【思い出そう…すべてはひとつ】73回目の8月15日に思う

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池田整治連載コラム

◆73回目の8月15日に思う

先日、広島での講演後、主催者に原爆ドームに案内していただきました。

63歳にして初めての参拝でした。魂の奥から言葉を失いました。ただただ手を合わせて「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…」と祈っていました。

戦争は悲惨です。絶対に起こしてはならないものです。

特に、非戦闘員である市民の虐殺は、ジュネーブ条約でも禁止された戦争犯罪そのものです。

日本は、大東亜戦争当初、ABCD包囲網で石油を断たれ半年で枯渇する状況に追い込まれ、死に体となる前の窮余の打開策として、オランダの植民地であったインドネシアのパレンバン油田を攻略しました。いわゆる太平洋戦争の始まりです。

教科書的には、日本海軍による「ハワイ奇襲」が有名です。

パレンバン油田攻略作戦を横から「阻止」できるのが米国太平洋第6艦隊です。

母港はカルフォルニアです。ところが、なぜか日本を「脅す」ようにハワイに駐留し続けたのです。

艦隊司令は「ここに居れば、日本を恐喝することになるので、戦争になりかねない。速やかに母港への帰港を認可されたい」とルーズベルト大統領に再三電報を打ちました。

大統領の返事は、「お前の艦隊はそこに居続けよ」…。

つまり、先の大戦は、米国と国際共産主義コミンテルン、さらにそれを裏から操る国際金融支配体制の仕掛けた戦争だったのです。

戦後は、永久に日本を支配するため、GHQの洗脳支配教育の目玉として、日本の「侵略」と教えられてきましたが、旧ソ連崩壊後にヴェノナ文書が見つかり、それ以降は日本の「自衛」戦争であったことが、国際政治では常識となりました。

ヴェノナ文書とは、モスクワの国際共産主義コミンテルンから米国ルーズベルト大統領の側近の共産党員への機密指示電文を指します。ソ連崩壊後発見されました。

これにより、ルーズベルト大統領は側近の隠れソ連共産党員に操られていたことも判明しました。何よりも、日本に「最初の一発」を撃たせたのです。

この文書発見以降、具体的には2010年以降、この資料に基づいて国際関係論を論じない学者等の識見は無意味であることを、マインドコントロールを受けないためにも、しっかりと認識しておくことです。

要は、いまだ日本の侵略だったという識者等は、不勉強か、意図的に日本悪玉説に加担して何らかの利益を得る輩です。

◆「胆力」が違う武士(もののふ)の戦い

ところで、利他愛の武士道精神の侍たちが統治し、植民地支配を目指してやってきた白人たちをして、「世界唯一の庶民のパラダイス社会」と言わしめた江戸時代から、日本以外の周辺地域は白人の武力侵略による植民地隷属世界でした。

パレンバン油田までの道のりだけでも、フィリッピンはアメリカ、ベトナムはフランス、マレーシア・シンガポールはイギリス、そしてインドネシアはオランダの植民地国家でした。

当時は、400年間白人による有色人支配が続いていた時代でした。

この白人支配者たちを、同じ褐色の小さな体の日本人が、まさに「一瞬」に追い出してしまったのです。

特に、シンガポールを母港としていた英国艦隊を航空戦力で瞬時に壊滅したマレー沖海戦は、歴史を転換させた決定的海戦と言えます。

なぜなら、当時は世界の3~4割が英国の植民地領でした。

その軍事支配の原動力である東洋艦隊が日本軍によって殲滅されたのです。

つまり、ここから植民地解放が始まり、戦後のアジア、中東、そしてアフリカ等が独立国家として産声を上げ、地球が民族平等の世界へと進化していったのです。

さらに驚くべきことに、このパレンバン油田までの戦いの中で、一人の現地人も殺すどころか、傷つけてもいないのです。

引き金を引く前に、しっかりと敵と住民を見分ける「胆力」が日本軍人にはあったのです。

米国兵の場合は、戦場で動くものはなんでも撃ちました。

胆力もありませんが、白人優生主義のもと、現地人の命など動植物に等しいという植民地支配そのものの慣習かも知れません。

やがて米国は、圧倒的な物量戦で日本への反攻を開始し、パレンバン油田と日本をつなぐ生命線・兵站線を遮断するため、フィリッピンの奪回作戦を行います。

この時、無防備のマニラ市を猛爆撃して、10万人の市民を殺しました。しかし、戦後のねつ造洗脳教育では、すべて日本軍が行ったこととされています。

要するに、国際法を無視し、無辜の住民を虫けらのごとく殺すことのできる人々に今一度聞いてみたい。

「あなたは、あなたの愛する父母兄弟子供たちが住む街を、あなたの生まれ育った故郷を、爆撃したり、原爆を投下できますか?」

◆地球・ガイアの悲鳴

今、地球・ガイアが悲鳴を上げています。灼熱地獄の夏、真冬の異常寒波、超大型台風、大洪水、干ばつ、地震、火山等々天変地異は、時とともに激しさを増してきています。

ホッケースティック現象と言われるように、限界点を超えると、人類も消えざるをえない不毛の地球へと激変して行きます。

この原因は明確です。地球の防護服である「熱圏」が崩壊していること。

そのほころびからこれまでにない余分の太陽エネルギーが地上に降り注ぐのです。崩壊の原因も明確です。人工放射能です。

2000回以上に及ぶ核爆発実験と、原発からの放射能漏れ。特に、約830トンもの使用済み核燃料がメルトダウンし、爆発しないように大量の水をかけ続けているフクシマ第一原発。

1日8000トンの放射性水蒸気と1日80億ベクレルの汚染水が、空と海に垂れ流されています。

これらが日本上空の熱圏を壊し、太陽からの余分なプラズマが差し込んでいるのです。日本は茹でガエル状態なのです。

そして一方で、熱圏の材料である酸素を供給する緑・植物は、近代化・文明化の掛け声のもと、伐採され、いわゆる森林破壊で地球の砂漠化が加速度的に進んでいます。

都会の猛暑も、これらに加え、コンクリートジャングルの輻射熱と、列島を取り囲む54本の原発排水汚染暖流による人災的要因があることも認識することが必要です。

かっての江戸のように、緑と池の公園に溢れた水郷都市ならば、熱射病とは無縁の生活ができていたに違いありません。

さらに根本的な要因は、これら緑を無くしてコンクリートにすることで儲ける者、原発等で稼ぎをあげる輩たち、薬や石油で地球・人類を殺めながら富を築く者たちが、その金融力等でメディア洗脳支配し、真実を隠していることです。 

環境を破壊し、生態系を無くし、人の命を殺めながら、一部の豊かな支配者が自分たちだけ安全な有機野菜等で生きながらえようとする現代文明は、果たして永続するでしょうか。

そもそもそれは地球・ガイアの作ってほしかった文明でしょうか。

他のあらゆる生物の代表として、神・自然と同じく唯一モノを創ることのできる人類に、他のあらゆる生物が創ってほしかった世界でしょうか。

◆すべてはひとつ、そして宇宙へ

太陽をソフトボールとすると、地球は12m離れた位置で、大きさは僅か1.3mmです。

そのゴマ粒のような完全封鎖環境下で、数百万種の多様な生きとし生けるものが未来永劫豊かにともに生きて行かなければならないのです。

戦争という共食いや環境汚染、種の絶滅は、やがて地球・ガイアそのものを死の世界に追いやるのです。

残念ながら地球・ガイアを滅びの道に導いている食物連鎖の頂点のわれわれ現代の人類は、いまこそ、基本の観点に戻らなければなりません。

 「すべてはひとつ」

私はあなたであり、あなたは私です。

微生物も植物も動物も人間もみな、地球・ガイアのかけがえのないひとつ。敵も味方もありません。根っこは、地球を通じて繋がっています。

右手と左手が喧嘩しますか。左翼と右翼があって飛行機は大空を自由に飛べます。

すべてがひとつであることを、太古より日本人は認識し、伝えて来ました。

「和を以て貴し」と。そして市民のパラダイス江戸社会を世界にモデルとして体現していました。

今こそ、すべてはひとつであることを思い出し、全ての生き物と、人類とともに、共生の地球・ガイア文明創造の魁となる時だと思います。

そして、その先には、新生地球人を歓迎する高次元宇宙文明の扉が開いて待っていることでしょう。


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池田 整治 

1955年3月22 日、愛媛県愛南町生まれ。作家。元全日本実業団空手道連盟理事長。東藝術倶楽部顧問。空手8段。

1973年、陸上自衛隊少年工科学校前期課程修了。防衛大学校入学。2008年、陸上自衛隊小平学校人事教育部長。2010年退官。最終階級は陸将補。

オウム真理教が山梨県上九一色村に作ったサティアンへの強制捜査に自衛官として唯一人同行支援した体験などから、「真実とは何か?」を独自に研究。

自衛官在任中時代に『マインドコントロール 日本人を騙し続ける支配者の真実』(ビジネス社)を出版、ロングセラーとなる。

北海道での単身赴任時代、万が一の場合、4人の子どもたちへ父の想いを残し伝えるためメルマガ『心のビタミン』を開始。

退官後、〝真実の語り部〟として情報発信を始める。現在もブログ、書籍、講演会などを通じて精力的に活動を続けている。

著書に『1000年先の地球のために―「滅びの道」から「永久の道」へ』(ナチュラルスピリット)『マインドコントロール2 今そこにある情報汚染』『離間工作の罠 ~日本を分断する支配者の手口~』(以上、ビジネス社)、

今、知らなければいけない 重大な真実を語るメジャーな人々 東京・日比谷公会堂での講演からVol.1』(ヒカルランド)など共著も含めて20点以上。

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美し国 副代表

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