ベジタリアンの食事は高血圧、糖尿病の予防、治療に最適 

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船瀬俊介連載コラム

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高血圧を下げるのも菜食がベスト!

[グラフG]は、肉食者と非肉食者の血圧を比較したものである。

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あきらかにベジタリアンの血圧のほうが低い。高血圧は、心臓病の他、脳卒中などの引き金になることは、よく知られている。

とくに重要なのは、ほんとうの健康の目安とわれる基礎血圧(拡張血圧)のちがい。

肉食者は、ベジタリアンより15%も高い。

治療を受けていない高血圧のひとびと58人(30ー64歳)に、菜食(タマゴ、牛乳は含む)を与えた結果、2~3週で平均収縮血圧は5ミリ低下している。

ところが彼等が肉を食ベ始めると血圧は、上昇してもとに戻ってしまった。

オーストラリア、ロイヤル・パース病院の報告。

高血圧患者の収縮血圧を140ミリ以下に抑えるばあい、通常食のひとは8%しか達成できなかった。これに対して菜食は成功している。

糖尿病の死亡率も肉好きは3.8倍

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日本人のあいだに、糖尿病患者が爆発的に増加している。

糖尿病は、冠状動脈症、腎臓病、失明など合併症がおそろしい。これらは現代人の三大死因に入るという。

まさに糖尿病は、静かに死にいたる病なのだ。

[グラフH]は、まったく肉を食べないひとの糖尿病リスクを1とすると、週に六日以上食べるひとは3.8倍も糖尿病にかかることを示している。

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植物繊維の多いベジタリアンの食事は、糖尿病の予防、治療に最適。

つまり、いまや国民病となりつつある糖尿病を防ぐ道30%が、血圧を下げることには、肉を大幅に減らすことに他ならない。

以上のように、敗戦後、進駐軍(GHQ)が広めた肉食文化は、けっして「日本人の健康向上、長寿化に役立った」わけではない。

パン食中心の小麦戦略、さらに肉文化の浸透政策。

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それらはアメリカの穀物メジャーを背景とした、遠大な日本人”餌付け戦略“にほかならなかった。

マクドナルド社などは、その先兵といえる。

ただし現代日本の大半のひとびとにとって、いっさい肉を否定する完全ベジタリアンの道も、容易ではあるまい。

また、食文化の多様性、グルメ志向も全面否定はできない。

そこで、できるだけ肉を口にしない。

控える……という、ライフスタイルをおすすめする。

(*グラフAーH『新版・ぼくが肉を食べないわけ』(邦訳、築地書館)参照)

月刊マクロビオティック 2000年7月号より

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船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家

著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。

『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。

独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。

著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。

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