哺乳ビンも要注意!お椀も、学校給食もご用心 

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船瀬俊介連載コラム

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ポリカーボネイト樹脂の哺乳ビンも要注意。

スペインの研究では、新品の哺乳ビンを蒸留水で満たし、130度で20~30分加熱して、分析した結果、8種類の哺乳ビンのうち7種類から、ビスフェノールAを検出している。

摂南大学(薬学部)の宮田秀明教授は「哺乳ビンは乳首部分がポリプロビレン製で、本体がガラス製が好ましい」という(『体内複合汚染』朝日ソノラマ)。

またお椀の類いも要注意。木製でも「エポキシ樹脂塗装」のものが多い。

これは熱い味噌汁などを注ぐと、ビスフェノールA入りの朝食になってしまう。

やはり高くても天然漆塗りのほうが安心だ。さらに比較的安全と思われていたペットボトル容器ですらなかにはポリカーボネイト樹脂で作られているものがある、という。

さらにベビーフードの加熱器などなど。

滅菌のための加熱で、恐ろしいビスフェノールAが溶出してくるのだから皮肉というほかない。

さらに子どもたちの学校給食にまでポリカーボネイト食器が広くつかわれている。

3万1235校のうち16.8%(94年、文部省調べ)。いったい政府は何を考えているのか…。

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ちなみに政府の規制は、ビスフェノールAは「材質に含まれる濃度で500ppm」「溶出した状態で2.5ppm 以下」となっている。

ppmは100万分の1。つまりppbの1000倍だ。ところが、じっさいは215ppbで乳ガン細胞に異常増殖を起こしているのだ(米タフツ大学)。

日本の基準値の1000分の1で、すでに異常は起こっている。つまり日本の基準は1000倍も甘くハナシにならない(『環境ホルモン汚染』中原英臣ほか著、参照)。

ビスフェノールAは体重の20億分の1あれば、ホルモンとしての効力が発揮されるのだ。

ところが厚生省(食品科学課)は「健康被害が発生するとは考えていない。環境ホルモンと健康被害の因果関係ははっきりしていない」という。

空恐ろしいというほかない。

ガラス、陶磁器など昔ながらの伝統的な容器なら安心

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さて、ここまで読んで絶望的な気分になってしまった人も多いのではないだろうか。

「缶詰も缶飲料もゼッタイだめなのォ…!」

救いがないわけではない。スティール缶でもエポキシ系コーティングをしていないものもある。

そんな缶詰、缶飲料なら、少なくともビスフェノールAの溶出はない。

ちなみにラップでレンジでチンなどは危険。

また、厚生省は弁当製造の作業で塩ビ製のゴム手袋使用を禁止した。フタル酸エステルなど有毒環境ホルモンが予想外に食品に移行していることが判明したからだ。

プラスチックは生理毒物とかんがえたほうがいい。

やはり、ガラス、陶磁器など昔ながらの伝統的な容器がいちばん安心なのだ。

月刊マクロビオティック 2000年10月号より

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船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家

著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。

『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。

独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。

著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。

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