵入しても、それを同化してしまい、毒性を失わせてしまう。

だが逆に、胃腸機能が混乱していて、細菌群のバランスが崩れていると、侵入した有害菌を異常増殖させる温床となってしまうのだ。

だから、腸内細菌の性状を狂わせる条件は極力つくり出さないように注意しなければならない。特にいけないのは次のような事柄だ。

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清涼飲料水や冷たい牛乳などを過飲すること

肉類や白砂糖を常食すること

夜ふかししながら、飲食すること。

活用したい薬効食品

暑い季節には、他の季節に比べて相対的に水分の摂取量を増やしてよいし、適度に冷たい食品を摂ることも許される。

けれど、体調を崩すほどに行きすぎてはいけない。

そして、さらに積極的に胃腸の組織を引きしめ、腸内の細菌群のバランスを保持する配慮が不可欠。

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そのためには玄米・菜食の原則にかなった食生活をおこない、とくに梅干、ゲンノショウコ、にんじん、にんにくを活用したい。

伝承の手当法

食中毒になると、個人差はあるが、一般には腹痛、下痢、嘔吐、発熱、頭痛などがおこる。

嘔き氣があるのは食物が胃の中にある証拠だから、口に指をつっこんだりして、嘔いてしまうのが一番手っ取り早い。

腸に入った後なら、ヒマシ油などの下剤をかけて腸内を早くカラッポにすることが大事。

その後で、黒豆の濃煎汁をどんどん飲むとよい。甘草を加えるとなお効果的だ。

これは、すべての解毒に有効だから、何が原因かわからないときでも用いてよい方法だ。

合わせて、食あたりの症状を和らげ回復を早めるりんごやれんこんのすりおろし、くず湯、ヨモギ・シソの葉の絞り汁、なすのヘタの黒焼き、塩温石などの手当法を試みるとよい。

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森下敬一 (もりした けいいち) 医学博士

お茶の水クリニック 院長 千島・森下学説『腸管造血』提唱者

東京医科大学卒業後、生理学教室に入り、血液生理学を専攻。千葉大学医学部より学位授与。

新しい血液性理学を土台にした自然医学を提唱し、国際的評価を得ている。

独自の浄血理論と、玄米菜食療法で、慢性病やガンなどに苦しむ数多くの人々を根治させた実績をもつ自然医学の第一人者。

著書に「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す 50歳からの食養生 」「ガンは食事で治す」など約80冊がある。

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