【風力発電を問う】風の祈り 第九章 ・「北の守り」ー国防についてー ・「風車は風で回っていない!!」ー驚くべき風車の実態ー

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一、陸続たる洋上風力計画

3月30日北海道新聞朝刊に、洋上風力発電の記事が大々的に、掲載された。

群がる事業者と乱立する洋上風力の数は250基。途方もない数の風車が、石狩湾一圓に立ち尽くし、さらに環境アセス調査が1217基にも上る。

それに伴い、その送電計画も発表され、何と50年までに600万kWの海底ケーブル新設大事業が打ち出された。

この国民の合意と論議無しの国土計画は、闇雲(やみくも)に為されるがまま、済(な)し崩し的に決定され、発表され、実行されて行く。

だが、その裏には、国防に関わる飛んでもない危険性、落とし穴が潜んでいることを、ご存じだろうか。

それを懸念し指摘する識者が、与野党を超えて発言されている。

二、風車による国の危機。国の守りを。

去る昨年5月。元防衛大臣・小野寺五典議員が国会質疑で、風車による国防の危機を問われた。

陸上、海上を問わず、風車自体の持つ特性が、まかり間違えば兵器にも成り得るという現実を、防衛現場に立った経験から語られているので、そのまま掲載したい。

小野寺五典議員(元防衛大臣)国会質疑‐衆議院予算委員会

2022年5月26日
https://www.youtube.com/watch?v=qR2PXeqd7f8
 
Q:小野寺五典議員

(前略)‥‥‥‥‥‥  実は、安全保障の中で一つだけお願いがございます。

これは恐らく経済安全保障の分野になるかと思うんですが、萩生田経産大臣にお願いをしておきたいと思います。

今、日本は、やはり再エネということで、風力発電これを大変重要に考えています。

ところが、陸上においてのこの風車、これを設置する場合、この認可は経産大臣が行うことになっていますが、その認可の検討過程の中で安全保障上の要素が入っていません。

逆に言うと、事業をやりたい人は、土地を持っていれば、ある面でどんどんつくることができる。

そして現実に今起きていることは、風車が回るとレーダーがそこで邪魔をされる。

今、BMD対応(イージス弾道ミサイル防衛システム)でこの日本を守っている空を守っている。

自衛隊のレーダーが、風車ができることによって誤差ができてしまう大変な実はマイナスになります。また、防衛省だけではありません。

最近は、国土交通省も大雨予想でレーダーを使っているんですが、これに影響が出ている。

さらに、これがたくさん立つと、航空機の進入にも、もしかしたら心配ではないか。

いろいろなことで今心配が起きています。

ぜひお願いしたいのは、このレーダーの問題。

残念ながら、この風車の問題。風車のほとんどは中国製と言われています。

そして、この風車の資本はどこから入っているかわからない。

こんな状況の中で、意図的に風車が安全保障上大事なところにつくられてしまい、そしてそのお金は日本国民から電気用にプラスされて支払われている賦課金の問題ですとすれば、相手からしたらお金をもらえるわ、安全保障上このような妨害はできるわの話。

恐らくそんな意図はないと思いますし、今やっている施策と合わせるのでも、今の法律の中ではできてしまう。

ぜひこのことに関して経産省として、しっかり安全保障上の問題も含めて許認可を出すということを進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

A:経済産業大臣 萩生田議員

風力発電設備の大型化に伴い、風車の設置場所や設備構造によっては警戒、管制レーダー等の防衛施設に影響を与えるおそれがあることは認識をしております。

防衛施設等への影響を防止するために、本年4月に再エネ特別措置法に基づく事業計画策定ガイドラインを策定し改定し、風力発電事業を計画する事業者に対して事業計画の初期段階から防衛省等の関係省庁へ事前相談を行うことを促しているところです。

しかしながら、これは先生が今日、一連の安全保障の問題提起をしてくれました。

「事前相談して、そこはレーダーに干渉するからやめてくれ」と言われると、その情報を相手に与えてしまうことにもなると思いますので、ここは今回、自民党の提言も踏まえまして、より実効性のある仕組みの構築に向けて、防衛省など関係省庁と緊密に連携しながら、政府全体での議論にしっかりと検討してまいりたいと思います。

あらかじめ言うならば、ネガティブゾーンがあるんだとすれば、そこはもう最初からするものは立たない。

都市計画とも連動しながら、土地の用途地域なども含めてあらかじめ抑制することも考えていきたいと思っています。

Q:小野寺議員

所管が経済産業省ということになりますので、政府全体は理解しますが、ぜひ経産省が先頭に立ってこれを直していただきたい。

問題は、私たち政治家が行わなければならないこと。

それは国民の生活暮らしがこれからも平和で安全にそして豊かに続けられること、これだと思っています。

ですが、もし他国から侵略があれば、これは国民をしっかり守っていく。その決意も大変必要だと思っています。

(中略)

国防にかかわる国民の安全にかかわる問題でもあります。よろしくお願いしたいと思います。

ありがとうございました。今日は、さまざまな質問をさせていただきました。

また、機会もいただいて感謝を申し上げます。(以下、略)

三、風車が兵器になる

自衛隊レーダーの主な探知目標である航空機やミサイルといった小さい物体からの微弱な反射波は、発電用風車からの反射波に埋もれてしまい、目的に探知や敵機追尾に支障を生じる。

その悪影響は最大100㎞であり、主に三つが挙げられる。
 
1.送信波の遮断…風車より先にいる敵を探知・追尾出来ない
2.多重散乱…偽りのエコーが発生し、誤った敵機・ミサイルを観測する
3.強い反射波…送信波によりレーダーが破損、停止する

萩生田大臣の答弁にある「事前相談して、そこはレーダーに干渉するからやめてくれと言われると、その情報(レーダーの能力に関する)を相手に与えてしまうことにもなると思いますので、‥‥‥」とは、いささか詭弁ではなかろうか。

政府が進める国家安保戦略(NSS)など戦略3文書の改定に向け、実効性のある対策の検討を急いでいるとはいえ、甚だ疑問である。

現在目に余る野放図な設置状況を見るに粗忽(そこつ)があり、調査して熟慮検討した上の許可とは到底思えないのだ。

しかも、その多くが中国製ともなれば、どのようにコントロールされているか、或いは内蔵されている秘密機器があるか、分からない。

四、道内各地の現状

道内の「北の守り」国防上、重要レーダーサイトが奥尻、襟裳、当別、根室、網走、稚内の六ケ所に点在している。

● 稚内地域では、2017年段階で、風車が既に100基稼働、またその周辺には、107基の建設予定。

1万~2万年前のウルム氷河期に形成された北海道遺産の「宗谷丘陵」地区に、惜しげもなくそそり立っている。

さらに、絶滅危惧種「イトウ」などの多くの稀少生物が生息している猿払村までの原生林を完全に分断して150基の予定。

最終的には、宗谷管内で何と750基も建造稼働計画中。

国内最北部に位置する北海道稚内市の野寒布(ノシャップ)岬。背後の高台にはロシア国境に目を光らせる自衛隊分屯地のレーダーサイト。

周辺の土地は数年前、風力発電業者らが我先にと買い漁(あさ)った。中でも基地関係者が「分屯地の喉元(のどもと)」と表現する近接地1㎞内を、中国系資本が関与する事業者が取得していた。誰が何のために買収したのか。

● 旭川には、稚内レーダーサイトで得た情報を、中継基地を使い、全国に流す重要な電波塔がある。

上にスキー場の「カムイスキーリンクス」。

その施設から約1キロ強離れた山林約3万8000㎡が、2016年道内の中国系企業に買収された。

元自衛隊海将・伊藤俊幸氏は「電波塔が破壊されたら、自衛隊の指揮系統が切断される」と語り、顔色を変えた。

安全保障上重要な施設周辺や国境離島を対象とする「土地利用規制法」が一部施行されたが形ばかりで、このようなザル法であることを免れない。

● 自衛隊襟裳(えりも)分屯レーダーサイトの山は、300m内でドローン飛行禁止の重要秘密基地である。

そのふもとに風車が林立している。最初の日本風力KK企業から米国投資ファンド「ペインキャピタル」に転売。

さらに、「上海電力」関係の「ブルーキャピタル」社が、2カ所近辺に設置稼働中である。

● 当別では、既存の石狩エリアの3基に加え、12基の発電所が、当別分屯基地の自衛隊航空レーダーサイトを混乱させるように横並びに建てられる。

これも「上海電力」と繋がる「水杜の郷(みもりのさと)」なる企業が起こした西当別風力発電事業。(4ページ「想定買収スキーム」参照)

これからの計画で石狩と合わせて51基。衆富望(しっぷ)地区にも最大8基予定。いずれも、3・5~5㎞の基地圏内にある。

当時、自民党高市早苗政調会長に、当別町町長と町議会議長が、上京して直訴した。(『風の祈り』6章「みんなと数珠繋ぎ」)

それほど町と町民が一体になって反対した。だが、それでも、未だ固まった状況で動かない。町の声は、道にも国にも届かない。

● 石狩湾の洋上風力

ところが、眼前の石狩湾にはとんでもない洋上風力発電計画が次々と発表され許可されている。

あの関電が、ローターの直径が220~236m、高さ250~270mの最大級の超メガ風車を130基建てるという。

更に9つの事業社が次々と名乗りを上げて、現在1217基という途方もない数に達している。

そして、室蘭、松前、苫小牧等々に連鎖して行く。これは、北海道破壊活動の何ものでもない。

● 署名活動は選挙と同じ

昨年11月19日に開かれた仁木町での学習会に小野寺元道議は、「いろいろな問題があるものを地元の人が嫌だと言っているのに、「何でよそ者がそこに風力発電を立てて、しかも自分たちの電気でないものを外に持っていかなきゃいけないんだ」というような議論は、地元でして、地元が判断するべきなのに、そういう制度になっていないというのは問題です。

国会議員に言っても、ほぼほぼ何の役にも立ちません。

皆さんが地元の人たちの声を集めて、「こんなに多くの地元の人が反対している。何事だ!」と言うしか、本当にそれしかないんです。

署名活動等々多くの仲間が力を合わせて声を挙げてもらいたいと思います」

と強く述べられている。

五、FIP制度の問題点

風力発電も太陽光発電も「固定価格買取制度」、FITもFIPも、同じである。

国立公園・釧路湿原に拡がる東京ドーム1、000個分のメガソーラーパネル。もはや湿原でなく、パネルの大海原である。

醜い自然の残骸が、一周約2.5㎞も延々と覆われている。

希少生物の生息環境や景観破壊、さらに湿原の保水力も低下。

氷河期の遺存種、両生類「キタサンショウウオ」の生息地でもある。

22年1月に、国内希少野生動植物に加えられ、絶滅危惧IBランクが2段階アップされた。これも一挙に危険度が増したからだ。
 
●規制緩和で国立公園も許す、に

市街化調整区域で、「市街地の拡大を抑制し自然環境に配慮した形で土地利用を図る」とされ、地目は大半が原野。

太陽光発電設備は「建築物」とはみなされず、出力4万KW 以上の巨大メガソーラー以外は、環境アセスメント(環境影響評価)の対象とならない。

経年でパネルの有毒重金属類が湿地に垂れ流される。この過失をどうするのか。

国立公園内での再エネ禁止の法案成立も早急に必要ではないか。

これらソーラー事業のオーナーは、世界中から、投機マネーを目的に、群がっている。

FIP制度は、以前のFIT制度の一定の売電価格から、変動する市場価格に同額のプレミアム基準価格を安定的に享受される。

100%儲かる仕組みなのだ。

日本中の土地を買い漁り、風光明媚な自然を破壊尽くしても、何とも思わない金の亡者達の仕業なのだ。それは、愛する自国でないからだ。

最後に、決定権を持つ人に問いたい。

町長に問う。この町で生まれ育ったならば、かくも傷付く町民を見捨てられますか。

知事に問う。道産子でないですね。だから無残に山々を削れるのですか。海を埋めれるのですか。

大臣に問う。この国で生まれ育ったはずだから、こんな悲しい祖国であっていいはずはないですね。

六、「再エネ栄えて、国亡ぶ」の再エネ、悪の構造

年々吊り上がる電気料金。陸続として建てられる風車。その理由を、構図で示したい。
 
① 外国政府は、日本に子会社(公司)を作る
② 各地に、風力発電所を作る
③ 高値で電力会社(北電など)は外資子会社から電気を買い取る
④ 地元電力会社は、電気利用者に、電気料金に再エネ賦課金を上乗せする
⑤ 子会社は、再エネ議連の議員に政治献金している
⑥ その政治団体は、「地球環境・脱炭素のため、再エネ推進!」と利益誘導して国民を洗脳する
⑦ 外国政府と再エネ議連は、winwinの関係となっている
⑧ 子会社は、納税の後は、配当を本国に送金する
⑨ また、地質調査した情報結果も本国政府に送る
⑩ 陸上洋上の風車は、自衛隊のレーダー網の送発信波・反射波を攪乱して防空能力を低下、無力化させる

つまり、これは日本の乗っ取りです。侵略です。弱体化です。

武力を使わずに、内部から日本は切り崩されているのです。

それに、国民は気付かなければいけない。空恐ろしいことが、今我々の身辺に起こっている。

反日の再エネ議連が、既得権益を行使し、亡国の暗躍議員となって、国民を裏切っているのです。

日●友好なんかの善言美辞のプロパガンダに惑わされないでください。今、日本は滅びの道を真っすぐに、突き進んでいるのです。

七、最悪のシナリオ

これは、あくまでも架空の筋書きだと思って聞いていただきたい。

当別・石狩のレーダー基地は北海道の首都札幌を守る要(かなめ)だ。

中国、ロシア、北朝鮮からの最重要な盾なのだ。この要塞が崩れたら、敵国の思う壺というより、最初から「超限戦」での計画済みで、着々と作戦を推し進めているだけのことだ。

一旦、有事になれば、「国防動員法」で、在日●○人は、総決起して反日活動を始めるだろう。

手当たり次第の殺傷、強奪、強姦は厭わない。

それは、チベット、モンゴル、ウイグル、香港の侵攻を顧みれば、最悪の事態が想像されるに難くない。

それと共に日本海側、殊に石狩、小樽、余市、古平にかけての湾港は、軍用艦隊が押し寄せ、さらに後々、群がる移民・難民のピースボートが我先にと、町場に溢れ返るだろう。

時既に、自衛隊のレーダーは乱立する風車に攪乱されて、軍用機も迎撃ミサイルも、微動だに用を成さない。

北海道の地下から上空まで調べ尽くした指令党本部は、本国のように自在に各市町村を抑え込むだろう。

北都札幌は、完全に日本自治区、北海道省の首都に変換される。

新千歳国際空港も、完全に制圧されて、軍の指揮下にあって厳戒態勢、渡航は禁止、一斉に道民は統制される。全道は植民地化、道民は奴隷である。

今、「台湾有事は、日本有事」と叫ばれ、尖閣諸島の危機が日々叫ばれている。

どうして北海道も同じ運命帯であることを肯(がえ)んぜないのか。

妄想ではない、極めて現実的なシミュレーションなのだ。尖閣は、あっという間に敵陣の手に落ち、沖縄列島は、最早日本ではなくなる、それが次々と燎原(りょうげん)の火のように北上して行く。

一方、道東釧路は、一帯一路の最東の拠点として空港と港は完璧に抑えられる。

いやもう既に抑えられているではないか、釧路・白糠の首長に訊(たず)ねたい。

尖閣と共に第一次・第二次列島線は、易々と乗り越えられて、太平洋を突破してしまうのだ。

北海道から、一挙に南下して遂には全土が奪われることに。

更に、ウクライナ戦争を機に、隣国への権利を主張するロシアの稚内・宗谷方面への進撃も、有り得るほど有り得るのだ。

もはや、呑気に構えている猶予は、誰とて一刻もないのだ。

だが、この悪夢は、あくまでも夢であってほしい。嘘であってほしいのだ。

その為にも、今、風車を阻止せねばならぬ。「再エネ」の魔の手に、あなたの手を貸してはならないのだ。

八、「風車は、風で回っていない!!!」

―驚くべき風車の実態―

最後に、誰もが驚愕する驚くべき実態を明かす。

それは「風車は、風で回っていない、電気で回っている!!」という事実だ。

推進派も、反対派も、この事実には唖然とするばかりだろう。

2000kwの風車の場合、強化プラスチック(RPF)のプレートが約30㌧、発電機などの入れ物のナセルが約50㌧、鉄製のタワーが数百㌧。この重たい風車が、仁木・余市の通年、平均風速が2.3m/s前後(11P表参照)で、回る訳がないはずだ。

これは冷静に考えると、小さい子でも理解できる。それが、何故、疑問視されなかったのか。

微風状態でも、回っているからだ。だが、それは半ば偽装ともいえる錯覚だったのだ。

風速5m/s前後まで停止状態が続く。

ほとんどの日、風車が回っていないのを観察できないだろうか。

それが3~5m/s前後になってコンピューターが作動して、漸く「カットイン風速」即ち「部分負荷運転」、外部電力(火力発電)による「増速機(ギアボックス)」で「ブレード(羽根)」を回し始めるのだ。

それが、風速8~16 m/sになって、初めて「定格風速」にバトンタッチする。

その間、外部電力で回転しているのだ。それが、ほとんどの時間帯だろう。

風速8m以上は、少なくても仁木では滅多に吹かないから、結局は、「風車は回っていない」の一言に尽きる。

だが、風速24~25 m/sになると「カットアウト風速」と言って、一気にブレーキ装置が働き、回転を止める。

台風並みの強風になるとブレードが破壊され飛散してしまうからだ。

各地の風車の事故は、皮肉にも風の災害なのだ。

これらすべての作動は、風車以外の外部電気で操作されていることになる。

言ってみれば、安い外部電力でブレードを回して、再エネ電気料金に代えて、それを利差也(りざや)としている。

大元は国からの多額の補助金目当てだ。

こんな詐欺話に、巨万の金と労と人と嘘をつぎ込んでいたのだ。各地の発電量を見れば、一目瞭然、初期発電の多さを物語っている。

確認の意味で、札幌管区気象台に問い合わせてみた。

すると、仁木町は余市町の豊丘地区に地域気象観測所(アメダス)の無人測定器が設置されている。

何とそこは、今回のウインドファーム計画の山々のワイナリーに在る。

下記の91年から20年にわたる過去30年の平均値をデータで見て頂きたい。

定格風速、つまり電動なしに自動回転する日は、年間6.8日、一週間にも満たないのだ。

しかも、順当に回転する15mは、驚く勿れ、年間0.1回、10年に1度きりしかない。

それ以上の風は、吹いた試しがなかったのだ。

こんな馬鹿々々しい話が有ろうか。

騙す方も騙される方も、間が抜けているとしか言いようもない。

言語道断というも恥ずかしい。この一件だけで、風車を論議するに値しないだろう。

結論、「風車で、電気は起きていなかったのだ!!!」

この仁木銀山の地上から200m高の所に、超巨大風車200m級の風車を6基、さらに大江、然別、さらに余市から古平にかけて計64基。

更に、赤井川、小樽と、後志圏内でも、計113基が計画されている。

しかも、当別・石狩湾沿いで80基、洋上風力は250基、9事業所では何と1217基の環境アセスメントの手続き中なのだ。

この異常さを、何に喩(たと)えようか。

何のための風車発電なのか。

これは、外資と再エネ議連と事業者の利権以外の何ものでもない。

正に「再エネ栄えて、国亡ぶ」なのだ。一切、電気使用者、国民の為には何もなっていない。

負担金が増すばかりだ。では、何のためなのか。

岩内・泊・共和から石狩にかける太いゾーンに風車群を立ち並べさせ、石狩湾沿いに陸上・洋上の風車の大森林群を並べる。

それは、西から道都札幌と外国への玄関口千歳を封じ込めるためだ。

完全に自衛隊のレーダー、通信網を遮断する以外のものではない。

有事の際、一斉に全風車をコントロールして高速回転させ、自衛隊の通信、情報網を攪乱することは容易に想像できる。

また内部構造に何かのAI秘密機器が内蔵されているかは全く不明なのだ。

送発信の根元を断てば、完全に自衛隊は手足を奪われ、無力化した玩具でしかなくなる。

それを、いみじくも、暗に小野寺元防衛大臣が危惧し示唆したことではなかったか。

風車は、先端兵器なのだ。

決して、再生可能エネルギーでも、環境にやさしい訳でもない。

とんでもない殺人武器、亡国軍器ともなることを、心して肝に銘じられんことを。
(了)

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宮下周平

1950年、北海道恵庭市生まれ。札幌南高校卒業後、各地に師を訪ね、求道遍歴を続ける。1983年、札幌に自然食品の店「まほろば」を創業。

自然食品店「まほろば」WEBサイト:http://www.mahoroba-jp.net/

無農薬野菜を栽培する自然農園を持ち、セラミック工房を設け、オーガニックカフェとパンエ房も併設。

世界の権威を驚愕させた浄水器「エリクサー」を開発し、その水から世界初の微生物由来の新凝乳酵素を発見。

産学官共同研究により国際特許を取得する。0-1テストを使って多方面にわたる独自の商品開発を続ける。

現在、余市郡仁木町に居を移し、営農に励む毎日。

著書に『倭詩』『續 倭詩』がある。