【まだ、肉を食べているのですか】狂牛病爆発の連鎖・・・レンダリングプラント 

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船瀬俊介連載コラム

なぜ、狂牛病が欧州全土に拡大したのか?

その謎を解くキーワードがレンダリング・プラントである。

「…米国サウスカロライナ州のとある工場に、レンダリング・プラント(工場)がある。その工場の床には、原材料である何千頭もの動物の死骸が眠っている。

すでに息のない犬や猫をはじめ、畜牛や羊、豚や馬、スカンクやネズミなど、うず高く積まれている。

(中略)これら声を失ったすべての動物たちは加工処理されるのを静かに待っている。90度の熱で…」

これは米ジャーナリスト、キース・ウッド氏の告発リポート。
(『アース・アイランド・ジャーナル』誌/1990/秋号/野村かつ子訳)

”工場“は、まるで巨大な料理場のようだ。

「…ひとたび、その大きな塊が小さな形にカットされると、もう一っの機械に移され見事なばかりの細切れ状態に変わってしまう。

(中略)余分な毛や大きな骨の切れ端を取り払うと、残っているのはすべて黄色のグリース、肉と骨の粉末…(中略)」

このリサイクルされた肉と骨の粉末は、たんぱく源、またはその他の栄養物として家畜や豚の配合飼料やペットフードに化けるのである。

「全米にある何百という数のレンダリング工場で、動物たちの死体が毎日何百万トンものこの『魅力ある食べ物』に生まれ変わる。

乳牛・豚の農場や魚の餌エ場を始め、ペットフード業者の手元に運ばれるのだ」(邦訳『ニッポン消費者新聞』96/8/15)

牛が牛を食う・・・8万トンのリサイクル


早く肉をやめないか?―狂牛病と台所革命

英国で狂牛病で死んだ骸しい牛は、どこに消えたのか…。焼却処分?いったい、どこの誰が18万頭もの牛の死体を焼いたのか?

ある肉輸入業者はこう証言した。「肉の密売ルートほど、闇の部分はありませんよ」。狂牛病で死んだ大量の牛の死体はレンダリング・プラントに売られて持ち込まれたのだ。

それがまた牛の配合飼料に混入される。

それを、また他の牛が食う。つまり、草食動物であるはずの牛か、他の牛の死骸が配合されたエサを食べているのだ。

つまり、草食動物が、じつは肉食動物と化していた…!

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犯人は、英国産「動物性飼料」であった。

それは「欧州では公然の秘密、汚染飼料のやみ輸出は、88年から96年ころまで続き。欧州の専門家たちは、その量を『八万トン近い』と推測する」(『日本農業新聞』前出)。

かくして狂牛病の病原体プリオンは死体…レンダリング・プラント…飼料・・・と連鎖していく。

まさに”悪魔のリサイクル"。それが全世界に拡散した。

フランスのシラク大統領は「動物性飼料を即刻全面禁止にする」と演説。

ドイツも禁止を決めた。しかし、もはや後の祭りだ。狂牛病騒ぎ以来、世界中の多くの農民は、密かに牛、豚、鶏にまで(!)汚染飼料を与えていたのだ。

これらが、狂牛病の爆発を招いたことは、もはや明らかだ。

悪魔のリサイクル将来は狂豚病、狂鶏病・・・も

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日本にも狂牛病の英国から内臓肉が大量に輸入されたことが確認されている。

畜産農家が牛に与える「配合飼料」に英国産の狂牛死体を原料とした「動物飼料」が混入したことも間違いないだろう。

すでにアメリカ、カナダはブラジル産牛肉の禁輸を打ち出した。

ブラジルに英国産「動物飼料」が輸出されていたことが判明したからだ。

これら汚染「配合飼料」は、豚や鶏にも与えられている。将来は、狂豚病、狂鶏病…まで出現する恐れがでてきた。

いよいよ肉を食うことがアブナクなってきた。

月刊マクロビオティック 2001年05月号より

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船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家

著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。

『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。

独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。

著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。

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