体を洗わず湯船につかるだけ【タモリ式入浴法のすすめ】

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船瀬俊介連載コラム

私は、かれこれ10年以上、風呂に入って体を洗ったことがない。

こういうと周囲に「エッ~!?」と絶叫の渦が広がる。ついでに、私を取り巻く人の輪も、あとずさりする。もはや、その目は原始人かなにかを見る眼だ。

ついでに、私は付け加える。「頭を洗うのは年に4回くらいです」。もはや、彼らは目を見開いて絶句……。

私が体を洗わないのは、べつに主義主張があるから、というより面倒くさいからである。さらに、野生動物をみても、たまに水浴びする程度。

せっけんでゴシゴシ洗っているのを見たことはない。それでも野生動物たちは実に優美で、みごとに美しい。

だから、頭も洗わない。「いつ洗うんですか?」と聞かれて、「うんまあ、かゆくなったときかなぁ……」。

もはや、その目は、まるでホームレスを哀れむまなざし。

体や髪を洗わない有名人としては、作家の五木寛之氏がいる。彼に言わせれば「垢も身のうち」ということになる。

つまり、垢も体を守る必要があって皮ふに付いているのだから、むやみにゴシゴシ洗い落とすのは自然の摂理に反している、という説である。私もそう思う。

御年65、肌はツヤツヤ髪フサフサ

わたしの入浴法は、湯船につかり10分以上ゆったりとすごす。

体が十分に暖まったら、出て、タオルでからだを拭くだけ。これを、10年以上続けている。それでいて、体が臭うと言われたことはない。

もうすぐ、なんと61歳(連載当時)になるが、精神年齢10代、肉体年齢20代をキープしているので、まったく実感がわかない。

わたしはベジタリアン(菜食主義)なので体臭もしないようだ。頭も3ヵ月くらい、洗わなくてもフケは出ない(CMは皮脂が詰まり脱毛すると脅すがウソだ)。

友人たちと温泉にいくと、全員が洗い場でせっけんの泡まみれになって、ゴシゴシ洗いまくる。わたしは、それを湯船の中から微苦笑しながら見ている。

ごくろうさんなことだなぁ……。まさに習慣とは無意識の条件反射なのですね。

この横着な私の入浴法に力強い味方が現れた。

それが、わが郷土福岡が生み出した超越芸能人タモリさんである。

わたしは次の新聞記事でタモリさんも「体を洗わない主義」であることを知った。

「『タモリ式入浴法』せっけんで洗わず/湯船に10分以上」とある。まさに、わたしの入浴法と同じではないか。さらに見出しには「アトピーも改善?」とある。

「ネット上で『タモリ式入浴法』が話題になっている。タレントのタモリさんがテレビ番組で紹介した」とある。

そして「御年65歳ながら肌はツヤツヤで、髪の毛もカツラ疑惑があるほどのフサフサ。それをうらやんだ共演者が『何か秘密でも?』と聞いたところ、その答えが入浴法だった」

アトピー性皮膚炎の隠れた原因

タモリ式はいたって簡単。「湯船に10分以上つかる」「身体をせっけんやボディソープで洗わない」の二点だけ。

垢や体臭が気になるだろうが、タモさんは「お湯につかるだけで80%汚れは落ちる」と実に論理的。

ところが皮ふ科専門医が「まったく、そのとおり!」と「タモリ式入浴法」を絶賛しているのだ。

東京医科歯科大学名誉教授の藤田絋一郎氏は20年も実践しているという。それも医学的な理由がある。

「皮ふの表面には、10種類程度の常在菌がいて、酸性の膜をつくっている。いわば、それは皮ふを守るバリヤーなのだが、せっけんで洗うことで常在菌の9割が取れてしまう。

若い人でも、常在菌が元にもどるまでに、12時間かかる。ゴシゴシ洗うことは皮ふにとってはとても危険だ」と藤田教授は危険性まで警告する。

他の皮膚科医もタモリ式を絶賛。

「もともと、日本人はゴシゴシ体を洗う習慣はなかった。それが高度経済成長を経て過剰に洗うようになった。アトピー性皮ふ炎の患者数が急増した時期と一致する」。

これは聞き捨てにならない。つまりゴシゴシ派は洗剤メーカーCMに洗脳されているのだ。さらに大問題が花王ビオレなどの「浴用ソープ」。

これらは”ソープ“ をかたっているが正体は合成洗剤。刺激も毒性も強い。

「アトピー性皮ふ炎の患者に合成洗剤の使用をやめさせることで劇的に症状を改善させた実例もある」(愛知・いそベクリニック、渡辺義成院長。)

ちなみに、私は頭は年に4回せっけんで洗うだけ。合成シャンプーCMは皮脂が詰まり脱毛すると脅すが、ウソだ。整髪料は椿油のみ。歯磨もふだんは水とブラジだけ。

巧みなCMに洗脳されるよりもシンプルで自然なライフスタイルを楽しみましょう!

20011年5月 月刊社会民主 「船瀬俊介の躰にいいコラムVOL . 80」より転載

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船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家

著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。

『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。

独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。

船瀬俊介公式ホームページ= http://funase.net/

船瀬俊介公式facebook=  https://www.facebook.com/funaseshun

船瀬俊介が塾長をつとめる勉強会「船瀬塾」=  https://www.facebook.com/funase.juku

著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。

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