MSG(グルタミン酸ソーダ)とアスパルテームは、きわめて似た害作用を持つ 

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船瀬俊介連載コラム

アスパルテームの有害性(毒性)は、今も多々指摘されている。そのなかで「買ってはいけない」論争でも、とりあげられたのはフェニルケトン尿症患者への深刻な悪影響である。

83年8月27日、とつぜん厚生省から全国都道府県に一通の通達が出された。

「フェニルケトン尿症患児の保険指導上の留意点について」

内容は「人工甘味料アスパルテームが認可されたので、フェニルケトン尿症の子どもは、これを含有する食べもの、飲み物をとらないように」という注意の呼び掛けである。

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この病気の患者は先天的にフェニルアラニンという物質の分解酵素をもたない。

619万人に1人という割合で存在する。

うっかりフェニルアラニンを摂取すると、精神薄弱という悲惨な結末にいたる。

ところがアスパルテームはフェニルアラニンを含むため、知らずに食べると、脳を直撃され重大な後遺症に見舞われるのだ。

よって厚生省通達は、患者は

「①この人工甘味料を使用した食品の表示をよく読むこと。

②含有量が分からないばあいは『できるだけ摂取を避ける』」…と、注意を呼びかけたのである。

「アブナイものが入っているから食べるな」という。荒っぽい通達である。

食品衛生法第五条には「人の健康に悪影響を及ぼす恐れのあるものは、これを許可しない」と明記されている。

通達で「健康に悪影響を及ぽす恐れがある」と”注意“を喚起しているのだから、おそるべき自己矛盾。

つまり、アスパルテーム許可自体が、食品衛生法に違反した違法行為なのだ。

フェニルケトン尿症への影響は数千人ていどの患者にとどまらない。

日本人の約50人に1人は、本人も気付かないこの尿症の遺伝的保因者という。

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名大医学部の井上稔氏は「かれらは、やはりアスパルテーム摂取によって重大な脳への影響を受けかねない」と警鐘を鳴らす。

アスパルテーム毒性に対する沸騰する批判は、いまだ続いている。

現在、アメリカでは数百万人が常用。とくに妊娠中の女性への影響が懸念されている。

さらにオルニー博士は

「アスパルテームで甘味をつけた食物や飲料を、一部の加工食品や中華料理の味をよくするために使われる調味料グルタミン酸ソーダMSGを含む食べ物をいっしょに摂取すると脳障害を起こす可能性があり、とくに子どものばあい(リスクは)高くなる」と懸念している。(『コモンズ報告書』84/758

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アスパルテームででっちあげ

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アスパルテームをめぐるスキャンダルは、底無しである。それは、もはや”科学“というより”詐欺”と呼ぶべきものである。

たとえばグルタミン酸ソーダ(MSG:味の素)の”安全性“テストに絡む、驚愕スキャンダルが発覚した。

化学物質の安全性や有効性を実験で判定するばあい二重盲検法(ダブルブラインド・テスト)を行う。

つまり、比較対照する”偽薬“(プラシーボ)をつくり、対照(コントロール)郡に投与して実験群と比較。

その有意差を統計的に判定するのだ。

だから”偽薬“は、実験動物に対して、まったく無害でなければならない。

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ところが、アメリカで行われたMSG(味の素)の「安全性」テストで使用された”偽薬“に、なんとアスパルテームが密かに使用されていたのだ。

それは一通の内部告発の手紙で明らかになった。

発信人は、国際グルタミン酸技術委員会(IGTC)のアンドリュー・エバート委員長。手紙はFDA訴訟事件ファイルと実験生物学のための米国社会連盟(FASEB)ファイルから発見された。

宛名はFASEBの一研究者宛て。

発信日付は1991年3月22日「ーーサンプル(試料)は、偽薬とMSG試料の両方において、ショ糖を低カロリー甘味料であるアスパルテームに置き換えるために修正された。

この情報を知る私は、アスパルテームの実験に使用される偽薬の材料についても、疑問を持つのである。

MSG(味の素)とアスパルテームは、きわめて似かよった害作用を持つ。

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頭痛、吐き気、腹部のけいれん、疲労、不眠……… etc.

それは、まさに双子の兄弟のように似ている。比較対照のため、まったく無害でなければならない一方の”偽薬”に、これほど似たものを使えば、有意差など現れるはずもない。

白衣の詐欺師たちは、それが狙いだったのだ。

かくして「MSG(味の素)は、人体に安全…」という神話が捏造されたのである。

この科学における”重大犯罪”を告発する科学者A・サミュエルスらは

「何年ものあいだMSG代表者たちは、その安全性について世界に対して嘘をついてきた。

たんなる不正広告ではなく、科学的な詐欺行為としての嘘である。

彼等によって広められた情報は、アメリカ政府、WHO(世界保健機構)、EU(ヨーロッパ共同体)、米国医療協会

(…じっさい、これらは、ほんの一部)を、欺いてきた。彼等はFDAによって助けられ、教唆されてきたのである」

まさに、カネに良心を売り渡した科学者の堕落は、果てしない。

『買ってはいけない』に味の素社、さらに御用ライターたちは「米政府(FDA)、WHO(世界
保健機構)……などによってMSG(味の素)の安全性は証明されている」と抗議してきた。

その背景は、これほどまでにドロドロに腐り切っていたのである。

取材もせず、企業のデマ情報で、大衆を扇動する……御用ジャーナリストの恐ろしさもまた、あらためて感じる。

(*『安全食品連絡会』会長、山中純枝さんの膨大な資料提供に深く感謝を捧げる)

前回の記事はこちらから↓

アスパルテーム使用認可後、全米で消費者からの苦情が爆発的に急増

悪魔の甘味料アスパルテーム

月刊マクロビオティック 2000年5月号より


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船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家

著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。

『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。

独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。

著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。

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