甘いもの好きはボケ(痴呆)になりやすい 

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船瀬俊介連載コラム

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砂糖のとりすぎは老人ボケも引き起こす。

昔から甘いものを「よく食べていた」かどうかを調査すると、A ・ボケ老人群では83・7%に対して、B・非ボケ老人群では36・O%。

圧倒的に、ボケ老人は「甘党」なのだ。(浴風会病院篠原恒樹博士)

ボケ診断法で有名な長谷川和夫博士によれば「低血糖発作や低血糖症の持続は、ボケを招く」という。

スウェーデンのウメア大学痴呆研究グループ、ゲースター・ブヒト博士らの研究によれば「ボケ(痴呆症)と診断された839人の病院記録で、うち63人が糖尿病(高血糖)と診断されていた。

しかし、アルツハイマー型(原因不明)ボケの人には、糖尿病(高血糖)は一人もいなかった」という。

さらに「アルツハイマー」「健康人」など五つの群で比較すると「アルツハイマー」型ボケの人は、五群のなかで「もっとも血糖値が低かった」という。

つまり「低血糖はアルツハイマー型ボケを招く原因である可能性を示している」(大沢教授)のだ。

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先述の大沢教授は「砂糖の多いものをとりすぎることによって、低血糖症になり、脳が萎縮してしまうボケがあるのではないか」と推測している。

「ボケ老人に菓子を与えるのをやめたら、ボケの進行がとまった」という具体的症例もある。

うまく、かしこく砂糖文化を楽しむ

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ここまで読んで「甘党」のあなたは呆然としてしまった、かもしれない。

しかし、日本から「白砂糖を追放してしまえ!」というのも現実的ではあるまい。まず、家庭では、未精白の粗糖にきりかえよう。

天然のミネラル、ビタミン類を豊にふくみ、風味も奥深い。

いまは、スーパーなどでも「黒砂糖」「てんさい糖」などとして売られている。また、食文化とは多様性から成り立っている。

和菓子、ケーキ類の洗練された高度な文化も認め、評価すべきであろう。

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たとえば、和菓子にお茶はつきもの。

これは、お茶に含まれるビタミンCやカテキンなどの有効成分で、砂糖の欠点を補っているのだ。

さらに緑茶の虫歯予防効果は卓越している。茶道には、このような衛生思想もこめられているのだ。

では、どうしたらいいか? これら砂糖によって成り立つ食文化も「たまの楽しみ」とすることだ。

また、日本人は砂糖に煮豆を混ぜて「あんこ」や「羊羹」「汁粉」等を作ってきた。これは、砂糖に欠けたミネラル分、微量栄養を豆類で補う、という舌をまく配合の妙だ。

すなわち伝統の甘味文化には、それなりの工夫創意が凝らされている。

それにくらべてコーラや清涼飲料水、缶コーヒー…などは砂糖の害がダイレクトだ。

甘いものは控え目に。楽しむときは伝統食で…。それを暮らしの知恵としたい。

月刊マクロビオティック 2001年01月号より

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船瀬俊介 (ふなせ しゅんすけ)地球環境問題評論家

著作 『買ってはいけない!』シリーズ200万部ベストセラー 九州大学理学部を経て、早稲田大学社会学科を卒業後、日本消費者連盟に参加。

『消費者レポート』 などの編集等を担当する。また日米学生会議の日本代表として訪米、米消費者連盟(CU)と交流。

独立後は、医、食、住、環境、消費者問題を中心に執筆、講演活動を展開。

著書に「やってみました!1日1食」「抗がん剤で殺される」「三日食べなきゃ7割治る」「 ワクチンの罠」他、140冊以上。

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