カップめんは亡国食品【愚劣の極み五点の亡国理由】 

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船瀬俊介連載コラム

一本の電話から…ある若い夫婦の悲劇

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仕事場の電話が鳴った。

若い女性読者からの相談だった。二十六歳。東京から関西に一年半前に嫁いだという。

「なら、赤ちゃんも生まれたでしょう。可愛いでしょ?」

「イイエ、あの…」と電話日で口ごもる。「じつは男女のアノ…あれなんですが、結婚前に一度試したんですが、あまりよくなくって…、以来、これまで一回もしてないんです」これには一瞬絶句した。

「友達からは、七十代のカップルみたいだね、って言われてます」と寂しく笑う。

「ダンナさんは、何歳なの?」

「二十九です」

「なら若いじゃないの。それなら性欲精力あって当然でしょう」

「『ヤル気がしない』って、手も触れてこないんです…」

わたしはため息をついてしまった。このような若いカップルが増えていると、噂に聞いていたが、じっさい相談にのるはめになるとは思わなかった。

気になったので聞いてみる。「ご主人は、どんな食生活をしているの?」

「はい、朝、昼、晩、三食ともカップめんなんです。『俺からカップめんをとったら何も残らない』って」

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なるほど、それでわかった。

こんな貧しい食事を毎日つづけていたら、性欲どころか生きる気力すらわいてこないだろう。

「あなたは健康なんでしょう?」と女性に聞いてみる。

「あの…わたしも一年以上、生理がないんです」

暗澹として受話器を置いた。

まさに最悪のクズ食品(ジャンク・フーヅ)に心身ともに蝕まれたカップルの悲劇…。

愚劣の極み五点の亡国理由

わたしはカップめんを亡国食品と呼ぶ。

その理由は、五点ある。

①環境ホルモン溶出…熱湯を注ぐため各種環境ホルモンの溶出が確認されている。これらは、オスをメス化させる。

つまり常食する若者の精子を激減させ、生殖能力を破壊していく。少子化に拍車をかけ、日本民族は衰亡していく。

②残留農薬、添加物…麺の原料、輸入コムギには、防虫などのためポスト・ハーベスト(収穫後農薬)が残留している。

さらに、化学調味料(グルタミン酸ソーダ)をはじめ種々さまざまな食品添加物が乱用されている。

これらは発ガン性とともに神経毒性などが、指摘されているものも多い。

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③貧栄養の悲劇…カップめん自体も栄養バランスは極めて悪い。とくに、ビタミン、ミネラル、さらに微最栄養索の欠乏は絶望的である。

これに対して、塩分などの過剰摂取などは、味覚障害、精子減少、神経障害さらに腎臓疾患、高血圧など、いわゆる「生活習慣病」の大きなひきがねになる。

④日本の食文化破壊…カップめんは、日本人の健康を破壊するだけでなく、伝統的な食文化も破壊している。日本の陶磁器文化は世界最高峰を誇る。

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つまり、日本は世界に冠たる食の器の国なのである。

その美しい器に、盛り付けられる和食の伝統は、日本文化の精華といってよいだろう。それをカップめんは、根底から破壊し尽くした。

どこの家にも丼くらいはあるだろう。

丼や小鉢によそっていただいていた麺類を、家の中で、発泡スチロール容器で食っても、何の違和感も感じない…。

この狂った感性は恐ろしい。これぞ大量情報による大衆操作。CMフアッシズムの極致である。

⑤廃棄カップの山々…文化破壊だけではない。カップめんは日本の自然環境まで破壊、汚染している。

毎日一個カップめんを食うだけで、年間に三六五個もの膨大な発泡スチロール容器が捨てられる。

これら石油製品は製造過程でもエネルギーを浪費し、廃棄されても環境を汚染する。ゴミ処理にも多大なコストがかかる。

愛用の一個の陶磁器丼で麺をいただけば、一生、汚染物質は出さなくて、さらに美的文化的な生活が楽しめるのに・・・。

以上、大量CMに乗せられてカップめんを食うことが、いかに愚行であるか、おわかりいただけるはずだ。

月刊マクロビオティック 2000年9月号より

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船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家

著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。

『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。

独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。

著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。

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