レッスン35 天国
安心できる場所を確保せよ
誰もが安心して快適に眠れる場所が欲しいと望んでいます。
寝室は天国であり、リラックスして活力を取り戻す場所でもあります。プライベートな場所であり、なくてはならない特別の場所です。
睡眠を8時間とる人は、一日の1/3を寝室で過ごすことになります。
今日のエクササイズでは、寝室を考察し、寝室がどのように休息の場所として機能するのかを見ていきます。
まず、あなたの寝室について次の点を確認しましょう。
①ベッド
マットレスだけではなく、固さや柔らかさ、サイズも考えましょう。配置場所も考えます。
寝室の中は動きやすいですか? ベッドに体全体が収まるかどうかを確認しましょう。
②枕
柔らかさと心地よさを考えてみましょう。アレルギー対応の枕や特別な枕を使っているかもしれませんね。枕が頭にしっくり収まることを確認しましょう。
③寝具類
毛布やシーツを思い浮かべましょう。年に何度か、別のセットを使うかもしれませんね。
最も心地よく、ゆったりできる物を選んでいるか確認しましょう。
④温度
暑さ、涼しさはどうでしょうか。ちょうど居心地の良い温度かどうか確認しましょう。
⑤空気
空気は新鮮でしょうか。窓を開けるか、植物を置くのか、空気清浄機を使っているのか確認しましょう。
⑥照明
窓や天窓、ランプの光はどうでしょうか。寝室の照明を確認してみましょう。
⑦暗さ
部屋の暗さはどれくらいか、光の閉ざし方に注意してみましょう。
⑧音
ラジオの音、外の音など、部屋の中の音はどうでしょうか。ゆっくりとすぐに眠れるように、音量を調整する方法を確認してみましょう。
Exsecise35 寝室と睡眠
寝室が理想的な休息の場所になっていない場合、それを改善する方法を考えてみましょう。
新しい枕に変えたいなど、先述した点が参考になるかもしれません。散かり物を片付けることで快適に感じられるようになるかもしれません。
何か一つだけ変えることで部屋が新鮮になるかもしれません。
一度にすべて片付ける必要はまったくありません。睡眠前にすることを考えてみましょう。
❶活動を終える
一日の終わり方を考えてみましょう。翌日の予定を確認するかもしれませんね。翌日の昼食や食事の計画を立てるかもしれません。
❷家の戸締り等をする
夜に備えて家回りをどうするか確認しましょう。静寂を確保するために窓をすべて閉じるか、換気用に開けておくか、暗くするために明かりをすべて消すか、点けておくかを決めてから鍵を閉めましょう。
❸移行期間
ベッドに入る前に何をするか確認しましょう。靴、宝石、メガネを外します。
お風呂、シャワーに入り、歯を磨くかもしれませんね。体を締め付けないように、着心地の良い睡眠向けの服に着替えるでしょう。
❹睡眠
横になった後に何をするか観察してみましょう。シーツと布団の間に入り、首元まで手繰りあげ、枕に頭を乗せ、目を閉じるでしょう。
最後に、必要に応じ、睡眠前に取る習慣を観察し改善できる点があるか確認しましょう。
食物の消化を促せるように、睡眠時の2~3時間前には食事を終えましょう。
そうすることで睡眠の質が変わるのかどうか、確認してみましょう。
寝室を整えることで、そこが休息の場所、天国となり、あなた自身を労わることができます。
毎日寝室に帰ることは、体を休める自動的なプロセスになります。直感もその基本に戻ることにつきます。
自動的、日常的なものであり、それによりあなたは養われているのです。
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Julia Ferré
北カリフォルニア在住。夫のCarl Ferréと共にGOMFを運営。
GOMF発行「Macrobiotics Today」誌への原稿執筆、毎年のサマーキャンプの運営を行う。
新刊「Food and Intuition 101」に加え、「Basic Macrobiotic Cooking」「French Meadows Cookbook」の著者。
foodandintuition-jp.jimdo.com