健康、長命ライフに日々の緑荼愛飲は欠かせない。

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船瀬俊介連載コラム 

「番茶のがぶ飲み——」

これは、わたしの健康法の筆頭。無農薬の番茶を宅配便で取り寄せ、それをガブガブ……水がわりに飲む。

【前回の記事】

緑茶の苦味成分(カテキン)の驚異的薬効

緑茶には優れたガン予防効果がある【民間茶の王のスーパー効能】

緑茶の持つ、薬理作用は、カテキンだけではない。

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表Hは、緑茶に含まれる「有効成分」の一覧。主な「効能」を上から順番に追ってほしい。なんとも心強い薬効ではないか。

具体的な薬効成分をみてみよう

眠気を覚ましたり、精神機能や運動機能を高めるはたらきがある。また脳内の神経伝達物質に作用して記憶力や集中力を高める。

緑茶には、コーヒーの約二倍のカフェインが含まれている。だから、コーヒー同様「カフェインには神経興奮作用があるので、子どもに飲ませるな」という人もいる。

ところが、緑茶のカフェインは、大量に含まれるカテキンと緩やかに結合しており、その効き目は、コーヒーにくらべて、はるかに穏やかなのだ。

また心臓の冠状動脈などを拡張させるはたらきがあるので、心臓の弱い人、血圧の高い人でも安心してとることができる。

緑茶には、アスパラギン酸など20種類ものアミノ酸がふくまれる。それら半分を占め緑茶だけに特異的にふくまれるのがテアニン。

緑茶のまろやかな旨味成分でもある。脳に直接作用して神経の乱れをしずめ、心身の疲労をとりのぞき、リラックスさせる。

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またテアニンにはカフェインの興奮作用を調節する拮抗作用が証明されている。

ビタミンとは、体内でほとんど合成されず、代謝活動を活発にする有機化合物のこと。緑茶に多く含まれる四種類

①ビタミンC、②ビタミンE、③ビタミンB2、④Bーカロテン・・・は、すぐれた抗酸化作用も解明されている。

表Iは、緑茶カテキン類(EGCg……等)が、どの部位のガンを抑制するかを示したもの。

これは「お茶を飲むと、ほとんどあらゆるガンを抑制できる」ことを示している(『お茶はなぜ、体によいのか』黒田行昭・原征彦 共著 

世界の医学界が、緑茶に熱い視線を注いでいる。その卓抜した薬理的効能が、つぎつぎに解明されてきたからだ。

とりわけ、アメリカ医学界による緑茶研究は、近年急速にすすんでいる。なぜならアメリカはガン天国(地獄?)と皮肉りたくなるほど、ガン死亡率が世界最悪。

なにしろ大腸ガン、乳ガン、前立腺ガン……の死亡率が、世界の多くの国にくらべて5~30倍とケタ外れ。その発生原因は「食と発ガン」研究で究明されてきた。

その最大原因は「肉食」であった。

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さらに、動物性脂肪の大量摂取が世界最悪の発ガン帝国を生み出してきたのだ。

1990年、ガン予防に有効と見られる40種の植物性食品がピックアップされた。最先端の研究機関「デザイナーズ・フード・プロジェクト」が発足。

その研究対象に緑茶が含まれていた。

1998年6月、テキサス大学M.D・アンダーソン・ガンセンターで緑茶抽出物をガン患者に投与するという世界初の臨床実験がスタート。

同センターは、全米の優良ガン医療機関として最上位にランキングされている。その最高権威の緑茶研究ニュースは、インターネットで世界中を駆け巡った。

「日本人の喫煙率は高いのに、アメリカにくらべ発ガン率が低いのは、緑茶を飲んでいるから」。

これは。もうアメリカの学界では定説となっている。

お茶には、エイズ(HIV)ウィルス増殖を抑える作用も確認されている。

エイズウィルスは、遺伝子としてDNAのかわりにRNAを持つ。増殖するときにはRNAから遺伝情報を移し取る形でDNAがつくられる(逆転写反応)。

愛知がんセンターは、お茶のカテキン(ECg、EGCg)に、そのエイズウィルスの増殖を強く抑える作用があることを証明した(グラフJ)。

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当時、最もすぐれたエイズ治療薬といわれたAzT(アジドチミジン)の20~30倍の効能というからスゴイ。ガン患者だけでなく、エイズ患者も、番茶を飲ませるべきだ。

「少なくとも、お茶のカテキンが、エイズウィルスが増殖する初期段階を抑える効果がある……」(『お茶はなぜ体によいのか』前出)

「グリーンティはヘルシードリンク!」と海外で緑茶ブームが加熱するのも、とうぜんだろう。

海外への緑茶輸出量も急激に伸びている(グラフk)。さらに。意外なお茶の効用。

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なんと、お茶カテキンは、シックハウスまで防いでくれる。

新築ハウスに入って目がチカチカ……。その原因は、ホルムアルデヒドが最大犯人だ。これは発ガン性、神経毒性がある。

ガラスチューブにホルムアルデヒドとお茶カテキンを溶かして入れ、室温で一五分罹くと、緑茶抽出物は九七%以上、ホルムアルデヒドを吸着することが判明した。

シックハウス対策にお茶ガラを皿に乗せておく。暮らしの知恵のおすすめだ。それは、科学的にも、まさに根拠があったのだ。

健康、長命ライフに、日々の緑荼愛飲は、ぜったいに欠かせない。

月刊マクロビオティック 2003年9月号より

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船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家

著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。

『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。

独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。

著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。

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