北朝鮮弾道弾ミサイル問題の読み方「第3の目」で真相を観る

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池田整治連載コラム

9.11というマッチポンプ

日本語は、その語彙の豊富さと情報伝達能力で世界最高の言語と思われます。言霊としての命を持ち、諺だけで教訓として意味が通じます。

その中で、「マッチポンプ」とう外来語由来の言葉があります。

「自分でマッチで火をつけておきながら、火が大きくなるとポンプで水をかけて消す」という意味です。

要するに、自ら仕掛けて事件を追及し、他方では収拾を持ち掛けて金品などを受け取るやり方のことです。

つまり、「自作自演」のことです。

その好例が、9.11同時多発テロです。ハイジャック事件と見せかけて自ら世界貿易ビルを特殊爆薬で破壊し、アルカイダのテロとでっちあげ、その撲滅名目でイラク等に軍事侵攻し、石油等を奪いました。

その真の目的は、「国民(議会)の承認なく」、自由に米軍を使って戦争できる、つまり「他国(世界)の資源収奪等が自由にできる体制」にすることでした。

そのしっぺ返しが、トランプ大統領の誕生なのです。

つまり、イラク等の現場で「収奪の真実」を知った軍人たちの「世界金融支配体制」への「クーデター」なのです。

現在の世界情勢のポイントは、このトランプ革命が成功するかどうかなのです。

要するに、今この時は、宇宙の摂理に外れた現代文明が、自ら滅びの道から永久の道へ復元できるかどうかの「ターニングポイント」なのです。

「狼と少年」から北朝鮮ミサイル問題を学ぶ

さらに、「狼と少年」というイソップ逸話があります。

羊飼いの少年が、狼が来たという嘘を触れ回って村人にいたずらをしていたところ、次第に彼のいうことを誰も信用しなくなり、ある日本当に狼が襲来してそれを知らせるも、誰にも信用されなかったという話です。

この話は、正直な生き方をしなさいという教訓とともに、嘘偽りを喧伝して暮らしていればいつか罰を受けるという話です。

さらにこれは、繰り返される「仕掛け」に、もうそろそろ気がつきなさい、という警句として私には映ります。

その仕掛けとは、北朝鮮による度重なる弾道弾ミサイル発射事案です。

結論から言えば、彼ら世界金融支配体制が、金のなる木である日本から未来永劫、背に汗して働いたお金を奪うための仕掛け、ということです。

さらにわかったことは、お金を奪うのみならず、化学物質、放射能、遺伝子組み換え食品、ワクチン等で日本人のDNAを破壊しながら年を重ねるごとに、民族を抹殺化しているという驚愕の事実です。

今や日本人の二人に一人が癌で死んでいきます。

しかも抗ガン剤治療など、彼らの支配する西欧医学に莫大な治療費をもって行かれ、かえって死を早めながら…。

化学物質等が生活に使われだしたのは、全て戦後のこと、僅か60年足らずの話です。

つまり、彼らの「仕掛け」ということが、いつからどういう経緯で導入されたか調べるだけでわかることなのです。

もっとも、彼らの最大の洗脳手段であるTVや新聞情報、政府や官僚発表だけで判断する愚を犯してはならないことは言うまでもありません。

三つの視点を持つ

要するに、物事を判断するには、三つの視点が必要です。

相対する「敵」と「我」、そして最も重要となる鳥瞰図的な「第3の目」です。これは、歴史や文明等出来うる限り深い叡智の総合的視点とも言えます。

日本国民等を洗脳し、マッチポンプで儲ける為には、都合のいい「我」の視点だけをメディア情報として流すわけです。

北朝鮮ミサイル問題では、北朝鮮のミサイル発射だけを抽出して報道し、さも狂った指導者のトンデモ悪行と、国民にイメージ化させればいいのです。

憲法を含むGHQの戦後占領施策で、軍事が悪いとされ、しかも自衛力さえも否定された体制の中で、頼るのは米軍しかないと洗脳された日本人に、ボランティア精神で日本を守ってくれている米軍に「もっと思いやり予算」をとなって、莫大な税金が無償で海をわたって行くわけです。

では、北朝鮮ミサイル問題を「敵」の視点で観てみましょう。

ここで、北朝鮮と韓国は「休戦」状態であり、国際法上は未だ戦争状態にあることを前提としてしっかり認識しておく必要があります。

そういう緊迫した情勢の中で、北朝鮮の眼前である国境線の間近で約30万人に及ぶ精鋭の米韓軍が3月から二ヶ月間の長期にわたり実動軍事演習を毎年行っています。

因みに30万という人数は、全陸上自衛隊の2倍にも及ぶ兵力です。

古今東西、まず演習で動員し、そのまま実際の軍事侵攻に繋げることは、世界の軍事常識です。

しかも今年は最精鋭の特殊部隊による「金主席斬首作戦」も主要演習項目に入っています。潜入して金正恩主席を暗殺するというものです。

世界から孤立している金正恩にとって、まさに恐怖の演習ではないでしょうか。

演習の始まる前から米韓に中止するよう呼びかけてもいます。ミサイル発射は、まさにこの演習への「抗議」と言えます。

考えようによれば、ルーズベルト大統領の狡猾かつ陰湿な「仕掛け」の「マッカラム対日8箇条策」で真珠湾攻撃をさせられた日本海軍首脳の追いつめられた窮鼠猫を噛む位置と金正恩主席の立場が同じと言えます。

「第3の目」で真相を観る

この相対する敵と我の視点を基礎に、さらに鳥瞰図的な「第3の目」で観てみましょう。

まずここで、戦争や基地等駐留もすべて「事業」であることを知る必要があります。砂漠に一万人の基地をつくって生活させるには、年間数千億の経費がかかります。

建物、水・食糧、燃料、医療品、衣糧品、武器弾薬、厚生施設、輸送、電気等々。

在日米軍駐留、米韓実動演習もいったい毎年どれだけの「利益」になるのでしょうか。これらは全てベクテル社等彼らの大企業群にお金が集まるシステムなのです。

わかりやすい最近の実例では、IS・イスラム国への最大の出資企業がフランスのセメント会社だったことです。

戦争で街を破壊し、戦後復興に使われる膨大なセメント…砂漠の上に建てる街はまさにコンクリートの塊…まさにマッチポンプです。

ノドン1号が日本海に発射されたのは1993年5月でした。

この時、作戦幕僚だった私は、日本海に展開した米空母・キティーホークに横田から米軍艦載機で現地確認に行きました。

この「国難」に対処するには、米国に協力して対弾道弾ミサイル防衛を作り上げるしかないと判断しました。

要は、「お金」と世界最高の「もの作り」国家・日本の技術の提供です。

その後、春になるごとに北朝鮮ミサイルの発射が繰り返され、北朝鮮の脅威が紙上をにぎわし、国民の知らないところで、紙くずとなる米国債が買い取られて行く。

つまり国民生活を潤すはずの税金が海を渡って行くのです。

今年で24回目となりました。

狼と少年ではありませんが、もう気がついてもいいのではないでしょうか。

米韓軍事演習を大々的に北朝鮮の眼前で行い、恐怖にかられた金主席にミサイルを撃たせる。そのミサイル脅威を元手に、日本国民からお金を搾り取る…。

実は、日本人の知らないところで、横田から米軍輸送機が平壌に飛んでいます。

横田・厚木上空は、「治外法権」付き駐留米軍の空域であり、米軍は自由に往来できるのです。その輸送機には日本製のブルドーザーが入っていたこともあります。

第3の目で見れば、世界金融支配体制の軍事部門が、北朝鮮に基地をつくってやり、さらに精密部品を提供してミサイルをつくらせて発射させ、その脅しで日本から資金を収奪する、という構図が見えてくるのです。

日本人の使命

一を聞いて十を知る、という諺も日本にはあります。

論語の「一を以て万 (ばん) を知る」から来ていますが、物事の一部を聞いただけで全部を理解できる、賢明で察しのいいことのたとえです。

自然の音を情報として聞き取れる世界唯一の脳を持つ日本人。

そろそろ北朝鮮ミサイル問題から目覚めて、化学物質、放射能、遺伝子組み換え食品、ワクチン等々あらゆる分野で、日本人を抹殺化しながらお金を収奪される「仕掛け」に気がついてもいいのではないでしょうか。

そして、その本来の自然・宇宙そしてあらゆる人々と共生する生き様を世界に先がけて体現したいものです。

それが、文明の転換点に生まれた我々現代日本人の使命と私には思えます。


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池田 整治 

1955年3月22 日、愛媛県愛南町生まれ。作家。元全日本実業団空手道連盟理事長。東藝術倶楽部顧問。空手8段。

1973年、陸上自衛隊少年工科学校前期課程修了。防衛大学校入学。2008年、陸上自衛隊小平学校人事教育部長。2010年退官。最終階級は陸将補。

オウム真理教が山梨県上九一色村に作ったサティアンへの強制捜査に自衛官として唯一人同行支援した体験などから、「真実とは何か?」を独自に研究。

自衛官在任中時代に『マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実』(ビジネス社)を出版、ロングセラーとなる。

北海道での単身赴任時代、万が一の場合、4人の子どもたちへ父の想いを残し伝えるためメルマガ『心のビタミン』を開始。

退官後、〝真実の語り部〟として情報発信を始める。現在もブログ、書籍、講演会などを通じて精力的に活動を続けている。

著書に『1000年先の地球のために―「滅びの道」から「永久の道」へ』(ナチュラルスピリット)『マインドコントロール2 今そこにある情報汚染』『離間工作の罠 ~日本を分断する支配者の手口~』(以上、ビジネス社)、

今、知らなければいけない 重大な真実を語るメジャーな人々 東京・日比谷公会堂での講演からVol.1』(ヒカルランド)など共著も含めて20点以上。

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美し国 副代表

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