宗教法人求道実行会三島責任役員・NPO法人法沖ヨガ協会・ブラーフマンヨガセンター・北山佐和子連載コラム
【姿勢・呼吸による感情のコントロール】
⚪不愉快な気分のときの場合。
心の動きの違いによって、それぞれの身体の力の集まるところが違ってきます。
例えば不愉快なときには、胸の筋肉が萎縮して、背中がこって、前屈みの姿勢で、みぞおちが固く、浅い短い吐く息をしている場合が多いようです。
この場合には、肩、胸回りやみぞおちの緊張をゆるめて、意識的に深い長い腹式呼吸法で息を吐く練習をしてゆくと、不愉快な気分はほとんど解消されます。
体の型すなわち姿勢、態度、振る舞いを意識的に変え息を変えてゆくと、感情もまた変えることができます。
沖ヨガでは、感情コントロールに、体型変化と呼吸変化、食生活などを応用しています。
私は、沖ヨガを体験するまでは、息と行法・食生活によって心が変えられるなどとは、全く知りませんでした。
⚪不愉快な気分のときの修正行法。
胸の筋肉の萎縮と背中の緊張をほぐし、前屈み姿勢を修正してゆきます。
身近にあるモノなどを使用し、胸をひろげる準備をします。
写真①
マット二枚を置きます。
写真②
マットとブリックを置きます。
写真③
ブリック二個を置きます。
①②③のどれかのように、気持ちよく胸を広げられ息が長く吐けるようなモノを準備します。
写真④
胸をそらせます。注意(腰はそらせ過ぎないようにします。)
意識的に首・肩・胸の力をぬく。
両手で、みぞおち回りを、腹式呼吸法で息を吐きながら、柔らかくほぐしてゆきます。
みぞおちが柔らかくなりましたら、次の動きを増やしてみましょう。
写真⑤
胸を広げ、両手上L字型、両手の平は上向き、両手首、両腕の力をぬく。
両足かかとを伸ばす。下腹・肛門をしめる。
腹式呼吸法【息を吐いて腹をへこます→息を吸って下肚をふくらます。】10回ぐらいします。
吸息の2倍~3倍の長さで、息を長~く、ゆっくり吐き出してゆきましょう。
写真⑥
胸を広げ、両手下L字型、両足かかとを伸ばす。
下腹肛門をしめ、腹式呼吸法10回ぐらいします。
足、下腹に力が入りにくい場合には、肛門をしっかりしめます。
肩、胸回りの萎縮緊張が解消され、肋骨が広がり呼吸が深くなります。
オープンマインド=息が深く気持ちもリラックスできるでしょう。
ヨガでいう自然体=上虚下実を体感できます。
不愉快な気分のときに、例えば上記写真のように、自分の思うような体型、姿勢の練習、呼吸法が即座にできるように意識的に練習してゆくと、感情のコントロールも自由に、即座にできるようになると、沖ヨガ修正行法【姿勢・息、心】のとらえ方です。
不愉快な気分が日常化し癖のある慢性化した体型の場合には、日常の食生活を再チェックも必要です。
沖ヨガセミナー、プチ断食合宿などの詳細、お問い合わせはこちらから: NPO沖ヨガ協会中部連合会
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北山佐和子
1952年生まれ。18歳から沖ヨガ修道場を経て海外(フランス、ルーマニア、ニューヨーク、ロサンゼルス、韓国、台湾etc) 指導体験を活かし、日本国内のヨガ指導員養成コース他、中部沖ヨガ指導員セミナーを定期的におこなう。
宗教法人求道実行協会三島責任役員、NPO法人沖ヨガ協会中部連合会事務局、ブラーフマンヨガセンター主宰メンタルヨガ、マタニティヨガ、妊活ヨガ、眼ヨガ、鼻ヨガなど集中セミナー開催。
妊婦、妊活夫婦、整体師、実業家、術後患者などの心身パーソナルトレーニングの予約制で受付。
自宅アシュラムでのプチ断食合宿(毎年5月連休)・妊活ヨガ合宿を定期的に実施。20代にミス・ワールド愛知代表となりミス・コンテスト審査委員も努めた。
主な著書に「ヨガの気持ちで自然流育児―年齢別・症例別詳解 (健康双書)」農文協出版
「恋する女神になるヨガ―東洋医学のビューティ・レッスン」「ヨガ呼吸修正行法上下巻」日貿出版