野菜も摂り方を誤ると逆効果になってしまうから要注意

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森下敬一 健康談話 より

野菜を十分に摂ることがもっとも重要

次に、野菜の摂り方についてであるが、「野菜をしっかり摂らないと、血液が酸性になって、いろいろな病氣になるよ」という説明のしかたは、なかなかわかりやすい。

実際、野菜を十分に摂ることは、健康上も、美容上も重要な条件だ。

けれど、その野菜も摂り方を誤ると逆効果になってしまうから要注意。そのよい例は、サラダ愛好家の女性には、自律神経失調症が非常に多いという事実だ。

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一般には、野菜や果物を沢山摂れば、健康にプラスになると考えられており、それも生で食べればいっそう効果的にビタミンを摂取できると思われている。

だが、果物や生野菜の過食は、それに対応した障害を生むのである。

肉、卵、魚類の多食でおこりやすい高血圧、糖尿病、脳出血などとは縁遠くなることは確かだけれど、そのかわり貧血、胃弱、低血圧、胆のう炎などになりやすく、とくに自律神経失調におちいりやすい。

すなわち、体質が陰性化してしまうのだ。

それで果物や生野菜を過食している人は、どこかが激しく痛むというのではなく何時も何処となく体の不調感に悩まされる、という状態になる。

それでは、正しい野菜の摂り方とはどういうものだろうか。バランスのとれた野菜の摂り方とは、原則として根菜と葉菜を同程度に摂ること。

根菜は体を温め、体質を陽性化し、逆に、葉菜は体を冷やし、体質を陰性化させる。

だから両方を均等に摂れば、中庸の効果が得られるわけである。

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ただし現代日本人は、白米、白パン、白砂糖などの精白食品の常食によって体質が全般的にかなり陰性化しているので、なるべく根菜類を多く摂るよう心がける必要がある。

なお、根菜類とは、主に根の部分を食べるもので、すぐれた保温、強壮効果をもち、さらにいろいろな薬効をもっている。

たとえば、ニンジンは、貧血、低血圧症を治す。

レンコンは消化を促進し、呼吸器を強くする。ゴボウは便秘に卓効をあらわし、ダイコンは胃腸病全般に有効である。

もう一つは、ビタミン補給に関する問題だ。

まずビタミンの作用をみると、ビタミンAは上皮細胞の形成を促進する作用があるため、夜盲症や角膜軟化症などに有効なもの。

ビタミンは抗視神経炎作用があるもので脚氣に効きビタミンCは美容効果も大きい。ビタミンDはカルシウム、リン代謝の調節作用をもっているので、クル病や骨軟化症などを防止する効果がある。

ということは逆にビタミン欠乏があれば、それぞれの作用に対応した障害がおこるということでもある。

だから、われわれが健康であるためには、これらのビタミンが必要なだけ十分に補給されていなければならない。

ところで生理機能が正常に営まれている健康な人の体内では、必要なビタミンが過不足のない状態になっている。

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それは、腸内細菌の働きによるものである。

健全な腸内細菌は、体の必要に応じて、ある栄養成分の吸収を促進したり、別の栄養成分の吸収を抑制したりしてコントロールする。

その上に、ビタミンの生合成も行なうものである。というわけでビタミン補給のカギをにぎっているのは腸内細菌なのだ。

ビタミンが過不足なく、しかもバランスよく摂れるかどうかは、腸内細菌のバランスいかんによるのである。

食品分析によってビタミンがたっぷりと含まれているとわかる食品をとっても、腸内細菌のバランスが崩れていればビタミン補給の効果は、ほとんどあらわれないことになる。

腸内細菌のバランスを崩す最大の条件は、肉、卵、牛乳などの動蛋食品および白砂糖の過食である。

だから、ビタミン含有量の多い食品を摂ることより先に、これら腸内細菌の生態を混乱させる食品を断つことが、ビタミン補給にとって重大な課題なのである。

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森下敬一 (もりした けいいち) 医学博士

お茶の水クリニック 院長 千島・森下学説『腸管造血』提唱者

東京医科大学卒業後、生理学教室に入り、血液生理学を専攻。千葉大学医学部より学位授与。

新しい血液性理学を土台にした自然医学を提唱し、国際的評価を得ている。

独自の浄血理論と、玄米菜食療法で、慢性病やガンなどに苦しむ数多くの人々を根治させた実績をもつ自然医学の第一人者。

著書に「血液をきれいにして病気を防ぐ、治す 50歳からの食養生 」「ガンは食事で治す」など約80冊がある。

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