宗教法人求道実行会三島責任役員・NPO法人法沖ヨガ協会・ブラーフマンヨガセンター・北山佐和子連載コラム
【沖ヨガ式・寝相】
沖ヨガ式・寝相は、私達が寝ている間に一番無意識の状態の間の色々な動きなどを【本能体操】として、日常の心身の各自の癖がでやすい【生活自己診断法】の気付きとしても沖ヨガは捉えます。
寝相はこの無意識の色々な動き=本能体操によって、昼間の身体の動きなどの過不足を補うために
・自然回復法
・保護や修正法
・無意識のストレス解消法
としてます。
ですから、元気な子供達ほど寝相が悪い場合が多いというのは、生命の働き=生命力が強い=自然回復力=保護・自己修正力=ストレス解消する力が野生的に逞しいと、いえるでしょう。
寝られる場合に、例えばフカフカの柔らかすぎるマットや、身動きできないような寝床、高すぎる枕などで、睡眠中の無意識運動が十分発揮できてない場合には、朝の目覚めも気分がスッキリせず、気持ちよくパッと起きれないものです。
40年前に私が26才のインドに初めて一人で行った時です。
ニューデリーからジャイプール行きの寝台列車に乗りました。
40年前のその頃のインドの寝台列車は、板・横幅約1m・長さ約1m70cmぐらいの固そうな板が、二段ベッドの代わりに上下に二枚あるだけでした(笑)。
仕切りのカーテンなどもないようです。。。私は寝具毛布類は持参してなかったので、その固い板をしばらくボッ~と見詰めて(笑)、
[どうしょうかな~]と思い、、
[まあいいかぁ~インドの方々はどうしてるかなぁ~]と他の人を観察してみました。
インドの人達は、日常~暑さ寒さ埃や雨しのぎに、一枚の大判ショールを皆、頭から纏って、眼だけ出して歩いています。
最初はこの眼だけショールからでているのが不気味な感じでしたが~(笑)。
二段ベッドの板の上で、インド人の人達はそれぞれのその大判ショールを毛布代わりに器用に自分に繰るんで休んでました。
46年前の三島のヨガ道場のその頃の奉仕生生活のお陰で私もどこでも結構寝られるようには(笑)なっていましたが~・・・
固い板だけの仕切りもない所に寝るのは、20代の私にとっては初めてのことでした(笑)。。。
まぁ結局上段の板のベッドに、ジーンズの上下を着たまま貴重品を膝下に置いて寝ることにしました。
私、内心は気があまり大きくないので(っと自分では思ってる(笑))いつもよりは数分間は寝にくい状態でしたがインドの固い板ベッドでもそれなりに熟睡できました。。。。
私が、インドで最初に見稽古できたヨガポーズ=アーサナは、この列車の板の二段ベッドでの、
→リラックスポーズ=おまかせのポーズ=放下体=シャバアーサナでした(笑)。
それなりに寝る場所があって疲れて心身完全燃焼できてたら、あとはまぁお天道さまにおまかせどこでも、直ぐ寝れるものです(笑)。
そのインドの列車は目的地ジャイプール行きではなく、キップを買うときの私の発音間違いでしょうか砂漠に近いジョドプール行きに乗ってしまいましたが~(笑)。。。
でもその間違って行ってしまった早朝4時過ぎに着いたジョドプールは、なんと360度見渡す限り砂漠で日本では見ることができない素晴らしい日の出&夕陽がありました!
あの砂漠一面に拡がる目の前の大きい衝撃的な太陽の美しさマハラジャのホテル(泊まってない)の庭からみた光景は今でも思い出されます。
ですから何処でも(笑)いつでも(笑)寝られる健康的な寝相の代表として、
ヨガのシャバアーサナ=くつろぎのポーズ=死体のポーズ=寝たふりのポーズで寝ることができるのが自然体として理想でしょう。
寝られる時のそれぞれの心身の癖などを以下二、三種類あげてみました。
寝る時の心身の癖
○高い枕を好んで寝る
・普段の生活で前屈姿勢気味なので、寝る時にも、前屈みの姿勢でないと寝れないわけなので、高い枕を必要としてしまう。
・修正法 肩、背中の下に枕を置きます。
肩、胸をひろげるように両手をのばす。 腹式呼吸 【息をへそしたから長く吐いてお腹をへこます→息を吸ってお腹をふくらます】 を十回ぐらいしましょう。
首肩がリラックスでき胸が広がってゆけば、徐々に枕を低くしてゆけるでしょう。
○両手を上げて寝る
・食べ過ぎです。肋骨の中の臓器が苦しいので両手を万才した状態で、肋骨を広げて胃などを弛めているのです。
毎日寝るときに両手を上げて寝る方は、毎日食べ過ぎとなります(笑) ご注意下さい。
寝る三時間前までには飲食を控えたりしましょう。
・修正法 上向きに寝る。
両膝曲げ立てます。左膝を内側に倒し床に近づけます。左膝を上下に十回ぐらい息を吐きながら揺さぶります。
左ウエストか床から離れ過ぎないように気をつけましょう。
右膝も同様にします。左右の膝で床に近づけ上下に揺さぶりにくいほうの片膝があれば、 その片膝を十回息を吐きながら、痛くない程度に内側に倒し上下に揺さぶります。
特に男性や食べることが大好きな方々は、 膝を内側に倒す、骨盤を閉じる作業はやりにくい方が多いでしょう。
膝を内側に床に近づけながら、 「力をぬいて、膝を上下にゆらゆら」 貧乏揺すりのように小刻みに揺さぶるといいでしょう~。
○片足をもう片足にのせて寝る。
・両足を伸ばした状態では、寝にくいので片足をもう一方の片足にのせたりします。
左右の腸骨の高さが不揃いで骨盤の片寄り腰まわりに緊張がある場合が多いようです。のせた足側を弛めています。
例えば、写真の場合、左足をのせている →左側の下腹、胃などを弛めている。
例えば右足をのせる場合には、 右側下腹、肝臓などを弛める。
・修正法 片足のせる側のその片足を曲げたてる。
息を吸いながら両尻、腰を上げる。 息を吐きながらストーンと床に落とす。片方だけ脱力三回ほどする。
脱力した足側の肋骨内臓器、腰、下腹、などの緊張をとりリラックスさせています。
こちらのコラムに続く: 寝相は日常の心身の各自の癖がでやすい【生活自己診断法の気付き】part2
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北山佐和子
1952年生まれ。18歳から沖ヨガ修道場を経て海外(フランス、ルーマニア、ニューヨーク、ロサンゼルス、韓国、台湾etc) 指導体験を活かし、日本国内のヨガ指導員養成コース他、中部沖ヨガ指導員セミナーを定期的におこなう。
宗教法人求道実行協会三島責任役員、NPO法人沖ヨガ協会中部連合会事務局、ブラーフマンヨガセンター主宰メンタルヨガ、マタニティヨガ、妊活ヨガ、眼ヨガ、鼻ヨガなど集中セミナー開催。
妊婦、妊活夫婦、整体師、実業家、術後患者などの心身パーソナルトレーニングの予約制で受付。
自宅アシュラムでのプチ断食合宿(毎年5月連休)・妊活ヨガ合宿を定期的に実施。20代にミス・ワールド愛知代表となりミス・コンテスト審査委員も努めた。
主な著書に「ヨガの気持ちで自然流育児―年齢別・症例別詳解 (健康双書)」農文協出版
「恋する女神になるヨガ―東洋医学のビューティ・レッスン」「ヨガ呼吸修正行法上下巻」日貿出版