歯科治療による弊害【後編】

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小澤博樹 連載コラム

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歯科治療による弊害【前編】

充填剤の問題だけではなく、歯科治療の有害性は他にもある。

口内ガルバニ電流の発生である。

(Luigi Galvani)一般に異なる種類の金属が接触する事でガルバニ電流が発生するが、口の中には唾液があるため電気の電導性が高まっているため一種類の金属が存在するだけでもガルバニ電流を発生させてしまう。

金属製の充填剤や歯冠から発生した電流は、電気抵抗の少ない脳(脳は歯の近くに位置する)に流れていく。

さらに金の歯冠がアマルガムのとなりにあると脳への電気的な影響は倍増される。また電流が発生するとアマルガムから水銀の放出も増し、人体への水銀被曝も増加する。

もともと脳は微弱な電流を発生させ人体を機能させている。

歯に装着された金属からガルバニ電流が発生すると、脳から発生している電流に影響を及ぼし、頭痛、不眠、倦怠感などの神経症状やアレルギー症状を来たす。

歯科治療を受けに受診すると一般的には、歯を中心にその周辺域のレントゲン撮影が行なわれるが、コラム「放射線治療は染色体を傷つけることにより細胞を癌化させる」でも述べたように、発癌性があるため、これらの検査を受けるべきではない。

現代医学や微生物学では齲歯の原因菌はストレプトコッカス・ミュータンスやストレプトコッカス・ソブリヌスだとされ、これらは虫歯菌と呼ばれている。

虫歯菌が産生する酵素(グルコシルトランスフェラーゼ)は、砂糖がブドウ糖と果糖に分解される時に発生するエネルギーを用いてブドウ糖から不溶性の多糖類グルカンを作る。

このグルカンが菌に付着してプラーク(歯垢)を形成する。

プラークの中では虫歯菌が分泌する酵素(デキストラナーゼ)がグルカンを分解して、それを餌に酸を作る。

この酸が歯のカルシウムを溶かし歯に穴をあける。これが虫歯である。虫歯菌と糖分とプラークが結びついてはじめて虫歯になる。

ストレプトコッカス・ミュータンスやストレプトコッカス・ソブリヌスが口腔内の悪玉菌なら、それとは反対の働きをするストレプトコッカス・ザンギスは善玉菌と言える。

ザンギス菌は酵素レクチンを産生し、そのレクチンは菌の表面についた唾液由来の糖タンパク質の糖鎖と結合し歯の表面に付着し生育する。

一方虫歯菌はレクチンと結合できる酵素を作り出すことはできない。

そのため歯の表面に唾液由来の糖タンパクがしっかりついているとそこに定着育成しにくくなる。

これによってザンギス菌のほうが虫歯菌より優性となり虫歯菌の感染を防ぐことができる。

歯磨き剤

しかし、界面活性剤を含む歯磨き剤では歯の表面の唾液由来の防御免疫物質を含む結合タンパク質をはぎとり、ペリクルという歯表面物質の性状を変化させ、虫歯菌と競合して歯表面を健康に保ってくれるザンギス菌(善玉菌)の生育を防害し、かえって虫歯になりやすくしてしまう。

従って、化学物質である界面活性剤やその他の化学添加物の入った歯磨き剤は使用すべきではない。

この構図は口腔内だけでなく人体各所どこでも同様である。

例えば腸内での善玉菌は乳酸菌やビフィズス菌など、悪玉菌はウェルシュ菌やアノイリナーゼ菌などである。

これら腸内細菌叢が安定し調和した状態にあれば、あるいは善玉菌が優勢であれば、腸内環境は正常に保たれ、病原微生物の人体への侵入を防ぎ、人体の免疫機能は高められ、健康な状態でいられる。

しかし、人間の食生活や生活習慣が乱れ、腸内細菌叢も乱れ発病したり体調不良を来たす。

ここに化学物質である抗生物質やその他化学薬品を人体に投与すれば、腸内細菌叢はさらに乱れ、人間の健康状態を回復させるのにさらに時間がかかる。

また、この腸内環境の悪化が続けば、人体は遂に発癌する。

口腔内にも約300種の微生物、主に口腔レンサ球菌と口腔ナイセリアなどが存在し、これらが安定し、調和し、善玉菌優勢の状態にあれば、口腔内環境は正常であり、免疫機能も保持されており、病原微生物の侵入を防いでくれる。虫歯にもならない。

しかし前述したごとく、人間の食生活や生活習慣が乱れ、また、界面活性剤や化学薬品、フッ素などを含む歯磨き剤で歯を磨いたり、化学薬品でうがいをしたりして、口腔内常在菌が不安定となり、不調和となれば免疫機能も低下し、口腔内に虫歯菌であるミュータンス菌やソブリヌス菌などの悪玉菌や病原微生物が侵入してくる。

その結果、齲歯や歯周病が発症するのである。

現代医学は、齲歯や歯周病あるいは病気の原因はバイ菌(ミュータンス菌、ソブリヌス菌など)にあると断定し、彼らを死滅させようとする。

そのためには殺菌剤や除菌剤、抗生物質を人間に投与する。フッ素やイソジン(ポビドンヨード)、リステリン、モンダミンなどだ。

これらの化学薬品を使用すれば一時的に病原菌は死滅するか抑制される。

敵を殲滅させる考え方が今も主流となっている。

これは、コラム「健康な腸内細菌をもっている人の腸の中では病原菌が増殖しない」でも紹介したが、19世紀の細菌学者ルイ・パスツールやロベルト・コッホらがでっちあげた妄想的仮説にすぎない。

しかし、また繰り返しになるがここで大きな問題が起こってくる。

殺菌剤や除菌剤、抗生物質などの化学薬品を人に投与すれば、ミュータンス菌やソブリヌス菌などの標的となる細菌ばかりではなく、口腔内に正常に生息し、口腔内環境を整え、人の健康維持に貢献していた口腔内常在菌をも死滅させてしまうことになる。

またこれらの投与によって同時に人の免疫機能を低下させ、口腔内環境は荒廃する。発癌したり、他の病気を発病させる可能性もでてくる。

ある期間この状態が続いた後、荒廃した口腔内に最初に再生してくるのは薬剤耐性をもった病原菌である。

化学薬品により口腔内環境が悪化すれば、病原菌の方が優勢となり、齲歯や歯周病はさらに進行し、この悪循環によって歯は抜け落ちていく。

このコラムでも、便宣上「病原菌」や「悪玉菌」、「バイ菌」、「敵」などという表現を用いたが、本来「病原菌」……などは存在しない。

人間がかつてに造り上げた妄想、幻想にしかすぎない。

本来、病原菌と呼ばれている微生物の役割は、人の口腔内環境を掃除、浄化するためにある。

ただその掃除の仕方が破壊的であるためにそう呼ばれている。

人が間違った食生活や生活習慣を改善すれば、彼ら病原菌の役割は終わり、口腔内や体内環境から自然に排出され、存在しなくなる。そして人は健康を取り戻す事ができる。

現代医学(歯科領域)では、虫歯菌が一旦感染するとこれを完全に除去することは不可能としているが、これは間違いである。食生活や生活習慣を正せば実現することである。

では、食生活を正すとはいかなることか。まずは、現代的な食生活、肉、魚、卵、牛乳、乳製品、砂糖、食品添加物を加えた食物の摂取をやめ、無農薬有機農法産の食材を使用した玄米菜食とすることである。

これらを実践すれば、病原菌や病原ウィルスと呼ばれる結核菌、ピロリ菌、インフルエンザウィルスなどをも排除する事が可能である。

玄米菜食についての詳細はまた別のコラムで述べる予定である。

次に生活習慣の改善とは、化学物質や有害な金属を生活の中に取り入れないことだ。例えば、シャンプー・リンス、洗剤、毛染め剤などの使用をやめることにある。

特に学童に対しさかんに行なわれているフッ素洗口、フッ素塗布などは決して受けるべきではない。

これらは虫歯予防の為にというふれこみで行なわれているが、決して虫歯予防にはつながらず、かえって歯をボロボロに破壊していく毒物である。

アルミニウムを製造する工程での副産物としてフッ化ナトリウムがでる。

これを処理し無毒化するには莫大な費用がかかる。そのためこれを再利用しようとして、まず殺鼠剤(ねこいらず)として使われ、さらにはフッ素洗口、フッ素塗布に使われるようになった。

フッ素は猛毒で人に対しても非常に危険なものだ。権力者や生産者側はこの猛毒であるフッ素を用い、利益を上げるためだけに、これを一般人や子供たちに使用している。

歯磨き剤や薬剤として。建前は虫歯予防と治療であるが、実際には一般国民の弱体化であろう。

かつてのナチスはフッ素を飲み水に添加して拘束中のユダヤ人にそれを飲ませていた。これもユダヤ人を弱体化し、大人しい奴隷と化すためであった。

フッ素添加された水を飲んだり歯のフッ素処置を受けると、自閉症や鬱病となり、骨硬化症、斑状歯、骨内腫、ダウン症、癌などの発生リスクは高まる。

ここまで述べてきたように、虫歯や歯周病になったら歯科医療機関を受診し治療を受ける事がいかに危険なことかお分かりいただけた思う。

結局、病気になってもこれを自分で治していかなければならないのである。

当院では、虫歯や歯周病に対しても玄米菜食を実践し、ドルツ(Doltz・ナショナル製)という口内洗浄器で口内の汚れを落とした後、「なすの黒焼」(オーサワジャパン製)という歯磨き粉または「赤穂の天塩」か「海の精」という天然塩で歯を磨くことを勧めている。

玄米菜食を実践した上でこれらのことを行なえば、虫歯予防も虫歯治療も自分で行なう事ができる。

【参考文献】

「本当に怖い歯の詰め物」  ハル・ハギンズ・著  田中信男・訳 ダイナミックセラーズ出版

「歯は命とつながる臓器」  村津和正・著 三五館

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小澤 博樹

1949年愛知県碧南市生まれ。1974年東邦大学医学部を卒業後、同付属病院にて消化器外科学、一般外科学を専攻。

1984年、碧南市にて小澤医院を開業し、「食養生」を基本とした代替医療を展開し、現在に至る。

現代医学そのものが金儲け主義であると批判。自らは最少の費用で最大の成果を提供しようと模索する。頑固と良心の共存した、清貧な医者である。

マクロビオテック(玄米菜食)による体質改善、免疫力・自然治癒力の向上を図り、病気を治療に導く有床診療所「小澤医院」のHPはこちら→小澤医院

主な著書に「治す医者か、ごまかす医者か―絶対あきらめない患者学」「医者ができること、してはいけないこと―食い改める最善医療」などがある。

知らないことは罪である。知ろうとしないことはさらに深い罪である。シェアして拡散しましょう!

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